今回は2015年の夏、南仏のカンヌから船に乗って行くサント=マルグリット島の様子をお伝えしたいと思います。
ここにはサント=マルグリット砦があるのですが
ニースやカンヌに行かれる方は多いと思いますが、なかなかレラン諸島(レランス諸島)に行かれる方も少ないと思います。
でも、カンヌからお手軽に船で行けてしまうし、17世紀そのままの砦という文化的な魅力と、島の美しい自然がサイコー。
海水浴としてもいいと思うので参考にされてください!
ちなみに私は2018年はカンヌ近郊で1ヶ月ほど一人で過ごしてます。
カンヌから15分クルーズして行く離島!
サント=マルグリット島はカンヌ沖合にあるレラン諸島(Îles de Lérins)の中で一番大きな島で、カンヌから約一マイルほど沖のところにあります。
カンヌからは往復で€15.5(大人、2021年)で行けて、本数も行きは7時台から16時台まで17本、帰りも7時台から17時まで10本あります。
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私の感覚では(石垣から竹富港に行く感じだな…)と今調べてて思いました…
カンヌから船を待っている時。
で、出港するのですが、このヨットハーバーが向こうに見える感じと、船のデザインが何とも南仏って感じでオシャレなんですよね〜
船とか灯台とかのデザインや色彩感がオシャレ。実はカンヌに来たのは2015年が初めてだったので、このオシャレさに感激してたの覚えてます。
そして見えるカンヌの街。これがオシャレなんですわ。
そうこうして15分で到着。
船着場もこんな感じで、結構簡易な感じですよね。
行き交う船やクルーザーは多いけれど。
一気に素朴な離島感が味わえる風景
カンヌといえば、まあカンヌ映画祭でタキシードやドレスアップした方達のレッドカーペット、という感じで、実際カンヌの街はちょっとポッシュな雰囲気です。
でも!そんなカンヌから15分に船に乗るだけで、こんなに素朴な離島感があるんだな〜という感じです。
南仏と沖縄地方でよく見るブーゲンビリア。
正体未だ不明の「鉄仮面の男」で有名な要塞へ
そして20くらいの家からなる小さな村に入っていくのですが、そこから要塞の方へと続いています。
これ…多分井戸の遺跡だと思うんですけど、調べても出てこない…オオオ。わかったら修正します。
さて、この要塞はスペイン人によって1635年(30年戦争の最中)に建てられました。
17世紀当時のままの建物です。日本だと徳川家光の時代。
ところどころ生活感が?と思ったのですが、ここはホステルみたいになってるみたいです。多分島の宿泊施設はここのみでしょう。そしてホテル予約サイトとかから予約できる感じでもないので、フランス語は必須と思われます。
こんな歳になると、もうヨーロッパでホステル泊まるのは難しいけど、この雰囲気はいいなあ〜
ルイ14世の双子の兄弟?異父兄?異母兄?謎めいた囚人の独房
そして私の写真はいきなり室内になっていた…
ここが鉄仮面の男が収容されていた部屋だとか。
鉄仮面の男が何者だったのかというのは今日に至るまで確実にはなっておらず、諸説あります。
わかっているのは、ルイ14世直々の命令により、本人が人前でマスクを取ろうとしたり何かを話そうとしたら即座に殺すようにとされていたこと。
しかし扱いは丁寧にするようにということで特別扱いされていた囚人でもありました。
ちなみに普段は鉄仮面ではなく布のマスクをかぶっていたそうなのです。
独房だったので、一人の時はマスクをしてないこともあったでしょう。マスクを外して寛いで、うっかり看守に顔を見せてしまったらどうなるのか…そういうことありそうじゃないですか?
20年以上前、ディカプリオがその囚人を演じた「仮面の男」という映画は、アレクサンドル・デュマのダルタニャン物語(第一部の三銃士が有名なあれ)の第三部に出てくる鉄仮面の男をベースにしています。
ルイ14世の双子の兄弟説ですね。
他にもルイ14世の係累という説が色々あります。異母兄とか異父兄とかね。
いずれにせよ、あまりにも謎めいた囚人がここに収監されていたというのは、この歴史的な建物の雰囲気と相まって、この島の大きな魅力となっていますね。
ローマ時代の交易船から発見された美術品なども飾られた博物館スペース
17世紀に建てられたこの要塞そのものが島の売りになっていますが、ここはローマ時代に交易の中継点ともなっていたそうです。
それで、こちらは沈んだ交易船とともに海に沈んでいたとされる美術品ですね。3〜4世紀ごろということです。
要塞の建物を出たところにある入り口の広場ですが、大砲が背後にあるのおわかりでしょうか?
島の東西に1機ずつ置かれていますが、ナポレオンの命令によって設置されたそうです。
透明度の高い海が綺麗!ここまで来たら泳ぎたかった
ここからのカンヌを望む眺めも素敵ですが
この1枚がお気に入り!海の透明度の高さがわかりますよね!
あ、みなさん裸ではないですよ。でも昨今の日本人(洋服っぽい水着ですよね!)には裸みたいなものなので星つけております…羨ましそうに場違いな服着て石のビーチを歩く私。
私は綺麗な海で泳ぐの大好きなんですが、同行者がそうじゃなかった…(仏人のくせに)。なのでこの時、全然泳がせてくれなくて、不満が募っていました…
帰りの船の中で。写真の打刻を見ると、この島には朝の10時過ぎから13時ごろまでいたみたいです。
やはり南仏のバランス(フランスのモダンなシャレオツ感+海などの自然+ちょっと歴史感もあり+少し行くといい感じの田舎っぽさあり)いいよな〜と久々に南仏記事書いてて思いました。
お金に余裕ができたらまた1ヶ月くらい過ごしたいな〜。
ちなみに、この時過ごしたホテルは
ここは2017年にも利用していて、ビーチから遠いのですが、シャトルは出してくれます。コスパは結構いいと思う。私、結構ノボテル好きなんです。
ちなみに私、このようなKindle本を出しています。
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