これは私への牽制でもあります(笑)
そう、SFCを持っていてもダイヤモンド会員への憧れは拭い去ることはできない…
JALのステータスも欲しくなってきた…
もう2019年の修行をされている方々は今更なので読まないでください(汗)
最近、沸騰ワード10でのステータス修行企画(風間俊介さんから高橋茂雄さん、福地桃子さんのコンビへ交代)の影響もあって、航空会社のステータスというものが認知されてきてるのかなと思います。
そして修行してまでもステータスが欲しい、2020年の修行をお考えのあなたに、ちょっと冷静になって欲しい記事です。
航空会社のステータスとは何か。(あまりご存知ない方へ)
これは今更な話なので、一体ステータスとは何なのか、そこからよくご存知ない方はこちらをお読みください。

要するに航空会社の常連度を示すものです。ANAで言うなら、超上得意がダイヤモンド、上得意がプラチナ、そこそこ乗ってる人がブロンズ…と言う感じです。
混同されてる人が多いのですが、マイルは飛行機に乗らなくても貯める方法は色々ありますが、ステータス獲得のためのポイントは搭乗しないともらえません。
なので全てのダイヤモンド会員は前年にめちゃくちゃ乗ってる人たちということになります。
ただ、ANAもJALも、二番目のステータスに到達すると、特別なクレジットカードを申請できるようになります。
これがANAでいうならSFC、JALならJGCと言いますが、そのクレジットカードを持っている限り、プレミアムメンバーとしてのステータスは維持され、特典を受け続けることができます。つまり、一旦ANAのプラチナに到達し、SFCカードを手にすれば、そのカードの年会費を払って維持していれば全く乗らない年があってもSFCメンバーの地位は保てるのです。
ただし、プラチナとの差別化はもちろんあります。私は昨年、そこまで乗っていないので、今はこの界隈でいう「平SFC」という立場にあり、やはり昨年度のプラチナの時より立場は下かなと感じます(笑)
ただ、ブロンズ会員よりは圧倒的に優遇されます。ブロンズ会員の方が昨年私よりもっと乗ってるのにもかかわらずです。
そういうわけで、SFC、JGC修行をするというのは、そういう永久的な資格を欲しがって1年だけ無理して乗りまくる、ということになります。
これが高じると、一番上のステータス、ダイヤモンド会員になりたくなるわけですが、これは毎年それだけ乗らないと維持できないものなので、もう桁違いの話になります。
どういう人が欲しがるのか
沸騰ワードで、まだ風間俊介氏が修行してた時言ってました。「ステータスを持つのは王族と同じ」だと(笑)

私もそうですが、つまり一言でいうと「常連扱いされたい人」が欲しがるものと思われます。
え、「違う!よく飛行機に乗るから、行列をスキップしたり、優先搭乗で手荷物の場所確保したり、到着したらすぐ荷物受け取りたいんだってば。それだけだってば。」と皆さん、仰りたい。
ほんとですかーあ?
それだけのために、「不必要な旅行を組む」というのは、行列に並ばなくて済んだり、荷物を待ったりする時間よりもはるかに時間もコストもかかってると、私は思うんですけども。
もちろん、「出張で毎週のように乗ってるから、あとちょっとで届くんだ。だから足りない分だけ修行するんだ」って方は、理に適ってると思うんですけど、半分以上が「ステータス狙い」となる場合は…
本当に、その価値ありますか?
ちなみに私は、どうなんだろうと思っています。私の動機は「プレミアムエコノミーへの無償アップグレード」だったのですけど、その特典の廃止が決まり、今年の9月末日をもってなくなります。思えば1回しかその恩恵に預かってないかも…orz
いらないと思う理由:修行にかかるお金も時間も勿体ない
もうこれに尽きると私は思う。
この界隈では、「ポイントサイトで稼いだポイントをマイルに換え、それをスカイコインにして有償チケットを買えば無料だ」という考えがまかり通っています。
でも…それ、本当に無料と言えますか?
確かに年会費無料のクレジットカードの発行案件などでポイントを稼ぎ、マイルに換えて、それをスカイコインというANA日本サイトだけで通じる通過に換えていけば、「元手ゼロで有償航空券が買えた」と言えるのかもしれません。
でも、ポイントサイトのポイントはマイル以外にも換えられます。もちろん現金にもできる。
でも、マイルにするのです。スカイコインという超限定的な通貨にするために。
それは無料なのですか?

例えば何十万円かののお金を使って得ることの可能な、旅行を飛行機含めて全般今より快適にするツールは、ステイタスよりも英語だと思います。
もちろん、それだけでペラペラにはなりませんが、旅行で必要なレベルなら本気で数ヶ月コミットすれば考えられないくらい海外での自由度や選択肢は広まると思います。
そして、時間がもったいないのは言うまでもないかと…
いらないと思う理由:ラウンジに縛られるのは勿体無い
ラウンジって、ステータスの特典の中でも、かなり魅力的なものなんだろう、とは思うんです。
でも…
沸騰ワードの修行旅で、風間氏も高橋さん、福地さんも空港グルメを随分楽しんでますよね…
一旦ステータス取って、ラウンジアクセス権ができると、ラウンジに入り浸りになって空港グルメから離れますよ。
いや、多分出張などで「自然にステータス取れちゃった」会員の皆さんはそうでもないと思うんです。出川哲朗氏もANAのダイヤだけど、スタッフなどと皆んなで一緒にレストランに行く方がいいから、せっかくのスイートラウンジ使わない、って言ってました。(ラウンジは同行者一人までOKです。二人目以降はマイルなど使わなきゃいけないので嫌ですよね、笑)
ちなみに私はこの間、新千歳空港で立ち食い寿司を食べました。

かなり時間あったのと(稚内からの乗り継ぎで、新千歳→羽田の安い時間帯を買ったので)、国内線ラウンジは食事がないからなんですが、国際線の時はラウンジで食事、となるので、前はよく行ってた羽田のつるとんたんも行かないし、シャルル・ド・ゴールのラデュレとかも行かなくなりましたね。
いらないと思う理由:LCCに乗りたくなくなる
LCCって時々、めちゃくちゃ安い。
この前も成田から宮古島、17円とかいうセールをジェットスターがやってたそうです。
私、これだけシュノーケリングにハマってるんですから、そういう情報とか張り切ってチェックしていて然るべき。
でも、友人に言われるまで知らないですし、聞いても「そっか…」って感じになるんです。
なぜなら、
- いくら既にSFCでも、せめて来年度ブロンズくらいにはなっていたい、と思ってANAに乗りたくなる
- せっかく手に入れたステイタスの特典を受けるためにはANAかスターアライアンスに乗るしかない
- プレミアムメンバー扱いに慣れてしまい、なんか不便そうなLCCが嫌などと身の程知らずになる
からです!!!
→とりあえず航空券の価格、比較してみてはどうでしょう?
いらないと思う理由:何かに追われるような旅人になってしまう
これは修行中はもちろんのこと、晴れて望みのステイタスを得てからもそうなってしまうのです!
既に上でも書きましたが、
せっかく手に入れたステイタスの特典を受けるためにはANAかスターアライアンスに乗るしかない
そう、乗るっきゃないんです!プレミアムカウンターも、保安検査も、ラウンジも、優先搭乗も、前方席の指定も、預け荷物へのプライオリティタグも、全て乗ってこそ。
一応半永久資格のSFC、やJGCで目標完結、となってるなら「今年はまあいいかな」となると思いますが、ダイヤ修行されてダイヤになった方は大変です。
だってダイヤになるために壮絶なスケジュールを組んでダイヤになったのに、その資格は翌年度末で終わってしまう。
修行までしてダイヤになったんだから、その特典を楽しみたいわけですよね。
となると、そのためには乗りまくるしかないじゃないですか!結果それがまた翌年度のダイヤモンドへ…のループ?!
ちなみに私は、まだそこまでの心境にはなってませんが、やっぱり何か乗らないといけない、妙な焦りを感じています(笑)
確かに、追われるように旅をした結果、石垣や八重山にすごく詳しくなってきてるし、これは人生にプラスだったという気もしますが…
本当に、旅が目的で、心からそこに行きたいと思って年に厳選して行くのと、なんか数こなしてる感があるのと、どっちが良いのか…
とりあえず、やたらに旅に出る生活になると生活が不規則になってきて、なんだか太ります。今、久々に1ヶ月以上飛行機に乗らず落ち着いてますが、順調にダイエットできてます…でもすぐにリバウンドする気がする…
結論:そこまでのもんじゃない
大体ですね、SFCやJGCで叶うことは、ビジネスクラスに乗れば手に入ります。
唯一、なぜか羽田空港の国際線の優先保安検査場はビジネスクラスでも通れない。
それだけですよ。一般検査場のレーンも大して並んでないですって。
私の元パートナーは、昔、異常に長距離線での出張が多く、しかもビジネスクラスを手配されていたので、自然にフライングブルーのプラチナ(最上級)でした。
が、彼はお酒を飲まないので、ラウンジには全く執着がなかったようです。あれば利用するかな、程度であり、時には新聞だけ貰って、すぐ搭乗時間、みたいな感じだったそうです。
そしてその後、飛行機出張のない部署へ異動になった後も、ステイタスにはなんの未練もなかったらしく、私のSFC獲得のために一時帰国を増やしたりしたことに「は?」と理解不能という顔をしていました。
そんなの、本当に利用したいときにビジネス買えば良いじゃないか?
と至極まっとうなことを言われたもんです…
ステイタスって、そういう人たちのためのもんであって、無理して取るもんじゃないって気がします…
日系2社で修行するよりも、いっそデルタのアメゴールド持った方が良いかもしれませんよ
日系でステイタスを得るには、とにかく1年間で規定の分、乗りまくらなきゃなりません。
でも、 デルタアメックスを持つと、初年度はもれなくゴールドメダリオンという、ANAのSFCやJALのJGCにも相当するようなステイタスを持ててしまいます。
次年度もクレジットカードの全体の決済が150万円以上なら維持できてしまうという、「全然飛行機に乗らなくても上級会員」というすごすぎる制度です。
しかもこの特典は日本発行の デルタアメックスのみ。アメリカ人がびっくりするような大特典です。

そしてデルタは毎年、自社とは関係ない日本国内線、ANAでもJALでもLCCでも、搭乗券などと一緒に申請すれば一区間500マイルくれるという、どれだけ日本のマーケットに仕掛けてるのよ?っていうことやってます。
デルタじゃなくてもスカイチームの航空会社に乗る時にゴールドメダリオンの会員資格で特典得られるので、これはもう日系を捨てて、単にこのカードを持つだけで良い、と私は思ってしまいます。
それでも修行したい!というあなたへ
もちろん、そりゃあ止めはしません(笑)私だってもちろんSFCは重宝してます、なんだかんだ言って。
人の価値観はそれぞれなので、あなたにとって価値があるならやるべきです。
お金が有り余ってるわけではない、出張で乗る機会が多いわけでもない、という方は、こちらのカテゴリにマイルのため方をまとめてますので参考になさってください。

もしくはこちらの本なども
ANAのSFCを目指すなら、後々 SFCに審査なしで切り替え可能なカードを作っておきましょう。上のソラチカカードにSFCはありません。
少し年会費が高いけど、カード決済額が多い方にオススメなのはこの2枚。

止めは、しません…私もまあ、SFCの特典は楽しんでおります…
コメント
はじめまして
記事の趣旨には賛同です(笑)
ただ上級会員資格を持ってない身からすると、一度は正規に味わいたいと考えるものではないでしょうか。
わたしも過去に修行して青赤=紫ですが、中長距離はビジネスクラスより上のクラスに搭乗するので、上級会員資格はなくてもいいと考えるようになりました。
ただアメリカ大陸や欧州内での移動でエコノミー使う際の上級会員資格は重宝しますね
無駄に飛行機乗る行為は、やっぱり恥ずかしい…
通りすがりさん、ありがとうございます!
そうなんですよね〜、私も持ってない頃は憧れてたので、わかるんですけどね!
中長距離ビジネス以上ですか、素晴らしいですね。確かにエコの際にも優先タグついたりカウンター抜かしできるのはありがたいことなんですけどね。
最近、JALいいな〜とか、ダイヤいいな〜と思ったりする自分に「やめとけやめとけ」と自戒の記事でもあります(笑)
初めまして。
このブログから石垣の素晴らしさなどにひかれて、初めて石垣を訪れました。
一人旅でしたが、居酒屋もこちらのレポを参考に十分堪能しました。
ANAのプレミアムクラスで往復しましたので、ラウンジも機内サービスも経験できてそれは楽しい思い出になりました。
その時はSFCの手始めにという思いもあったんですが、JGCも含めていまはまあいいかと思い始めてます。
でもこのブログは楽しみにしていますので、今後ともよろしくお願いします。
四国人さん、とても嬉しいコメント、ありがとうございます!私の石垣記事をご覧になって石垣旅行を楽しまれたとは!
なんともブロガー冥利に尽きるコメントで、本当に嬉しいです!!!
今年もまだ西表島のイダの浜で止まってますが、まだまだ記事をアップしていきますので、ぜひご覧になってください!
次は西表の仲間川のクルーズについて、その次は波照間について書くつもりです!
このブログ的に矛盾するようなことではありますが、SFCを持ってることで、逆に変な縛りが自分の中にできてきて、それでこういう記事を書いてみました。
もちろんいいこともあるんですけどね…
旅ログ系の記事の方が多くなってますので、どうぞこれからも遊びに来てください!