もう4ヶ月も前のことですが、北海道の最北端の都市、稚内まで飛び、2泊3日の旅程の中で利尻島にも日帰りで行きました。
その目的はと言いますと、ウニ丼!!
利尻昆布を食べて育つというウニ丼を思う存分食べたい、という思いで行ってきたのですが、結論から言いますと、ウニ丼目的という意味ではこの旅はやや失敗でした。
旅全体としてはとても良かったですけど…来年リベンジしたい!という思いでいっぱいです!
なぜ4月下旬に稚内へ?
北海道までウニを食べに行くとしたら、それはもちろんその地産のウニを、獲れたての状態で食べたい、ミョウバン漬けになっていないウニを食べたい…
そんな思いなわけです。
北海道は広い。年中どこかはウニの旬だけれども…
ウニには大きく分けてバフンウニとムラサキウニとありますね。さらにエゾバフンウニ(超貴重っぽい)とキタムラサキウニというのもありますが…
そんな中、こちらのページによりますと、北海道は年中どこかがウニの旬ということになるようです。
- 知床・羅臼 1〜6月
- 襟裳方面 3〜5月
- 利尻・礼文 4〜6月
- 天売・焼尻・積丹 6〜8月
- 函館周辺 6〜8月と11月〜2月
ということのようですね。函館のみ2回旬がある。
そんな中、稚内というのは上でいくと利尻・礼文に近く、そして稚内の有名食堂のツイートで4月から漁が解禁で、そこの食堂も4月下旬からオープン、というのが目にとまったのです。
GW前と入ってからでは航空券の値段が段違い
これ、今メールを探すと、行きは羽田ー稚内で直行にし、帰りは新千歳(札幌)を経由して帰っていて、3レグの合計金額33,020円しか出てこないのですが、ともかくもGWが高いのは当然だとして、GW明けても片道で1万円は高い!
そういうわけで、4月下旬のGW前は最北端地域のウニが食べられて、安い、超お得期間じゃない!?と勢い込んで買ったわけなのです!
そういうわけで、ワクワクしながら向かった稚内。羽田から2時間弱の旅。
着いたら、すぐにバスでノシャップ岬へ
この時はまだ車を運転する自信はなかったので、バスを駆使するしかなかった。
この3週間後の石垣・八重山旅行ではレンタカー使える程度にどうにかしましたが…!

で、ANAの羽田から直行で行く便で着いた空港から稚内の駅前ターミナルまで乗り、駅近くのドーミーイン稚内(Hotels.com/Agoda/じゃらん)でチェックインを済ませると、荷物だけ預かってもらって急いでターミナルに戻ることによって、ノシャップ岬に行くバスがすぐ来ます。
→宗谷バス空港連絡バス時刻表 →宗谷バス時刻表 平日 土日祝
大体15分でノシャップ岬に到着。
目当ての樺太食堂へ
とりあえず樺太食堂にやってきました。この時期の稚内行きを決めたのも、とりあえず例年4月20日ごろ以降に開店するから、ということでした。バス停から徒歩5分ほどです。
店内に入ると、びっしりとお客さんの感想が。
高いけれども…稚内まで来たんですから、ここはやっぱり「うにだけうに丼」を。しかしその名前とは裏腹に、少しだけうにに加えてトッピングできるんです。いくら、カニ、ホタテから。迷いましたがいくらで。
この感想は、テーブルまで「良かったら」と紙を持ってこられるので、かなり多数の人が書くのだと思われます。私も書きました。SFCマダムの名で書いてます。貼られてるかわかりませんが、もし行かれた方は探してみて、もし見つけたら教えてください(笑)
やってきました、「うにだけうに丼」
これだけのうにを食べることってほぼないわけです。なので一応満足しました。
ただね…私がこれまで食べた感動のうに丼は、昔、佐賀の呼子の漁村で食べたうに丼。これは15年は前ではないかと思う。それから積丹で食べたウニ丼。これは8年ほど前かな。そして金沢のお寿司屋で食べたウニいくら丼のウニにも感激したのは4年前。これら、年数経ってても今でもどんな味だったか覚えてるくらい感動が大きいんです。
期待が大きすぎたのか?それらの感動には及ばなかったのはなぜであろう。
で、関ジャニが私が座ってる席に座ったということを自慢してくれた(関ジャニというグループ名は知ってるけど個人名は一人も知らない程度に無関心な私なのですが)ご主人に聞いてみると、
バフンウニは5月中旬以降じゃないと出回らないということでした。
いえ、キタムラサキウニでも私、すごく好きなはずなんだけどな〜。どうもクリーミーさが今ひとつだった気が。ごめんなさい。でも何度も書きますがこれだけのウニを食べたので満足はしましたよ。
他のお店もちらほらあるけど…
この「みなとや」さんは営業中ののぼりが立ってるので、おそらくやってたんだと思いますが…
他の食堂はやってるのかやってないのかよくわからないかも、しれない。
あと、この近辺には「漁師の店」というお店もあり、そちらも評価高いです。
うに丼というものは、同じ地域ならば同じ漁場で獲れてるので質は変わらない、って話もあるので、こっちも試してみたかったのですけどね。こちらの方がお安いという話なので。樺太食堂の方で小さいサイズにして2つ試しても良かったかもしれない。
ノシャップ寒流水族館 4月1日〜28日は整備休館だった!
ガク。この期間に行ってもやってません。
ノシャップ岬も人がいなくて、黄昏るには良いかもしれませんが…
利尻島のGW前はオフシーズンだった!
2日目は早起きして利尻島行きの船に乗りました。稚内から1時間40分となかなかの旅です。
着いたらウニ丼食べよう!と思って朝ごはん抜きで行きました。
すると…
まさかの閉店状態!
フェリーターミナルの前の様子。
あ、あれ?と思って、中に入って案内所の方に聞いてみると「? お店は…11時半にならないと開かない」というようなことを言われたのですが、それはターミナルのお店のことらしくて、ターミナル駅前などのお店はGWにならないとそもそも開店しないことが判明!
マジか…ここまで来たのに…
定期観光バスももちろんやってなく、路線バスも2時間以上待たないといけないので歩いて往復10kmの旅に…
利尻島を巡るなら定期観光バスが便利そうですが…
今年だと、5/1~6と5/20~9/30にしかやってないみたい。→宗谷観光バス案内
で、路線バスも私はフェリーで9時10分に着いたのですが、次のバスが11時台だった!
マジか…
でも2時間以上もバスターミナルでウロウロするのもなんだし、姫沼というところまで午前中に行ってみたいし…
というわけで徒歩を敢行!ちなみにレンタカーもこの時期やってないみたいです!
Google mapを見ながらの旅ですが、道は簡単だけど遠い…
いや、光景は素晴らしかったし、人を全然見なくて、異空間にいるみたいだったし、これはこれで良かったです(後日改めてレポします)
でも、この2日後に東京の自宅で筋肉痛がきて(40過ぎると筋肉痛も時間差)動けなくなりましたが…

そして戻ってフェリーターミナルの食堂で食事。
ええ、ウニ丼はありません…
ラーメンいただきました
そしてウニ2食目とは…
利尻から稚内のフェリーの中、私はとことん疲労を感じていました。
前夜はホテルを出て外食しましたが、その晩はドーミーイン稚内自慢の温泉に入ったら、そのまま部屋から出ずに過ごしたいと思いました。
そういうわけで、
スーパーへ!
あったあった。
お店の人に、使い切りのお醤油もらえるか聞いたら、もらえました。
買ったのはこんな感じ…
で、ドーミーイン稚内には部屋の中にはないですが、廊下を出て自販機がある部屋に電子レンジあったので、サトウのご飯の上にウニを乗せて無理やりうに丼というかウニご飯に…
これはこれで贅沢な感じもしますし、しかしうに丼頼むよりは安い。でもミョウバンは使われてる。
でもミョウバン使われてると言っても東京で食べるウニより美味しい気がしたのですけどね。

3日目(最終日)の宗谷岬
行きは羽田ー稚内の直行に乗った私でしたが、帰りは少し時間を取るために札幌経由にし、そのため宗谷岬までバスで出かけることができました。
宗谷岬自体はそれなりに観光客も見ましたし、いつか行きたいと思ってたので満足です。しかし
有名店は軒並みやってない。
こちらもやってなかった。
唯一やっていた間宮堂
でもウニ丼提供してる様子は見えません。
ほたてラーメンは美味しかったです。
というわけで結論
ウニ丼目当てなら5月に入ってからじゃないとお話になりませんでした…
北海道で旬のウニ丼を獲れた血で食べようと思うなら、それなりの出費(航空券、宿など)を覚悟しないとならないようです。特にエゾバフンウニはもう庶民には難しい。
ムラサキウニならば函館なら比較的安く函館で採れた旬のウニを食べられるかもしれない…
美味しいウニ丼をコスパ良く追求するなら北海道じゃないかもしれない、とも思ってる今日この頃です。
このウニ丼への欲求は晴らせませんでしたが、帰り、新千歳空港で

こちらのお寿司屋さんに寄ったことで満足できました。
結果オーライ。
Kindle本出してます!
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