2021年9月10日、沸騰ワード10で風間俊介さんがまたANA全面協力のもと羽田から福岡空港に飛んで、空港グルメやラウンジ紹介してましたよね。
*ちなみに、最後の方で風間さん、「マイルをスカイコインに変えるんだ」と言ってましたが、
と思われた方は、つい最近スカイコインについて書きましたので読んでみてください。

風間俊介氏がANAとJALで板挟み?!3ヶ月ごとに登場サイクルか
なるほど2021年は3ヶ月ごとなんだなと思いましたね。
だって、

がANA側で出たと思ったら、その3ヶ月後に

JAL側で出てるじゃーん、と…
そもそも2018年に風間氏が最初に沸騰ワード10に出た時はANAの上級会員であることを見せびらかしつつ、JALの回数修行を始めるって企画だったんです。
というものです。まずは50区間…みたいな感じで企画は始まってましたが、いつの間にか企画がなくなったと思ったら
という展開で、「ANA…JALから風間氏を取り返したな」と思ってました。そしてその翌年は、急にサバンナの高橋さんが「修行やろうおもてますわ〜」とスタジオで宣言して福地桃子さんと組んでやってました。
そうかそうかと思ってたら…
っていうか今回見てても思いましたけど、マジでこの人ガチですからね。(企画で付け焼き刃で知識を仕入れてる感は全然ない)
上級会員ってどれくらい乗ったらなれるの?(ANA、通常年)
このコロナ禍で、航空会社も色々施策を打っていて、ANAもプレミアムポイント(搭乗することで獲得できるポイント)を倍にするというキャンペーンを行ってたりします。
*プレミアムポイント?マイルじゃないの?って混乱してる方はこちらを読んでください。

このキャンペーンに乗じて修行してる方も多いようですが、今回は平年の場合で例を出していきたいと思います。毎年1月1日〜12月31日の間にカウントされます。
国内線での例で言えば
という感じになります。札幌ー那覇だと月1往復でプラチナにはなれますね…
費用ですが、もう遊びに都合の良い時間とかを度外視すると、羽田ー那覇で片道8800円という時もあるので、1年を通じて最安のチケットに合わせてっていうのも非現実的ですが、理論上はプラチナになるのに30万円、ダイヤは60万円が最低ラインではないでしょうか。
ただしこれは、本当に「それ目的」で生活も全てそこに合わせて実現する価格だと思いますし、関東か沖縄に住んでいる人以外は、なかなかこんなにPP単価(1プレミアムポイントあたりの金額。同じ値段で距離が長いほど安くなる)の安い路線には乗れませんね。
ちなみに私はパリに住んでいた時だったので、日本発からより安い海外発という利点を生かしてプラチナを取りました。日本円にして40万円台に収まったので、結構良い方だと思いますが、一般的にはクアラルンプール発券が最も効率が良いと言われています。

以前はよく、PP効率の良いスターアライアンス(ANAと同じグループなのでANAでプレミアムポイントを貯めることができる)のプロモーションを見つけて記事にしていました。

ダイヤモンド会員はプラチナ/SFCとは別格。
沸騰ワードなどを見て、「全然興味ないんだけど、航空会社の上級会員ってなんなの?」って方は、

とか、

とかを見ていただきたいのですが、まあ軽くここでもまとめておきますと
プラチナになることで一般とは異なる待遇を受けられる
まず、ANAのステータスは
とあります。ブロンズもまあ少しはいいことあるのですが(スカイコインへの換金率がダイヤやプラチナと同じだったり、時々国際線でブロンズ専用のカウンターが開いたりする)、ブロンズではやはり受ける待遇がプラチナとは全然違います。
ですから、基本的にはプラチナ以上を「上級会員」と呼びます。
プラチナになると、ざっくりいうと
という感じです。
などです。
SFC(プラチナ)修行とダイヤモンド修行は根本的に異なる
そりゃ、プラチナの倍も乗らなきゃなれないんだから違うでしょ、と思われるかもしれませんが、私はそれどころじゃないくらい差があると思ってます。
実は、プラチナの最大の特典は
というのがあります。つまり、
ということで修行されている方が多いのです。
わけです。年会費は16,500円〜という感じです。
しかしそれとは対照的に、
という期間限定のステータスなのです。
例として2021年1月に開始し、2021年9月に10万ポイントに達すると、そこから(おそらく到達したフライトの数日後にスマホのカードが変わるでしょう)2022年3月31日までは「ダイヤモンド会員事前サービス」となり、2022年4月1日から2023年3月31日までダイヤモンド会員となります。と書くとややこしいですが、事前サービス中もダイヤモンド会員と同じ扱いです。
まあ、そう考えると年内で早く終わることができれば、結構長くステイタスも続きますが、
ってのがあるんですよね。
これ、全然違うと思いませんか?
たとえ1回きりでいい!というダイヤ修行だとしても、翌年度末で終わるステータスに倍のお金と時間をかけるんですから…(そして多くの人は維持するんでしょうね。クアラルンプール便の優先搭乗ではダイヤ様達が行列…)
沸騰ワードで紹介されてたダイヤの醍醐味とプラチナ&SFCを比べてみる
風間俊介さんが、羽田空港で「ダイヤの醍醐味」として紹介してたポイントについて見てみます。
ANA SUITE CHECK-IN
空港について、カウンターでのチェックイン(荷物も預けて優先タグつけてもらう)とセキュリティが繋がったANA SUITE CHECK-INに入っていき、
と堪能してましたよね。でも、
って気が少ししました(笑)
こちらがプレミアムチェックインです。
アロマの香りもします(笑)ここからセキュリティにも繋がってます。基本的にはこんな感じであんまり混んでることもないですね。
今まで

の時くらいかな、並んだのは。基本的には中に入ると、そのままカウンターの前まで行けます。
搭乗時の音
今はコロナの影響で優先搭乗を一時的にやっていないので、単に入る時の音について紹介されてましたね(笑)
でも、実は
いや、ダイヤと異なりますけどね、でもいい感じの音ですよ(笑)
そして、その場の地上スタッフさんも「いつもご利用ありがとうございます」って言ってくれますから!(ウェーイ
スイートラウンジ
羽田はスルーされてましたが、福岡空港のANAスイートラウンジが紹介されていました。
確かにあのご当地スイーツが並べられているのはスイートラウンジならでは。羽田だとクリスピークリームドーナツとかあるそうです。
そんなことよりダイヤモンドの特別さは
というわけで今回紹介されてた3点は、プラチナ/SFCに比べて、そこまでの特別感はなかったのですが…
まあ、しかしその差は歴然です。
やっぱりすごいのは国際線に乗る時の格差(チェックイン&ラウンジ)
国内線ではそこまで感じないなあと番組見てても思ってしまったのですが、やっぱり国際線では歴然としてます。
まずは、チェックイン。
これねえ、プラチナ/SFC/ビジネスクラスの行列なんですよ。
時間帯によるんですが、午前中は大概こうだと思います。もちろんエコノミー列はもっとずっと長いです。
そんな中、
わかります?あちら側の4つの窓口が「ダイヤモンド会員もしくはファーストクラス搭乗者用」になっているの!
国際線のファーストクラスって、ニューヨーク便とかロンドン便とか、かなり限られた路線にしかないんですよね(パリ便にはない)。
あるとしても、8席とかですからね…(埋まることはあまりないらしい)。なのでほぼダイヤモンド会員用。
でね、
なので、プラチナだけではなくSFC、そしてファーストよりずっと席数の多いビジネスクラス、ともなると、その数は行列見たらわかるように膨大なんですよ…
実際の数は分かりませんが、「ダイヤモンド会員or ファーストクラス搭乗客」の10倍はいると思います。(間違ってたらすみませんが…)
ですから、この行列に20分ほど並んでる間も、
並んで待たされてる人を見たことはないです。むしろ地上スタッフさんが待ってる感じ(笑)
そして
無印ラウンジは、まあ普通のビュッフェですね、ええ。

機内でも挨拶されてるダイヤモンド会員
プラチナやSFCも、カウンターで「〜様ー、いつもご利用ありがとうございます」って言われたりします(これはプラチナに到達する前、ブロンズの時でも言われましたね)。
そして先ほども書きましたが、搭乗時も「ボロ〜ン」って鳴るので、その場のスタッフさんに「いつもご利用ありがとうございますー」って言われます。
でも、
だと思います(笑)
大昔はプラチナでも挨拶されてたそうですが、あまりに量産されたので現在はダイヤ様のみの特権と思われます。
これ、風間さん喜びそうなところだけど、芸能人だから逆に配慮されて省かれてそう(笑)
まああんなに喜んでるのもネタでしょうけどね…
結論:ダイヤモンド会員は王族。SFCはマジで庶民
これは実態を言ってるわけではないです。
お金も休みもダイヤ修行に注ぎ込んでる一般的な収入の人もいるでしょうし、大金持ちのSFC会員もいると思います。
そういうのは同じ会員種別でも個人差があります。まさに修行でPP単価を計算しながらダイヤになる人もいれば、ニューヨークにファーストクラスで5往復したらダイヤのカードが送られてきた、みたいな人もいるでしょうね…
そういうことではなく、上で書いたように
ってことなんです。
しかしプラチナとかSFC、特に一回プラチナになっただけで、それ以降プラチナ維持すらしてない平のSFC(私のことなんですけどね…)会員などは
っていうのが現実だと思うんですよ。
チェックインカウンターも国際線は20分以上並ぶこともありますし、優先タグつけられてる人多くてそんなに早く出てこないこともありますし、機内で挨拶されることもないし(涙)、ラウンジもまあゆっくりできるのは有難いけど
これね、国内線では絶対そうで


空きっ腹で国内線ラウンジでビール飲んでもしょうがないだろ!って思うんですが(空弁持ち込むこともありますが)



これね、国際線でも、空港でもそうだし、羽田の場合は近場に超コスパいいところありますよ…国際線のANAラウンジはうどんやそばやラーメンがあるのは良いけど、例えばデザートとかチョコレートくらいしかないよね…

↑京急大鳥居駅(空港から3つ目の駅)で、にくスタセットにすると利用できるビュッフェは確実にANAラウンジより魅力的です…
うどんは空港に丸亀製麺があるし、つるとんたんもあるし、ラーメンもそばも有名店があったはず…
ただ、海外空港で使えるラウンジはダイヤもプラチナもSFCも同じであることが多い
パリのシャルルドゴール空港でANAの上級会員が使えるラウンジもカードラウンジと共通なので微妙なんですね。(まあ私はチーズ好きなので結構楽しんでますが、私含めハイエナが多くて、カウンターに運ばれるとマジで数分でなくなります)

で、ここにはスターアライアンスファーストクラスラウンジなるものがあるんですが、ここは文字通りファーストクラス搭乗者しか使えません。
クアラルンプールやイスタンブールで使えるラウンジはかなり豪華で素晴らしいんですが、ここもダイヤ/プラチナ/SFCと等しく使えます。
要するに、その空港がホームのスターアライアンス航空会社の運営ラウンジを使うことが多いので、いくら同じアライアンスでもよその会社(ANA)の会員をそこまで厚遇できない、ってことでしょうね。


結局、その価値は?
まあ、個人の好みなので、ほっといてという感じだと思いますが、いずれにしてもあんまりコスパいい遊びじゃないですよね(笑)
私ははっきり言って、2019年まであった「エコノミーで予約しても空きがあれば無償でプレエコにアップグレードしてくれる」という特典に惹かれて、
というだけでプラチナに到達できたので、スケジュール的にも無理がなかったし、その石垣旅行で翌年以降も石垣や宮古にきてハマったので、修行とは思っていません。
でも、無償アップグレードの特典がなくなって、ほんとショックだし(まあそりゃそうですけどね)、今なら絶対やらない(笑)
そもそも、半永久的に維持できるというSFCというステータス、毎年増えるだけなんですから価値は減っていく一方ですよね。
しかし逆に
とも思うんですよね〜。これは価値観の問題だから。
エルメスのバーキンに何百万円って、私は全く価値が見いだせないけど、見出す人は見出すし。たとえ年収に近いんだとしても、もうね、それわかってて買うわけでしょう?どんなバッグかわかってて買うわけですから。
期限付きのダイヤを目指すっていうのは、もう納得ずくなんだろうなと思うわけです。風間さんみたいにね。
でも、SFCは…
そんな上手い話はなかったよ
ってことを私は言いたいんです(笑)当たり前なんですけどね、っていう…
昔は、それこそブランドのバッグとか時計とか買って身につけて、いい気分になってたんだと思いますが、今はそういう気分もサブスクで得る時代で、そういうのの一つがダイヤモンド会員ってことなんじゃないかな、と思う今日この頃。

最近、ほぼ20年ぶりに使いこなせもしないフォトショップを使おうとしたらサブスクになってて驚きました。そしてサブスクして、フォトショじゃなくてもできるだろってことしてる日々です…
ちなみに、私は デルタアメックス持つだけで初年度ゴールドメダリオンというANAプラチナ相当かむしろちょっといいくらい?というステータスくれるデルタ会員になってスカイチーム利用するのも手なんじゃないの?って思います。(海外にまた自由に行けるようになった時に)


デルタだけじゃなくて、スカイチーム、たとえばエールフランスに乗ってパリに行き、またエールフランスで戻る時もパリでエールフランスラウンジ使えます。
スターアライアンスラウンジのイマイチぶりを考えると、パリとの行き来が多いなら絶対こっちの方が有効だったなと…
私、こういうKindle本を出してます(unlimited対象)
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