フランス 北西部といえば、モン・サン=ミシェルがあまりにも有名ですが、そのモン・サン=ミシェルから車で1時間ほどのところに、サン=マロという港町があります。
城壁から眺める海の様子が最高に気持ちよかった思い出。
サン=マロの旧市街を歩く
まずは城壁に囲まれた旧市街の散歩です。
聖堂や門など、12世紀からの歴史を誇る建造物に囲まれた空間を歩いていると、まるで時空を超えたような気持ち。
ここに限らないのですが、フランスが素敵だなと思うのは、花が美しく街に添えられていること。
古い街並みに花の鉢植えが映えるんですよね。
この街はそば粉のクレープ(ガレット。日本でも結構浸透してきてますかね?)でも有名なのでクレープリーがそこかしこに。
ここに限らず、もう一つフランスの街並みに対して感心するのは、現代の普通のお店が古い建物の1階に組み込まれて、違和感ない景観に仕上げていること。
こういうところのセンスというか技術はさすがだなあと思います。
あの門を抜けて城壁の方へ。
城壁から眺める海と小さな島の光景が素敵すぎる
城壁から眺める港町。ここは大航海時代から18世紀にかけては、フランス最大の港町だったそうです。
たくさんの船が浮かんでいる様子は絵画的な風景でもありますね。
モン・サン=ミシェルが有名な割に、このサン=マロは日本人にはあまり知られてないですが、フランス人には人気の観光地で、かつイギリス人観光客も多く、人口の4倍もの観光客が訪れるそうですよ。
オランドの砦から眺める海!
このあたりはBastion de la Hollandeと呼ばれていて、日本語の呼称があるのかよくわからないので、オランドの砦と適当に訳してしまいましたが、もっと適切な訳があったら教えてください(汗)
ここは17世紀後半に建てられたそうで、呼称の由来はオランダとの戦争に備えて建てられたからだそうです。(とすると日本語としてはオランダの砦、にした方がいいのかもですが、オランド元大統領と同じスペルなのでオランドにしときました。)
この光景は素晴らしい。南仏とはまた違う、大西洋の方のフランスの海の顔もまた味わいがあります。
そして海の色がエメラルドグリーン!あちらに、プティ・べ島とグラン・べ島が見えます。
北西部なので、夏の短い間だけですが、このビーチも賑わっていて、私はまだ超海好きになる前だったんですが、自分も入りたくてウズウズしてました。
ここから攻撃を仕掛けてたのでしょうね。
カモメといい感じに撮れました。
ケベック館
この銅像の人、ジャック・カルティエは北米探検家で、ケベックを発見しました。
彼はこのサン=マロに住み、航海もこの地から行ったということで、ケベックとフランスの友好の地として選ばれたそうです。
この中世風の家は「ケベック館」と呼ばれ、フランスとケベックの歴史などの資料館になってます。
このあたりから見えるプティ・べ島。
本当にこの大海原を見渡していて、ジャック・カルティエの探検願望も生まれたのかなあという気がします。
海に降りてみる
このあたりで、階段を降りて海に直接入れるところがありました。
たまらず足だけ海に入れてます。水着持ってきて入りたかった!とか結構文句言ってました。来るまで、北側の海って入れる気がしなかったんですよね。この時は夏だけど寒そうで。でも来てみたら、ビーチにいる人が羨ましくて羨ましくて…
これが市役所ですって。
海沿いの遊歩道もとても気持ちがいい。
港にある大航海時代を思わせる帆船。
サン=マロに来たら、ガレットとシードルは必須!
この街ではガレットと並んでシードルも有名。
シードルは、cider、英語読みならサイダーですね。
りんごの発泡酒のことなんですが、口当たりもよく、同行者も普段お酒は全然飲まないですが、何かに付き合ってお酒を飲まなきゃいけない雰囲気、となると常にシードル選んでます。
というようなジュースのような味なんですが、もちろんお酒なので、アルコールに弱い方は口当たりの良さにうっかり飲みすぎないように気をつけてくださいね!
そして、ガレットです。サレ(塩の意味ですが、要するに食事の意味)とスクレ(砂糖の意味。つまりデザートとして)と頼みます。
サレは定番のハムと卵で、スクレもチョコレートとシンプルに頼みましたが、
これが今この写真を見ながら思い返してもよだれが出そうになるくらい美味しかった!
オススメホテル:ibis Styles Saint-Malo Centre Historique
ここではibisに泊まりました。
ibisといっても、ibis Stylesって、インテリアがオシャレで可愛いし、普通のibisより部屋も少しランクも上な気がします。ノボテルとそんなに変わらないというか。
あと、朝食でオレンジをその場で絞って飲めるサーバーがついてるのが嬉しかった。
城壁に面したホテルです。ちなみにここから翌朝モン・サン=ミシェルに行きました。
結構海から離れた街中にも普通にいるカモメさん。
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