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テザリングのため、フランスのプリペイドSIMを調べてたら自分の情弱ぶりに大ショック!20€で100GB分、そして日本にも電話かけ放題?!

これは2018年7月、南仏、カンヌ(正確にはカンヌから少し行ったところにいます)で1ヶ月ほど過ごした時の話です。こうした事情は毎年変わるので、あくまで2018年の事情としてどうぞ。

 

今、私はAirbnbで探した部屋に滞在してまして、殆どの点においてとても満足してるのですが、Wi-Fiが用意されてませんでした。

【ピンチ】南仏の滞在先にWi-Fiがない?!Wi-Fi Fonを試したけど結局テザリングに!
一定以上のレベルのホテルならWi-Fiありますが、今回Airbnbで1ヶ月弱アパルトマンを借りたらWi-Fi付いてませんでした。到着してmacのWi-Fi接続の候補にWi-Fi Fonが出てたので、30日分を契約してみたら…スマホやiPhoneに現地のSIMを入れたらテザリングもできる?

これはなかなか困りました。何しろこのブログもそうですし、かなりネットに依存した生活してるものですから。

今回は結局テザリングで乗り切ることにした経緯と、そのためにデータを増やすために新しくSIMをゲットすべく、Antibes(アンティーブ)という街まで行ってSFRとOrangeの店に行ってOrangeのholiday SIMの購入に至った経緯、そして

実はとんでもない激安の「プリペイドSIM」があって自分の情弱ぶりに涙している

お話です。

 

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Wifi Fonはやっぱり繋がらなさすぎてストレス!キャンセルしたい旨をメールしたら受け入れられた

こちらで書いたように、Wi-Fi fonの30日分のアクセス権を買ってみたところ、

部屋のごくごく一部でしか繋がらず、最初は繋がりやすいと思われたテラスも急に繋がらなくなる、とか、ちょっと放置してると接続が切断され、いちいちIDとパスワードを入れなくてはならないとか、あまりにもストレス過ぎて、

これはテザリングで行こう(iPhoneの回線をPCなどに流用すること)

と決断しました。

そしてWifi Fonのカスタマーセンターにメールしたら(英語)、受け付けされ、返金も15日ほどかかるがされるとのこと。→これは結局元からクレジットカードに請求されなかった。

 

フランスではSFRという大手通信業者のサービスになっているのですが、このクレーム自体はFon(多国籍企業になってますね)の方で処理されたみたいですね。

フランスに住んでいた経験から、フランスのサービス事業者へのクレームとか返金処理は一筋縄ではいかないと思っていたので、ホッとしました。

実はその後もちょくちょく繋いでみたところ、使えたのですが、数日後にIDとパスを入れると「購入する」の方に案内されるようになりました。

まあ、相当イライラさせられたけれど、ある程度使ったのにフルで返金されるようなので良かったです。

 

在住時から長期契約で使っている安いSIMだけれど、急なデータ増量のオプションがなかった!

そっちの記事で書きましたが、フランスに在住している人向けのSIMは基本的に各社激しく競合してるので、安いオプションが沢山あります。

私が使っているAuchan telecomというスーパーマーケット会社系のものは、1ヶ月7.98€(千円少々ですね)で、データ量3GB, SMSし放題フランス国内電話(携帯固定問わず)2時間付いてます。(2018年当時)

というのも、パリでは普通に家にWi-Fiがあったわけで、外でそんなに使う用事もなく、大体月に1GB使わないくらいだったので。

で、これがデータ量10GBにするなら3€高いプランで、11€なんですよね。

でも、これが月極めで、月途中でプラン変えられないし、増量のオプションがなかったんです。変えてみたら、今月の27日から10GBになるという表示になりました。

で、そうこうしてテザリングしてたら、あっという間に残りが1GB切ったので、ヤバイと思い、旅行者用のプリペイドSIM(使い切り)を高いけど買ってしのごうと決めました。

 

というわけで、選択肢はSFRかOrange。最初はSFRにする気満々だったのに…

滞在していたのはカンヌの隣にあるゴルフ・ジュアンという場所でした。

カンヌに行くか、アンティーブに行くか、共に電車で5〜7分ほどなんですが、より街並みが面白いアンティーブに来たわけです。この街は過去に何度か訪れたことがありますが、より南仏というか半ばイタリア?!な雰囲気もあり、とても素敵な街です。

それは置いといて、大手のSFRとOrange、目と鼻の先にあります。それで私はSFRに行ったんですね、最初に。

というのもこちらに書いたように、
SFRは7日間で10GB, フランスだけじゃなくEU諸国およびフランス領内への通話とSMSし放題で20€(今のレートで2600円弱)、
Orangeは14日間で10GB, 2時間の通話、1000通のSMSができて39.9€ (今のレートで5200円弱)

2021年追記:ヨーロッパゾーンで20GBに増量されてました!

期間は短くなるけれども、やっぱり前に「10GBで一月ギリギリ足りる」って書いたのは普通の旅行者の話で、こうしてブログに動画とか上げてたりするとありえなくて、1週間でも使っちゃいそうだなーと思ったんですね。実にそれは当たってたんですけど。
どっちも使い切ったらリチャージできるんですが、とにかく同じ10GBを得るのにSFRは半分の値段ですよね。

なので、まずSFRに行きました。

店舗というか人によるかもしれませんが、何だそれは、S●R(今更伏せ字)よ

私は、フランスにこの前まで住んでました。住む前からも今みたいにちょくちょく中期滞在をしていて、フランスのサービスってものをわかってるつもりでした。

でも、

やっぱりありえんわ!S●R!! 

というかそもそもWifi Fonもフランスではここが管理していてあんな感じなわけですが。

まず入って、下手すぎるフランス語で「ここでWi-Fiがないので使いたくて」と切り出すと、向こうが下手な英語に切り替えてくれたんですが、断定的に、ポケットWi-Fi的なルーターとのセットを2週間100€以上で売りつけられそうになったので、慌てて、「いや、SIMを使ってテザリングしたいの。1週間で10GBのプリペイドSIMあるよね?」と聞いたら、

「いえ、8GBがMAXです」と言い切られる。

は?じゃ、このページは何!と、「え?でも私、見たんだけど…」と持ってたiPhoneで速攻検索して彼女に見せてみると

それはここでは売ってないんです」と堂々と言い切ってくる店員。

…は?「じゃあどうやって手に入れるんですか?」

「オンラインで。ここでは売ってないの」

「…オンラインで注文して、どれくらいで届くんですか?」

I don’t know. Sorry!

出たー!!フランス式「私の管轄じゃないことなんて知らないけど何か?」サービス文化!!!

この国は、一部のエリートだけが働きまくって、多くの人は自分の給料以上のことは決してしない、そんな労働者万歳な国なんです。もう半ば社会主義。だからバカンスも長々と取れるし、しっかりプライベートな時間がある、素敵な国なんですけどね…客としては辛いことも多い国です。でもフランス人は自分の労働者としての権利の方を守りたいから、客としては心が広いんですよね。だからそんな状態がはびこっています。

しかしさ、店頭で売ってないってどういうことなのよ?オンラインで注文して受け取りしかないって、そんなの私はここのメールボックス開けられないし(オーナーを呼びつけなきゃいけない)、旅行者には不都合すぎる!

しかもこのSIMは挿してから、ダイヤルしてアクティベートするみたいなんだけど、どうせそれもフランス語が流れてくるんだろうから、旅行者の大半には難しすぎるでしょ!

っていうか、多分、店頭に置いてないなんてないと思う。彼女が知らなかっただけなんじゃないの?ありうる。あまりにもありうる。

すみません、愚痴言って。というか普通にそういうのがある国なんです。

 

もう私は完全にOrangeオススメします。電話も2時間しか付いてないけど、日本にもかけられるんですよ

というわけで、完全にS●Rに絶望した私は、他の店舗に行ってみるなんて気力は全然なく(というか、さっさと済ませてピカソ美術館に行きたかったので)、目と鼻の先にあるOrangeに入店しました。

すると、ガラ空きだったS●Rの店内と異なり、お客さんが何人か椅子に座って待ってる様子。

そしたらタブレットを手に店内をウロウロしてるスタッフがいたので目を合わせて挨拶すると、「ボンジュール、マダム。ご用件は?」と聞いてくれます。

そこで用件を伝えると、名前を聞かれ、彼がタブレットに登録します。

用件を伝えた時に、パスポートは持ってるかと聞かれました。フランスでは身分証の携帯が義務なので、持ってました。

で、空いた椅子に座ること10分以上。まあ、こんなもんです。

しばらくすると、マダム ***と呼ばれました。

で、向こうは私を外国人と見て、さっきのS●Rの女とはまるっきり違う、超流暢な英語で最初から対応してくれます。(誤解が多いですが、フランス人全体の英語レベルは日本人が思うほど高くないです)

「今Wi-Fiが無い状況でテザリング目的でプリペイドSIMを買いに来た。10GBのありますよね」というと、Exactly!といって、これですね、と対応してくれました。

ここで英語があまり得意じゃない方は、このページを見せるなどして、片言でも全然大丈夫だと思いますよ!

そして「設定してもらえますか?」と聞けば、「もちろん!」とやってくれます。

あーー、Orange、フランスの会社とは思えないくらいまともな接客だし普通にプロの仕事。

 

というわけで、Orange holidayにしましたが、通話は日本にもできます

データ残量などはどうやって確認したらいいのか聞いたら、#123#とダイヤルすればいいと言われたので、フランス語で聴き取らなきゃならんか…とドキドキしながらダイヤルしたら(フランス語の数字の聞き取り苦手なんです)、普通に画面表示されました

で、よくよく読んだら世界中にかけられると書いてあったので日本の実家にかけてみたら普通にかけられました。まあ、それだけでも20€高くても良かった、と思うことにします。

それから、もう1週間で10GB使い切ってしまいそうになり(初日につい動画を色々見てしまったのと、LINE通話で話してしまったのと、この前のW杯優勝時のレポで動画をアップしたのがたたりました…)リチャージしたのですが、20€で10GB、通話は1時間、SMS500通分追加されました。リチャージする前は5GBかと思ったのですが、実際行ってみると秋ぐらいまで10GBと案内にありました。

 

でも!よくよく調べると、使い切りのプリペイドでも、超激安のがあった!自分の情弱に呆れます!

ここで、Wi-Fiの候補に上がってくるFree-Wifiを、「Wifi Fonと同じようなサービス(アクセス権を買って使う)」と書いてしまいましたが、間違いでした。

これは、Freeという新興の通信キャリアのユーザーが、使えるWi-Fiサービスでした!

このFree Wifiを調べることによって、フランスに住んでたにもかかわらず、これを知らなかった自分の情弱ぶりに頭を抱えています。

なんと、FreeのSIMなんて、合計19.99€で100GB/月、使えちゃうんですよーーーーー!!!

しかも固定電話なら日本にもかけ放題だった!!!!(こちらのページ

まさか?!と思いましたが、事実。なぜこれを私が知らなかったかというと、そんなにSIMでデータが必要なかったので、Auchan telecomで8€のプランで事足りすぎていたから調べる必要性に駆られていませんでした…

でも、一つ落とし穴が…Freeのショップ、ここから一番近くてニースにしかなかった!(電車で50分くらいですが)

パリならいっぱいあります。これを知ったのは、アンティーブでOrangeのSIMを買っちゃった後。くっ、悔し〜ニースにはそもそも行こうと思ってたし…orz

と、いいますか、パリにいる時にちゃんと調べて、買っとけば良かった。店内には自販機があり、待たなくてもすぐ買えてしまうとの事。

そういうわけで、フランスでWi-Fiがなかったことから、プリペイドSIMについて色々勉強できました。

結論として、今後、ヨーロッパ旅行される方、フランスからスタートされるならFreeのSIMがオススメですよ、という記事でした。(大都市にしかないようなので、ないところに来てしまったらOrangeがオススメです)

次はニースで絶対freeで調達するぞと決意。(↓この記事を書いてしばらくしてから訪れたニース)

ニースの海は紺碧というより目の覚めるようなスカイブルー!コート・ダジュール最大の街を散歩
シャガール美術館を出た後の街歩きのことを中心に。フランスといえばパリに偏ってイメージされがちですが、パリにはない魅力がいっぱいの南フランス、中でも綺麗な海と瀟洒な街並みのコントラストがなんともポッシュなニース。 ブラピとアンジェリーナ・ジョリーが別荘持ってたり、世界中からお金持ちが集まる都市。その魅力に迫ってみました。
南仏ニースのシャガール美術館ー20世紀の宗教画を創り上げた独自の聖書観、ここに集結。
コートダジュール最大の街、ニースには20世紀の巨匠、シャガールの国立美術館があります。存命中に建てられたこの美術館、シャガール自らデザインしたそうで、中に入ると旧約聖書の各場面を描いたシャガール作品が延々と続きます。ステンドグラスやタペストリー、壁画などの作品も。アンティーブのピカソ美術館に続き、南仏で見逃せない美術館のレポートです!

 

私、このようなKindle本を出しました!

Amazon.co.jp: フランス人の面の皮は分厚い: 日本人が学びたい「個人主義」という自由な生き様 電子書籍: 水野珠子, 水野珠子: Kindleストア
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