【追記あり】チョコレートは液体扱い?(2019年6月22日)
私は2017年に、ヨーロッパ発のプレエコが日本初に比べてかなり安いのを生かしてANAのプラチナ要件である50,000プレミアムポイント分、搭乗し、達成、悲願のSFCをゲットしました。

パリに住んでいた私は、2016年の11月くらいに一時帰国する予定だったのですが、 元々SFCには興味があって、色々計算しては「現実的じゃないし、普通に乗りたい時にプレエコ乗る方がコスパいいでしょ」って気持ちもあって

考えないようにしていたのですが、ふとした拍子に「えっ、こっちからだとプレエコ安くない?」と気づいてしまい、一気に決意を固めたわけなのです。
そういうわけで、「じゃあ11月の予定を1月にずらして、2017年のプレミアムポイント にしよう」と一時帰国を2ヶ月ずらしたのでした。
その結果、日本の家族と会うのが9ヶ月ぶりくらいになり、そうなるとできるだけ美味しいものを持っていってあげたくなるのが人情です。
今回は、そのお土産を預け荷物に入れてしまったことの失敗について書きたいと思います。
フランスと言えばチーズ。チーズはパリならどこにでもある「チーズ屋さん」で買いましょう
私はこの時、日本の家族にチーズを持って帰りました。ちょっと話が細かくなりますが…
私の(元)相方がこだわるのは、「スーパーでは専門店がない種類のものを買え」というところで、野菜や果物は青果店で、肉は肉屋で、魚は魚屋で買うべし、というのがありました。
フランス語が下手だとこれがハードル高いので、スーパーが楽なんですけどね。そして見出しの通り、チーズもスーパーで買うなど!という感じなのです。私は時々スーパーで買っちゃってましたが(笑)
でもやはり、パリに観光に来られた方は、宿で賞味するにもお土産で持って帰るにも、チーズはチーズ屋さんで買った方がいいです。
フランス語で注文なんてハードル高い?大丈夫!指をさすと、これ?これ?って向こうも確認してくれて、どれくらいの大きさがいい?ってカッターをあてがいながら聞いてくれるので、適当なところで、OuiかYesか言えばいいだけ!思うより簡単です!
ところで、この前何かのTVで、ある芸能人が「フランス人ってフランス語にプライド高いから英語話さないわよね、絶対分かってるはずなのに」って言ってましたが、半分本当で半分誤解です。
商店の人はパリであってもあまり英語は「話せない」人が多いです。特に中年以上の人。でも、観光客がオーダーするような英語は理解できます。でも英語で返事できないので、「理解はしてるけどフランス語で返す」感じになると思います。
それが誤解されてるのかな?フランスで生活してるとわかるのですが、フランス人は英語は全然話せない人も多く、英語が話せる人はむしろ自慢げに話すので(こっちがフランス語話してても、外国人=英語の方がいいだろう、という考えで英語で返事してくる人が多いです…このへんは日本の外国人もあるあるらしい)、その芸能人の考えはある意味都市伝説に近い、と思ってます。
話はそれましたが、とりあえず、フランス語が話せなくても何とかなりますので(英語が苦手でもそれはお互い様なのでカタコトで何ら問題なし)、ぜひチーズはチーズ屋さんで買ってください!チーズ屋さんがあるのがフランスですから…!
いろんな種類があって迷うと思いますが、私のオススメは、基本中の基本、コンテ(Comté)とエメンタール(穴が空いている、あのネズミが好きそうなやつです笑)ですね。
というわけで、9ヶ月ぶりに日本に帰る私も、それらのチーズ(ハード系)と、ブリアサヴァランの名前がついたトリュフが練りこんであるソフト系チーズ(これ、少しお高めですがあまりにも美味しすぎます!)を買ったのでした。
ところで、どうしても風味は落ちます。観光に来られた方は、現地でも味わってみてくださいね。
フランス人の「絶対機内持ち込みにしろ」という忠告を無視して預ける方のスーツケースに入れた私、その理由は…
チーズ屋さんのおばさんも、相方も、「機内持ち込みに」と私に忠告してきたのですが、どうも私はその気になれませんでした。
というのも、セキュリティチェックが気になったからです。チーズは液体にはならないだろうけども、ソフト系大丈夫?とか。バターは結構引っかかる事例もありますもんね。
どうもその確信が持てなくて、
飛行機の預け荷物を入れてるところって、むしろ客室より冷えてるんだろうから、そっちの方がいいのでは?という考えもありました。
そのこと自体は間違ってはないと思うのですが…
結論から言うと、経由便で乗り継ぎ時間が短い場合は預け荷物にするリスクは高い
バターは液体扱いになって持ち込めないこともあるようなのですが、チョコレートやチーズは大丈夫であることがほとんどだと思います。ただ、断言はできませんので、自己責任でお願いします…確実にダメなのはジャムですね。
そして、なぜ経由便で乗り継ぎ時間が短いと危ないかと言いますと。
乗り継ぎ時に荷物の乗り継ぎが完了しないまま飛んでしまう確率が結構高い、ということなのです!
これは私の身に実際に起こりました…
このように、元々フランクフルトでの乗り継ぎ時間が1時間10分だったのですが、時期は1月。
雪の影響で、パリからのルフトハンザ便がやや遅れてたのです!ちなみにパリで雪が降ってたのではなく、ドイツ側で降ってたのでパリへの到着が遅れてたのです。
私はその時、搭乗ゲートの前のテーブル付きの席で時間を潰してたのですが、預けた荷物のことは全く考えていませんでした。そしてフランクフルトの乗り継ぎはどうなるかな、と思いつつも、まあどうにかしてくれるだろうとあまり気にしてませんでした。
話がまたそれますが、フランクフルトから羽田はプレエコですが、パリからフランクフルトはエコノミーなのでラウンジは使えません。

ちなみにプレエコでラウンジを使わせてくれる空港は限られていて、ドイツは全般ダメなのでフランクフルトでも使えない!ということにがっかりしていた時なのでした。パリから直行ならパリのスターアライアンスラウンジは使えます。
でも、シャルル・ド・ゴール(CDG)のスタアララウンジって保安検査場の前で、かなり離れてるんです。だからこういう風に機体の到着が遅れて搭乗時間が遅延してる場合、ラウンジでのんびり待つことも難しいかも。
フランクフルトに到着。初めての秘密のショートカット
降機すると、「NH—」と次に乗るANA便を書いたボードを持った係員(ドイツ人)が待っていて、名乗りをあげると係員は人数が揃ってから誘導してくれます。
今思うと写真撮りたかったですけど(撮れるのかな?)、何か鍵を開けては秘密の通路を通り、バスに乗せられ、秘密のシェンゲン出国審査場に連れていかれました。フランスとドイツはシェンゲン協定国なので、フランス→ドイツ→日本と飛ぶ場合、出国審査はドイツになるわけです。バスが走る、地上階にひっそりあるんですよ!ブースは一つだけです。
それが終わるとまた同じバスに乗り、降ろされ、また係員が鍵を開けて通路を渡り、そしてANAの搭乗口で搭乗はもう始まっていました!
なかなか面白い経験でした。
それくらいショートカットしないと間に合わないくらいになってたんですよね。
羽田にて私の荷物がフランクフルトに置き去りにされてることを知る
羽田に到着した時、私の名前を含む、何人かの名前がアナウンスされ、「お話があります」と言われます。
そのお話というのが、私のスーツケースがフランクフルトに置き去りにされたということなのでした。バゲージクレームの脇の方にあるカウンターでスーツケースを自宅に届けてもらう手続きするよう言われます。
プレエコでも、預け荷物にはしっかりプライオリティタグつけてもらえます。重要な特典ですよね。
なのに、荷物がターンテーブルに早く出てくるどころか、元々乗せられてないとな!
そのカウンターで「えっ、いつ着くんですか?チーズが入ってるんですけど」と愚痴ってしまいました。
24時間経って届けられた荷物。そして保障の対象外でもありました。
荷物は翌日自宅に届きました。私の自宅は空港のある大田区なので、羽田からまた乗り継いで地方に帰る方とかどうなるんでしょうね?
おそらく、日本についた日本人だからだと思うのですが、何の保障などもありません。まあ、しょうがないってことなんでしょうけどね。
ちなみに以前パリからイタリアに飛んだ時(エールフランス)、ロストバゲッジくらいましたが(スカイプライオリティだったのに!)、その時は間に合わせで買った服などのレシートをせっせと相方が手続きに使い、保障してもらってました。
で、スーツケースの中に入っていたチーズですが…
意外とソフトであるブリアサヴァランよりも、ハードチーズの方が「汗をかいてしまっていて」風味ガタ落ちでした。
手続きしてる時に話した係員さんの話によれば、乗せられなかった荷物は倉庫で保管されるとか。
それなら冷え冷えかしら?と期待したのですが、うーん、やっぱりダメでした。
…というわけで、
パリから(じゃなくてもヨーロッパのどこかから)チーズやチョコレートを持って帰りたい人は、乗り継ぎ時間が短い経由便の場合は預けない方がいいかもしれないですよ、
という話でした。
もし預ける場合は(やっぱり液体扱いのリスクも怖いですもんね)、日本から保冷バッグと、保冷剤を持ってきて活用するべし!です。
なかなかこういうデリケートな食品の持ち帰りは難しいですね!!
追記:チョコレートは液体扱い?
実はTwitterでヨーロッパに行かれる予定がある方が、チョコレートは液体扱いなので機内に持ち込めない、と仰ってるので、あれ?と思い、調べてみました。
というのも私は何度も持ち込んでいますし(元パートナーが機内持ち込みにするよううるさかったのです)、元パートナー自身も日本に来た時にPatrick Rogerのチョコレートを機内持ち込みで運んで来ました。
単に運が良かっただけで、取り上げられることもあるのか?と思い、調べてみたのですが、
チョコレートは固形物の形状をしているものなら問題なく持ち込める、ただしチョコレートムースのようなタイプは液体扱いになる、
ということでいくつかの情報源で一致していました。
普通に一口サイズのチョコレートで、中がドロっとしてるタイプのチョコレートですが…私の経験から、それが引っかかったことはないです。
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