前回、多大な時間やお金を使って修行をしてまでプラチナ、そしてSFCのステイタスを得るよりは、本当に必要な時、乗りたい時にプレミアムエコノミーを買って乗る方が良いのでは?という考えを述べました。
実際、今は最安のプレエコだとエコノミーのフレックスより安いことが多く、ビジネスクラスに比べると金額的なハードルは低いです。
上級会員との優遇とはいっても、プレエコへの無償アップグレードの特典も廃止された今、エコノミーに乗って他の特典受けるために修行するなら、普通にプレエコを買った方がいいんじゃない?という疑問が出てくるのです。
しかし、実は平会員でプレエコを買っても受けられない、プラチナやSFCの特典があり、やはりそこになってくるかなという感じです。
昨年3往復、つまり6回プレミアムエコノミーに搭乗してみて、とにかくSFCやスターアライアンスゴールドの特典全てが欲しい方にとっては物足りない部分もあるのかな、とは思いました。
今回はその点について述べたいと思います。
チェックインカウンターはブロンズカウンターしか使えない
平会員の人がプレエコを買った時、使えるカウンターは「ブロンズ/プレミアムエコノミー」か、「エコノミー」のカウンターかのいずれかです。
私の経験では、「ブロンズ/プレミアムエコノミー」のカウンターは設置されている時もありますが、「ビジネス/スターアライアンスゴールド(プラチナ、SFC含む)」のカウンターが4〜6窓口開いてるのに比べて1つか2つしかありませんでしたし、そもそも開いてない時もあり、12月に羽田からフランクフルトに戻る時はエコノミーの列にずっと並んでいました。
その時はすでにブロンズでもあったので、「なんで専用カウンター開かないの〜?」と少しイライラしてしまいました。
出国審査や保安検査場は一般レーン
これは日本を出る時よりも、海外から出る時の方が差が大きいかなと思います。私はこの間、初めてパリのシャルル・ド・ゴール空港でAccess No.1を使い、その早さに感激しました。
この優先レーンが使える、使えないというのはかなり大きいですね。


海外で使えるラウンジは限られている
私が昨年1月にプレエコで出発する時、パリのシャルル・ド・ゴールのスターアライアンスラウンジは使えるもの、と思っていたのですが、これが大きな落とし穴でした。
なんと、フランクフルト経由でパリからフランクフルトまではルフトハンザのエコノミーなので、その場合パリでのラウンジ利用資格はなかったのです!(が〜ん)
これは結構がっかりな出来事でした。
さらに、フランクフルトでは元々プレミアムエコノミーではラウンジ利用できないのです。なので、この時は全くラウンジ利用できず。
ラウンジ利用権はSFCを目指す人の間で大きなメリットと考えらえているので、ここを重視する方は、やはり何としてもSFCが欲しいところなのかもしれませんね。
の風間さんも、修行の様子をTVで取材受けている時にラウンジで何か飲みながら、「上級会員ステータスの花形ってラウンジだよな〜」なんて呟いていらっしゃいました…まあ確かに楽しいんですよね、ラウンジ。
また、ANA以外のスターアライアンス航空会社のプレミアムエコノミーは、元々ラウンジアクセスが含まれていない会社の方が多いように感じます。


優先搭乗はない→搭乗時に並ぶ上に荷物を入れるところが埋まる
これはないんですよね〜。完全にエコノミー客と同じです。
なのでラウンジ使ってる時は、もうギリギリまでラウンジにいて、そろそろ行かないと探されちゃうぞ、ってくらいまでいたりして…
しかし、このプレミアムエコノミーを使っている客は、SFCかスターアライアンスゴールド会員(他のスターアライアンスでのステータス持ち)であることが多いんですよね…
ということは…
そう、自分が搭乗した時には荷物を入れる棚がいっぱい、ということも多いのです!
12月にフランクフルトに向かう便の時は、荷物を入れる場所が無くなってて、困ってたら、ヨーロピアンの乗客が自分の荷物を整理して場所を空けてくれました。
私的にはこの優先搭乗はプラチナやSFCの大きなメリットかなと思いますね。
というわけで、やはりこういうところはお金を出してプレエコのチケットを買っても得られないところかもしれません。だからSFCにこだわる人も多いのですね。
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