もちろん、あなたのスマホがSIMフリーならば、の話なのですが、今はキャリアで契約したiPhoneやスマホでもロックを適切に外せることが多くなっていると思います。
各社simのアンロックについての案内→docomo/au/ソフトバンク
私はイングランドに留学した時に、こういうアンロックキットを使って現地のSIMを使うようになり、それからアップルストアから直接iPhone6sを買い、いつもSIMを自由に差し替えて使ってきていて、割と筋金入りです(笑)
時々、飛行機の中でCAさんに「安全ピンないですか?」と聞いてるのは、
このように向かってる先の国のsimを入れ替えるためなんです。(今では財布に常備です)
昨年も

こうした記事を書いていましたが、先月クアラルンプールにて、ほんっとうに現地SIMないと無理だわーと思ったので、マレーシア編といいますか、多分東南アジア全般に通じるのではないかと思うのですが、感じた利便性をまとめていきたいと思います。
随所に求められる「電話番号」とSMS
モバイルWiFiがあれば、ネットが使えるから問題ないと思っていませんか?
いや
あると、クアラルンプール(おそらくマレーシアの主要都市、観光地、そして東南アジアの多くの地で)でのあなたの可動域は大きく広がると思います。
Grabの登録にSMSは必須。しかも現地で番号が必要なことも。
Grabとは、Uberの東南アジア版です。アプリで配車の手配ができ、アプリに登録したクレジットカードで決済できるので、事前にいくらかかるかもわかるし、流しのタクシーのようにボラれる恐れもないので、非常にオススメのサービスです。
私はGrabのアプリのインストールは日本でしていたものの、電話番号やクレジットカード登録は空港(KLIA)でやりました。
ここで必要な電話番号は日本のものでも、その場でSMS認証できれば良いようなので、おそらく日本で設定して、そのまま使えるのかな、とは思います。そして運転手との連絡もアプリ内チャットで、通話機能もあるので、現地で電話番号がなくてもなんとかなるんだろうな、とも思うんですが…
やっぱり電話番号がないと不安だと感じます。
なぜか運転手がアプリ内通話ではなく電話番号にかけてきがち
大体はチャットで済み、到着すると通知もあるしナンバーや車の色や車種も分かるようになってるので毎回通話するわけではないですが、それでもパビリオンの前などわかりにくいところでは電話がかかってくることがありました。
そしてUberではなかったことなので驚いたのですが、Grabでは運転手がキャンセルしてきたりします。すぐ見つからない、乗せられないと他の客を見つけた方が早い、となるようです。
現地の電話番号がなくてかけられないとなると、キャンセルの頻度が高くなりそう。
しばらく使わないとなぜか設定が初期化されてしまって登録し直す必要があった
これは、私が1軒目から2軒目に移る時に、すぐgrabを呼んで乗ろうと思ってチェックアウト後にロビーで見てみたら、起こっていました。
それで椅子に座って改めて電話番号登録→SMSでコード受信→クレジットカードも再登録、という手順を踏んでやっと再アクティベートできました。
それからまた、1週間ぶりにGrabを呼ぼうとしたら、同じことが起こっていました。
察するに1週間くらい使っていないとそうなるのかな、という気がします(でも今アプリを3週間ぶりに起動して見てみたら普通にマレーシアの番号入ってるんですけどね)。
ということで数日しかいない、という方は大丈夫だと思うのですが、長めにいる方はSMSが受信できない状態だといざという時に呼べないかもしれません…
SMS必須なフードデリバリー、安いし便利です
1軒目の宿泊先にいた時は、パビリオンという巨大ショッピングモールが近く、地下のフードコートが非常に充実していて毎日行くのも楽しかったのですが、2軒目のところでは近くにショッピングモールがあるものの、そこまで魅力的な感じではなかったので、そこに通うのさえ、ちょっと面倒になってしまいました。
そこで利用してたのがfoodpandaです。ちなみに私はいつも家にいて注文してたのでPCサイトから注文してましたが、アプリでの注文も便利そうです。 ある日の夕食、これだけ頼んで700円くらい。右上のは前菜のつもりでしたが、結構この時点でお腹いっぱいになるボリュームでした。マンゴーも甘くて美味しかった。
で、2回目は同じ店からこんな感じで頼んで、430円くらい。右上のは結構しっかりめのスープ。デリバリー代含めて430円ですよ?!
これに登録するには、もちろんSMS認証が必要。そして、私は巨大なレジデンスにいたのですが、初回では「レジデンスに着いたけど、どこに持っていけばいい?」と住所に部屋番号書いてたけど電話がかかってきたので、やっぱり電話受けられる方がいいですね。
マッサージをさらに安く!クーポンアプリもSMSと電話予約必須
私がクアラルンプールに興味を持ったのは、何も航空券の安さだけではありません。前に、幸せボンビーガールという番組で、クアラルンプール在住の方達が、安い食費に加えてマッサージなども安く受けていて快適、と言ってたからでした(笑)
私、特にオイルを使ったマッサージを受けるのが好きなのですが、日本だと高いですよね〜。だからほんのたまにの贅沢になっちゃうのですが…
クアラルンプールでは是非試してみよう!と思ってました。そして番組で紹介されてたクーポンアプリも試してみよう!と入れてみたのがこちら。
右上の「fave」というアプリです。ちなみにGrab Foodのアプリは結局使わなかったんですが、フードデリバリーのアプリです。車を呼ぶGrabとは別に入れる必要がありました。
マッサージの割引クーポンがこのアプリ上で買えるようになっているのですが、
やはりこれもSMS認証必須です。
また、これでクーポン買っても、お店には電話予約しなきゃいけないんですね。
ちなみに
90分のバリニーズマッサージが約3200円くらいでした。天国だった〜
予約フォームがなくて電話での予約が必要なことが多くある
これです。上のアプリも、アプリ上で予約できるようになってないんですよね。電話で予約しなきゃいけないことが多かったです。
例えば
リッツ・カールトンでのアフタヌーンティー予約
マレーシアといえば、やはり英領時代の名残がそこかしこにあり、アフタヌーンティー(ハイティー)の文化もあるということで、滞在中1回は行きたいなと思ってたところ、1件目の滞在先はリッツ・カールトンの前にあったので、行ってきました。
リッツ・カールトンでアフタヌーンティーするきになるのも、マレーシア価格だから🎵
例えばロンドンでのアフタヌーンティーでは予約した2店とも、サイトから予約フォームがありました。

でも、クアラルンプールのリッツ・カールトンにはそういう予約フォームのようなものはない。
代わりにネット検索で出てくるのは予約代行のサービス(で、そのサービス料結構高い感じ)。
おそらく平日とかであれば直接行っても大丈夫なんじゃないかな?と思うんですが(結構席自体は空いてたので。)でも準備とかあるのかもしれないし、やはり予約はしておきたいところ。
そして電話で予約したのですが、電話での英会話が苦手、という方も多いかもしれません。記憶の限りでは
- ホテルの代表電話にかけて “I’d like to book a table for afternoon tea”というと、ダイニングに繋ぎます、と言われる。
- 出た人にまた同じことをいうと、人数を聞かれます。how many people?
- 日にちと時間を聞かれます。what date and time?
- 名前を聞かれます(スペルも言いましょう)may I have your name please?
- 電話番号を聞かれます。and your phone number?
質問はこの程度だったと思います。これを準備しておけば、答えられる方も多いのではないでしょうか。
ちなみに料金は税込で80リンギット(2,160円ほど)でした。
ところが、ネットで出てくるサービスでは大人1人132リンギットとなっています。
正直、電話があれば2分もあればできるこの程度のことに1人1,400円以上も取られるって微妙。
私1人だから1,400円程度ですけど、これ2人、3人で予約しても1人1,400円ずつ上乗せされてるわけですから、ますますご自分での予約をオススメします。(もう英会話そのものが無理無理!って方はともかく)
日本から到着した日に急にマッサージに
これはパビリオンなどをうろついていて、急にマッサージを受けたいな〜と思ったのですが、まだfaveアプリのシステムもわからなかったので、まずGoogleで周辺を検索したら評判の良いところがあったのですが、当然それも電話予約が必要でした。そしてもちろんこちらの番号も訊かれました。
キーパッド式でコードを入れても開かないという緊急事態
2軒目のAirbnbのレジデンスに入った時、セルフチェックインまでは普通にできて入れたのですが、そこから一旦出かけて帰ってきた時、同じコードなのにドアが開かない、という緊急事態が起こりました。
こんな時、Airbnb経由のメッセージで返信を待つというのは不安です。速攻で電話しました。(結局、ドアをガツンときちんと閉めないといけない、ということで、話しながらすぐにできました)
モバイルWiFiだとスカイプインなど、電話をかけるサービスはあるが…
私も昔から主に別の国にかけるために、SkypeInといって、スカイプのクレジットを買って1分3円代くらいの料金で世界中にかけられるサービスを使ってました。これで予約するのに電話をかけることはできなくもありません。でも電話予約の際、常にこちらの電話番号を訊かれたので、なくても大丈夫なんだろうと思いますが、ちょっと不安ですよね。
simカードは空港ですぐ買える
というわけで、現地simの利用を強くオススメしたいわけです。そのSIMカードですが、クアラルンプールは到着ロビーに主要なキャリアのブースが並んでいます。おそらく今はどこも空港で買えるのではないでしょうか?
私は事前に一応調べていて、Maxisというところにしようかな、と漠然と思っていたのですが、実際着いてみるとMaxisのブースの前には並んでいて、店員も空いてないところ、このdigiというキャリアは前の人が終わりそうだったので、改めて料金などを見ていました。
そしたら前の人が終わって、ヒジャブを被った女性店員がこっちを向いてきたので(ちなみにこれが最初のクアラルンプールの愛想良くない接客の洗礼でした笑)、「3週間ほどいるんだけれど」というと、「じゃあこの30日のプランでしょ」と言われ、現金で払ったのであまり記憶にないのですが、38リンギット(1030円くらい)だったような…それで5GBのデータと5リンギット分の電話利用分だったと思います(2019年3月)。
なぜかdigiのサイトにはそのプラン出てこないんですよね。このカウンターにも確か7日と15日のプランの表しか出てなくて、「3週間」という私の問いに、手元から別の表を出して案内されたので、聞かないと出てこないものなのかもしれません。蛇足ですが、マレーシアってあんまりサイトで価格とか書いてない特徴があるように思います(レストランのメニューとか事前に値段わからないことが多い)。
そして「もしクレジットがなくなったら、どうやってトップアップしたら良いの?」と聞くと、「セブンイレブンなどの店でトップアップカードを買える」ということでした。
で、確か電話は1分で30セントだったと思うので、17分弱電話できる、ということでしょうかね。
3週間いて、こんな感じです。
データの方は余裕で余りました。電話の方は、上で書いたように3回予約のために電話したのと、Airbnbのオーナーに電話したのですが、まあその4回で13分ほど話した、という感じでしょうか。
私は現地の友人がいるのですが、彼女とはwhatsappで連絡し合ってたので、私的な電話をしなければこれくらいでなんとかなるんでしょうかね。
不満としては、テザリング(PCなど別の端末に転用すること)はできませんでした。2軒目の滞在先が1LDKで、WiFiのルータはリビングだったのですが、ベッドルームで不安定で、時々ふと切れる時間帯があったので、データも余ってるしテザリングしたいと思ってもできませんでした。現地友人に言ってみると、おそらく1日の高速通信のデータ量が制限されてるからじゃないか、といってましたね。
まあ滞在先でWiFiがないということは殆どないでしょうから、そこまで必要じゃないと思いますが、今度またマレーシアに行くにあたり、もう少し他のキャリアを含めて検討したいと思います。
正直言って、日本に比べると激安(千円前後)なので、すぐ買えるここ(digi)でいいや、って感じでした。
いえ、修行なので1日しかいませんよ?って方
Maxisで3RM(81円?!)で2GBっていうのがあるみたいです。おそらく電話分は入ってないと思いますが、電話番号はついてると思うので、SMS認証などはできるでしょう。Grab呼んで街中にサッと行って、Googleマップ使ったり、SkypeInなどを使って電話したり(向こうから受けることはできるかと)普通に検索したりするには十分すぎるほどでしょう。
現地で英語で購入するのがどーしても不安という方は
日本で内容を確認して買っていけるみたい。
ただ、当たり前ですが現地で買うより大分高いですね…
あと、まあ愛想ない接客ですが、一応その場でアクティベートしてくれるし、よっぽど「英会話が不安」って方以外は空港での購入をお勧めしますよ。
前も書きましたが日本のこの状況はおかしい。高い。
ここからは単なる愚痴です。
私は7年前にイングランドに渡り、現地のSIMの安さに衝撃受けました。他の物価は日本より高いことが多いですが、SIMは安く、しかもプリペイドなので長期契約の必要もなく、1ヶ月ごとにオンラインでチャージして使える、という感じでした。一月10ポンド(1500円弱。当時は円高なのでもっと安かった)とかで家や大学ではWiFiありましたから外で使うには十分なデータ量(2GBとかだったかな)、そして2時間分の国内通話(固定だけじゃなくどこのキャリアの携帯でも同じ)が含まれていて、全く不自由しませんでした。
その直前まで、ただiPhoneを持ってるだけで6千円台で、通話料はまた別で月々9千円くらい払っていた私は驚きました。
それから日本に帰ってからは最低限ということで、データSIMを使うようになりました。そして親が余分に契約してる(というか父がほぼ使わない笑)最安のプランのガラケーの番号を必要な時は使ったり、携帯したりしてました。
そしてフランスでも一月8ユーロ(千円以下)で2時間の通話分、SMSは当然無制限、データ3GB分(2GBも使ったことがない)でした。
最近格安SIMで電話番号つきで、まあまあ安いのが出てきたので、「やっぱり電話番号つきにしよう」ということで検討して、LINEモバイルに申し込んだところです。
LINEポイントをメトロポイントを経由してANAマイルにできますからね(笑)
私はとりあえず、音声つき、データ1GBで月1200円のにして、様子みることにしました(日本に丸々いないこともあるし)。いろいろ検討しましたが、これが電話かけられるプランでは1番安いですね。他は最初の半年はもっと安い、とか色々ありますが…
それにしても、どこかに通電するなら別途かかるわけだし、まだ他国に比べて高い!(笑)
そして、重要なことは
月契約しないと電話番号持てない(SMSもできない)っていうのは大問題ではなかろうか。
来年、東京五輪ですが、このことで困惑する観光客は多いと思うなあ。ぜひ、プリペイドでも可能に!!
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