前回書いたように、プラチナ会員になるにはいつも購入している最安の予約クラスではパリ東京を1年で13往復半もしなければならないと知り、
なんて非現実的
と思ったわけですが、それでも色んなSFC修行ブログを読み漁ったので、やり方によってはもっとコストパフォーマンスの良い方法があることもわかっていました。

プラチナ?13往復半とか何の話?という方は

コスパの良いやり方とは?
同じプレミアムポイントを貯めるにも、それだけの距離を乗らなくてはならない、ということではありませんし、航空券代も比例するわけではないので、賢くコスパ良くポイントを稼げる方法を見つけていくことが大事です。

路線倍率に注目!
例えば、路線倍率の違い。
こちらを見てください。これは羽田から沖縄に行って得られるプレミアムポイントです。(プレミアムポイントはステータスやカードの種類に関係ないので、一般カード会員にしています)
羽田→沖縄のYクラスの場合。
こちらは、羽田からロンドン(ヒースロー)に最安で行った場合です。(積算率30%)
ね、羽田から沖縄に行ってる方が羽田からロンドンよりプレミアムポイントが多くついてますよね。
これは羽田ー沖縄の方がYクラスという、エコノミーでは1番予約クラスが上だから、というのもありますが、路線倍率というのも見逃せません。
欧米路線は予約クラスに基づく積算率で出されるだけですが、アジア路線だと路線倍率として1.5倍かけられ、日本だと2倍です。
シドニーへの就航が始まった時は路線倍率2倍にしてたこともあります。
距離が長くても安い路線、短くても高い路線、同じ路線でも時期によって値段が異なる…などなど
それに航空運賃は必ずしも距離に比例するわけじゃないんですね。もちろん同じ目的地でも時期などによって割安にもなります。
例えば国内中心に搭乗されてる方は、私も2017年だけで2回行ってしまいましたが、羽田から最も遠い国内目的地である石垣によく向かいます。
石垣も普通席で片道4万円台のこともあれば、1万2千円台のこともある。でも予約クラスが同じならば付与されるマイルもプレミアムポイントも同じ。
なので、いくら払って、どれくらいのプレミアムポイントがつくかというのを「プレミアムポイント単価(PP単価)」と呼び、皆さん熱心に研究されてます。
中でも、株主優待券を使って席もプレミアムクラス(国内線はプレムアムクラスと普通席のみ)にするとマイレージ積算率が125%、旅割使ってもプレミアムクラスは125%が保持されるようで、そうなると羽田から石垣で一気に3,460ポイントもつくのです。
そう、ロンドンー東京の一番安い予約クラスの倍近いわけです。
なので、時折SFCへの憧れを募らせて色んな旅行を妄想しては、こちらのシミュレータで計算していたこともありました。
でも、やはり算出される航空運賃に現実感のなさを覚えて忘れることにしてました。
プレミアムエコノミーのセールがきっかけ
そんな私が
えっ、これはプラチナ行けるかも?と思った事件がありました。
パリ発のプレミアムエコノミーのセールです。
これは、私が常にANAのサイトをフランスサイト(言語は日本語にもできます)にしていたから気づけたわけですが、
2016年9月ごろ、ふと見たらプレミアムエコノミーで日本への往復が1100ユーロ台と出ており、しかも当時は今より若干ユーロに対して円高で、13万円少々でした。
日本発だとパリへの往復は20万円台だと思います。
これはプレミアムエコノミーのsuper value運賃だったのですが、私は大変なことに気づくのです。
あれっ、確かプレエコはエコノミーと違って、どの運賃クラスでも積算率100%だったよねえ?と思い出し、慌てて計算してみました。
*ちなみに現在はプレミアムエコノミーにNクラスというものが出現して、積算率は70%です。

で、パリと羽田で100%の積算率だと
うん、6,594ポイント。往復で13,182ポイント。13万円台で!4往復以下で5万ポイントに達する!
1年で4往復は仕事でもないのに多いけれど、そこまで無理な数でもないような。
いや、3往復にして、日本にいる時の国内旅行や、こっちでルフトハンザなどスターアライアンスで欧州内旅行してギリギリ行くような気がする。
3往復なら、現実的。
この段階ではまだまだ本当にSFCを目指せるのか懐疑的でしたが、とりあえずアラフォーともなりエコノミーでの12時間が苦行でしかなかった私は、まあSFCを目指すかどうかは関係なく、プレエコがこんなに安いのならいいじゃない、と2017年1月出発で買うことにしたのです。
↑当時のeチケットを引っ張り出してみました。こうしてみると税込では14万円台ですが、それでも安い!
そしてその直後、ANAフランスがもっとすごいセールを繰り出すことも知らず…
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