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【札幌から電車で40分】小樽貴賓館(旧青山別邸)雪の中、贅を尽くした明治大正の豪邸へ!小樽駅からバスで20分

札幌から在来線で40分ほどの小樽。東京と横浜のような距離でしょうか。

小樽はかなり前に夏に来たこともありますが、2019年の1月末〜2月頭と、2月末に観光し、その厳しい冬を体感しました。

寒いけど、その雪景色が堪らない冬の小樽観光。

先日は

【札幌から気軽に40分】小樽は明治・大正のハイカラを凝縮した和洋折衷都市!駅周辺の観光まとめ!
札幌からJR函館本線(ローカル線)で40分で行ける小樽。札幌とは違うこじんまりとした街ながら、明治から大正に栄え、豪商によって作られた街並みや文化は「ハイカラ」そのもの!今回は駅から徒歩で行ける小樽運河、堺町本通りや金融資料館(日銀旧小樽支店)、三角市場をご紹介!

と小樽駅周辺の観光について書きましたが、今回は小樽駅からバスで行った貴賓館(旧青山別邸)についてレポートしたいと思います。

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小樽貴賓館:小樽駅前からバス「おたる水族館」行きで約20分。

小樽貴賓館、通称「ニシン御殿」とは?

小樽貴賓館とは、山形から北海道に身一つで出てきて最初は過酷な雇われ漁夫だった青山留吉氏がニシン漁で財を成し、大網元になった青山家が金に糸目をつけず建てた私邸で、現在は一般公開されているお屋敷です。

特に孫娘の3代目の政恵さんが集めた美術品などが素晴らしく、博物館とは違う、明治大正の地方の富豪の生活ぶりを体感することのできる場所です。

ロンドンでもウォレスコレクションという元貴族邸を訪れましたが、その小樽版という感じ。

小樽駅からバスで20分。冬は人の気配のない雪の中を歩いて5分ほど

バスの時刻表はこちら(北海道中央バス)

1時間に2〜3本みたいですね。私は午前中に堺町本通りを歩き回った後に、12時40分のバスに乗って向かいました。

祝津3丁目というところで下車したのですが、「祝津」がつくバス停がいくつかあるので、ちょっと迷います。祝津3丁目でおりましょう。下りた時、バス停が雪に埋もれて近づけない状態になってました。

バス停からは住宅街の中を入っていくような感じで、Google map の示すまま歩いて行ったのですが、途中で、「あれ?道がないよ」ってところがあったんですね。
それでたまたま雪かきをされてた方に聞いてみると、「あそこでしょ」と指差されたんですが、えっ、そこまでどうやって行くの…と思ってたら

まさかのところをのぼることになってました(汗)「え?!ここ?」って感じです。
雪で埋もれてわかりにくいですが、ここがちょっとした坂道になってるんですね。

これはそのちょっとした坂道を上った自分の足跡を振り返って撮ったもの。
撮りたくなるくらい、ズボッズボッと膝くらいまで埋まりながら上がってきました。
上がりながら「き、北の大地…」と1人で呟いてましたね…
住宅街だけど、さきほど雪かきされてた方以外に人の気配もなく、なんか心細くもなりました…

というか、既に午後でしたが、少なくともその日ここを通った人がいないってことだよな…と思い、小樽貴賓館、休館?!と一抹の不安が。

その坂道を上がると、こんな風にひらけていまして、ニシン御殿とも呼ばれる小樽貴賓館の外塀沿いに歩いて入り口を目指します。

そしてこちらがその門。なるほど元々個人の家だったと思うと「御殿」と言える門構えですね。

とりあえず開いてたので「ホッ」。従業員の方とか、多分反対側から車とかでいらっしゃってるんでしょうかね?

門のところには、レストランの案内もありました。後ほど書きますが、ここでお茶しましたが良かったです。レストランエリアは、入場料を払う前のところにあるので、レストランやお茶だけの目的で入ることもできます。

広い敷地と庭園

門を入った後、入り口まで、これが個人宅だったとは信じられないほどのお庭が続きます。

かなり雪に埋もれていますが、北の国のお屋敷の風情が感じられて良かったです。

外から見る廊下部分。後にこの廊下部分からこちら側の庭を眺めることになります。

この階段を上がったところが入り口になっています。

圧巻の天井画。ニシン御殿のロビー

入り口を入って、まず圧倒されるのがこの天井。

これは素晴らしいです。

北海道ゆかりの日本画家による花の絵が天井にずらりと。

しつこいようですが、これ、個人宅でしたからね。

また、金屏風やお琴なども飾られていて、この段階から、この青山家の財力の凄まじさを窺い知ることができます。

ちなみにここは入場料払う前の場所なので、時間ない方は近くに寄ったら、庭園とここを見るだけでも来る価値はあると思います。

屋敷内の見学をした後、またこのロビーに戻ってお手洗いに行ったのですが、そこで昔懐かしい電話やメンコなども展示されてあって、面白かったですよ。

屋敷内を見学:調度品や有田焼の便器が見もの

ロビーから屋敷内を見学するには、入場券を券売機で購入し、入ることとなります。

入場料は1,000円+消費税、でした。

この階段を降りて、左の扉を入って廊下伝いに各部屋を見学する形なのですが、残念ながらこの先は撮影禁止となっていました。

どんなものが展示されているかは、公式サイトでご確認いただくとして、

渡り廊下や階段の佇まいが今はなかなかない日本のお屋敷という感じで、しんしんと雪も降り出した様子を眺めながら各お部屋の調度品を眺めたり、屏風や掛け軸もすばらしく、しみじみと当時の様子を感じることができました。

私が訪れた2月頭は、ちょうどスタッフの人たちがお雛様をかざりつけているところで、クラシックな雰囲気のあるお雛様の段がいくつも並べられていて、それらを眺めるのも楽しかったです。

あと有田焼のおトイレは必見ですね(笑)

ただ…

私は厚手のタイツを履いてたのですが、外では雪道用のブーツを履いてたので感じなかったものの、ここでは足先が冷えて冷えて寒かった!!!

雪の時期に行かれる方は、厚手のソックスを履かれることをオススメします。

レストランでいただくお抹茶セット

この日は朝にガッツリホテルの朝食をとっていて、 またこの後に三角市場で海鮮丼を食べる予定があったので、ここでは食事ではなく軽くお茶していくことにしました。

ロビーの横にあるレストラン。
この時は館内の客は私1人だけだったと思います…
席から、こんな感じで庭が見える。

雪の中を歩いてきて、また屋敷内の見学でも少し寒く感じていたので、この時出していただいたお茶の温かさにホッとしているところ。

こちらがメニューでしたが、何だか色々美味しそう!ただ、このニシン御膳やほたて弁当は「開館30周年記念」とあるので(2019年2月当時)、今あるのかどうかちょっとわかりません。


ニシンそばが定番みたいですね。

こちらがお抹茶セット。


和菓子、見た目からの期待を裏切らない、しっとりした食感の美味しさで抹茶と非常に合いました!

帰りは、バス逃したら次まで長い上に、段々吹雪いてきた中、周囲で待つところもないので余裕をもって10分前に到着したのですが、とにかく非常にしばれた…

バス停のところから見える海の様子。ホワイトアウトっていうのかな、目の前も段々白くなって寒いところに、近所の人が通りがかって、「寒くないかい?!」って声かけてくれました。

いや、寒かった…

この後、三角市場でANA特製丼を食べた後、天狗山に行って更にしばれたんですけどね…

ホテルはオーセントホテル小樽がオススメです。

北海道
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マダムSFC改め、水野珠子と名乗ります。本名じゃなくてペンネームです(みずたまと略したい)。
イングランドとパリに住んだことあるアラフォー。まだパリにいた2017年に一時帰国を3回とそれに合わせて石垣2回行ってANAプラチナ到達、そしてSFCゲット。
ステータスのために飛行機に乗る「修行」はしない主義。必要な分だけ乗ります。
40代として辛くない程度にバジェット旅が多いです。
ヨーロッパだけでなく、最近は東南アジアを中期滞在していくノマド経験も共有していきます!
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