何やら、このブログの主旨をも揺るがす記事タイトルですが…
本気でそう思います。
私は2017年離脱組ですので、もちろん今後もSFC(スーパーフライヤーズ)を活用していきたいと思っていますが、今から目指すメリットはあまり感じられない、というのが本音です。
というのも最近、ANAに度重なる変更があり、上級会員のメリットはあるのかな?そしてステータス修行を回避しようとしているのかな?という動きが見えます。
私は一応、デルタのスカイマイルもアカウントは持ってるのですが、以前こちらで書いたように

デルタアメックスを持つだけで、ANAにおけるSFCに近いステータスを得られてしまう(*初年度のみ、2年目以降は前年150万円以上の決済実績で維持)ので、私だったら、もうこっちにしてしまうと思う次第。
上級会員特典の「無償プレエコアップグレード」の廃止
こちらに、プラチナの特典をまとめましたが

SFCの特典はプラチナと完全に同じとまではいかないものの、ほぼ同じです。
若干、事前座席指定できる範囲が狭かったり、平のSFCよりプラチナの方がアップグレードなどの優先順位が少し高い、という程度なようです。
そのまとめでも書きましたが、数ある優遇の中でも個人的に一番大きいのは
たとえエコノミーの最安運賃種別でチケットを買っていても、
出発24時間前からプレミアムエコノミーの空席が開放され、早い者勝ちで無料でアップグレードできてしまう
というのが最大の魅力でありました。
ところが!!!!
先月19日、「【お知らせ】ANA国際線「プレミアムエコ
2019年9月30日をもって、この魅力的なサービスが終了。具体的な変更点は?
メールの中を見ると、以下のように案内されていました。
◆ANA国際線「プレミアムエコノミーへのご変更」サービス終了
——————————
2019年9月30日(月)ご搭乗分(日本時間)
——————————
来るべきものが来たな…という感じです。
◆プレミアムエコノミーへの無料アップグレード予約キャンペーン
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<対象搭乗期間>
2019年10月1日(火)~ 2020年3月31日(火)
——————————

これは、むしろボーナス期間。
これまでは24時間前からしか変更できなかったのに、もっと前からアップグレードできるみたい。まだ詳細が発表されていませんが、来年9月下旬から予約可能とのこと。おそらく突然の廃止では横暴すぎるので、半年間の懐柔期間を設けた、というところでしょう。
【 NEW 】ANA国際線アップグレード特典のご案内
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新たなサービスとして、2020年4月1日(水)ご搭乗分より<
対象のエコノミークラスからプレミアムエコノミークラスへのアッ

これは普通に、今までエコノミー→プレエコへのマイルやアップグレードポイントを使ってのUGがなかったのが、新たにシステムとして導入されるということですね。
必要マイルは、日欧間だとエコノミー&プレエコ→ビジネスで28,000マイルですが、エコノミー→プレエコで20,000マイルだそう…ってビミョー!アップグレードポイントは半分なので、こっちの方がリーズナブルですね。
というわけで、まあそもそも私もSFC目指す前から「しかし、こうも修行してる人が多くてSFCメンバーも増える一方なのに、無理があるサービスだよね」と思っていたところなので、全く驚きはないのですが、いよいよ来たか、という感じですね…
正直言って、これは特典のメインと言えると思うので、これがなくなることがわかってる今、SFCの価値は半減するよね、と思ってしまいます。
プレエコの最安運賃の積算率が100%→70%へ!しかもアップグレード対象外!
こっ、これは…!
当ブログの肝であった「海外発のプレエコは安いので、プレエコ積算率100%を利用して、お得にプレミアムポイントを得よう!」というストラテジーを一気に叩き潰してくれる変更であります…
“Nクラス”なるものが登場!もう海外発プレエコでPP単価を低くする方法が通用しない!
これまで、プレエコの最安のクラスはY、B、やEってことが多く、それらは100%でしたが、最近ANAでプレエコの値段をチェックしていると最安のチケットはNという予約クラスになっており、積算率が70%になっているのではありませんか!
これはついでに搭乗ポイントもつかなくなるので、獲得プレミアムポイントが70%よりも下回ることを意味します。
マジか…
私は2017年、完全にこのプレエコ利用でうまく大量プレミアムポイントを儲けてプラチナになったと言えるので、この状況ならば確実にやってません。
私のように欧州発のプレエコキャンペーンじゃなくても、クアラルンプール発券のプレエコなどで稼いでいらっしゃった方も多いと思います。
ANAの方で、こうしたステータス狙いのプレエコ買いをブロックしてきてるのかな?!と思えてしまいます。
さらに、その”N”クラスとやらは、アップグレード対象外!!
な、なに〜!という感じです。
ご存知のようにマイルやアップグレードポイントを使ってアップグレードするには、エコノミークラスでも料金の高い「アップグレード対象」の予約クラスで買わなくてはなりません。
Basic plus以上じゃないとダメで、valueチケットではダメなんですよね。
これが、時々エコノミーのアップグレード対象運賃よりも、プレエコの最安運賃の方が安い、ということが結構あったので、私もビジネスクラスへのアップグレードをするのにプレエコの最安運賃は使えるな、と計画していたところでした。
そう、これまでは最安であってもプレエコは全て「アップグレード対象」だったからです。
これさえも潰された!
正直言って、ANAへのロイヤルティ、ダダ下がりです。
一方、飛行機に乗りまくることなく、上級会員になれてしまうデルタの裏技が存在する
裏技、というか何というかですが…
ANAのSFC並みの待遇が、デルタならクレジットカードを持つだけで叶う
ANAにしろ、JALにしろ、優遇を受ける上級会員になるには飛行機に乗りまくってポイントを稼がねばなりませんよね。このポイントはマイルではないので、飛行機に乗る以外に稼ぐことはできません。
ANAの場合、3番目のステイタスのブロンズではあまり目立った優遇がないので、2番目のプラチナ以上を目指して修行と称して飛行機に乗りまくる計画を皆さん立てますよね。プラチナになれば、一生SFC会員としてプラチナに準じる優遇を受けられる、SFCクレジットカードを申請することができますし。
だけど、デルタならば、 デルタアメックスを持つだけで初年度はゴールドメダリオン というANAで言うならプラチナ/SFCに近い特典を受けられるステータスを手に入れることができるのです。
詳しくは

で書きましたが、ANAで廃止が決まっているプレエコへの無料アップグレードも、デルタのゴールドメダリオン ならばエコノミーからコンフォートクラスに72時間前から無料でアップグレードすることができます。
デルタのコンフォートクラスは日系のプレエコほどの快適さはなさそうですが、それでもエコノミーよりはいいわけで、それが72時間前から押さえられるとなれば、再来年以降はこっちの方がいいかもしれません。
確認ですが、これ、 デルタアメックス持つだけで、そのステータス貰えちゃうんです。
しかもこれって日本発行だけの特典。海外の人も「何で日本在住者だけ、そんなどエラい特典がついてるんだ?」とザワザワするくらいです。
2年目以降も、前年に150万円以上の決済をしているならゴールドメダリオン を維持できる
以前は、その制約がなく デルタアメックスを持っている限りゴールドメダリオン だったようなのですが、最近2年目以降のステータス維持に、前年に150万円以上の決済をしていること、という条件ができたようで、これ「大改悪!」と界隈ではざわついてたようなんですが、私はそうかな?と考えます。

でも書きましたが、見方によっては「改善」かもしれないです。
アメリカ以外でも、フランスなどへの渡航が多ければかなり使える。
デルタアメックスの凄さはわかったけど、そんなにアメリカばかり行くわけじゃないから、デルタのステータスも宝の持ち腐れになる…とお考えの方も、ゴールドメダリオン を持っていればスカイチーム航空会社の搭乗時に、ANAのSFCメンバーがスターアライアンスに乗る時と同じくらいの特典を受けることができます。
具体的にはラウンジ、手荷物へ優先タグがつく、などですね。私は今後もフランスへの渡航がそれなりにありそうですが、エールフランスを使うにも、かなりこのステイタスは効きそうなので、無理して修行せずとも、こちらの方が良かったかも、と思ってしまいました。
とりあえずニッポン500マイルキャンペーンも継続中
日本在住の私たちにとって、微妙なのは、何と言ってもANAもJALもスカイチームではないので国内線の利用には向かないアライアンスだな、ということ、なのですが…
実はANAだろうとJALだろうと、LCCだろうと、デルタにも後から申請すればデルタのアカウントにも1区間500マイルつきます。このキャンペーンは今のところ、2019年3月末までですが、結構ずっと延長しているようです。
私も9月末に沖縄に行った分、往復1,000マイルつきました。もちろんANAに貯めつつなので二度美味しいってやつなのですが、このキャンペーン、今後もずっと続けてくれれば、むしろANAかJALかLCCか、って縛られずにデルタでもマイル貯められるのですから、いいですよね。
←を持つだけで、初年度にあっさり上級会員になれちゃうデルタ、まずはこちらでのゴールドメダリオン の使い勝手を試してから、ANAのSFCを目指すかどうか考えてみてもいいかもしれません。
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