私はヨーロッパ発のプレエコが激安だったことを利用して、かなり搭乗回数も費用も抑え気味にプラチナに到達できました。

というのも、これまでプレミアムエコノミー運賃というのはマイル積算率100% (=プレミアムポイント100%)に搭乗ポイントも1回にあたり400ポイントついてたからです。
しかし、前年末にプレエコの運賃相場を調べていると、どうも下部に示されるマイル数が少ない。よく見るとNクラスと見慣れないアルファベットが出ており、調べてみると積算率70%ではないですか!しかも搭乗ポイントもつかなくなりますから、今までの7割もつかなくなったのです。
つまり、今後はプレエコの最安運賃を活用してステータス獲得を狙う、ということが難しくなった、ということです!
これはかなり衝撃ですが…
でも、それはまだANAの話。スターアライアンスのプレエコは格安でも、まだまだ100%つき、搭乗ポイントもつきます!
今回はシンガポール航空の格安プレエコ案件をご紹介します。
まず、Nクラス?どういうこと?
繰り返しになりますが、昨年末にANAサイトで色々プレエコの価格を調べてたら、しれっとプレエコの最安運賃がNクラスという見慣れない予約クラスになっていました。これまではYとかEとかBだったのに。
例えば、


と、これまでウィーン発のプレエコの激安セールをご紹介してきましたが、それ、2019年1月現在もまたやってます。
今までご紹介してきた時と同じようにプレエコが激安です。
ところが…
今までと違うのはNクラスとなっており、ついでにアップグレードも対象外になっているということ!
Nクラスというのは、
70%しか溜まらないんですってよ、奥さん!い、いつの間にこんなクラスが設定された…!
しかも後述する搭乗ポイントも溜まらないんです!さらにこの最安プレエコから、アップグレードポイントやマイルを使ってビジネスクラスにアップグレードすることもできなくなりました…!
でも大丈夫!まだスターアライアンスのプレエコは100%加算!
ANAのステイタス獲得に必要なプレミアムポイント (搭乗することによって獲得するポイント)は、半分はANAグループ運行便から獲得しなければなりませんが、残りはANAも属するスターアライアンス加盟の航空会社に搭乗することで稼ぐことができます(ステイタス?プレミアムポイント ?なんのこっちゃ?という方はこちらへ)。以下のようになりますね。
SFC (プラチナ)ならば25,000PP、ダイヤ目指してる方は50,000PPまではANAではないスターアライアンス便でいいんですね。
こちらによれば、オーストリア航空にはやはり70%しか加算されないNクラスというものがあるものの、まだ多くの航空会社のプレエコは全クラス100%加算であることが多いです。
そして、国際線 スターアライアンス加盟航空会社およびスター アライアンスコネクティングパートナー運航便は、積算率100%以上の全予約クラスで1区間400ポイントが搭乗ポイントとしてつきます!
今回ご紹介するシンガポール航空、LA⇆成田のプレエコ(もちろん100%)が1,056米ドルから!
予約クラスはPで積算率は100%
この価格帯は現時点(2019年1月)で2〜3月という感じで出ています。
Matrixを利用して7泊(LAで)で設定すると
こんな感じです。次に安い$1,106などもシンガポール航空ですね。
一応シンガポール航空の公式で調べても整合性ついてます。
いつもはmileage calculatorを使いますが、今回は直行なのでANAのG/E/Y/B/Mと同じと考えて
LAー成田 5,858 ポイント (往復で11,716PP)となります。(*多少の誤差が生じる場合があります)
区間マイレージ5,458 マイルで、
さらに搭乗ポイント。
ということは、往復それぞれに400PPついてくるはずです。
なのでプラス800PPですね。トータル11,716PP。
2019年1月11日現在、1米ドルは108円29銭。ざっくり108.5円と計算して、$1,056を114,576円とすると、PP単価は9.78円になります。
日本在住なら、まずLA(ロサンゼルス)に行かなきゃならない。エアカナダのエコノミーが最安か?
ロサンゼルス近辺在住の人なら「プレエコで快適に安くPP稼げてラッキー♩」ですが、この記事読んでる方の多くは日本在住の方、ですよね。
欧州方面では大活躍のエアチャイナ、この路線では出てこないんですよね…
何しろ日本発になるとエコノミーでも高くなってしまうので、エアチャイナが出てこないのは厳しい。スタアラの中ではシンガポール航空が安いかと思ったんですが、予約クラスがこちらに出てこないので、次に安いのがエアカナダ、その次がANAとなります。LAから東京に来ての宿泊を7泊としたので、東京からLAの往復の日程はそれを覆わなくてはいけませんので、20泊としました。
エアカナダ、バンクーバー経由、予約クラスS,A,Kで積算率は50%
バンクーバー経由になります。Matrix Airfare Search
mileage calculatorによれば、
成田ーバンクーバー 4660マイル
バンクーバーーLA 1080マイル
になるので、積算率50%なら往復で5740PPになりますね。→エアカナダの積算率
というわけで、PP単価は19.5円と高め。
合計で17,456PPをこの旅程で稼げることになります。費用は22万円を超えて、PP単価は12.9円。
陸マイラー活動でスカイコインをゲットできる人は、ANAのエコノミーがこんな感じであります。
往復で5,458PPなので、PP単価はさらに悪いですが、スカイコインを使う方が現金持ち出しが少なくて良い、という方はご検討を。
シンガポール航空のプレエコ、エコノミーとの差別化は?ラウンジはなし
プレエコの特典としては入っていないようですね(残念)。
すでにプラチナかSFCの方で、ダイヤを目指して!って方ならもちろん使えますから、問題ないのですが。でも直行ですから、そんなに不便もないかと思います…
その代わり、優先チェックイン、優先搭乗、優先手荷物取り扱いサービスは利用可能。また、食事も差別化されているようです。ANAは多少飲み物の選択肢が増えたり、ビジネスクラスのシャンパンやデザートを貰えますが、食事自体は容器が違うだけですからね。シンガポール航空はエコノミーでも機内食は評判いいですから、さらに差別化されてるなら楽しみじゃないでしょうか?
ANAはSFC修行を潰しにきてるのか、急激に取りづらい変更をしてきてますね。それに伴いPP単価も全体に高くなってしまいますが、それでもSFCを取りたい、いやそんな次元じゃなくて自分はダイヤモンドを維持し続けるぜ!っていうANA愛の熱い皆さんに向けて、今年はスタアラの安いプレエコ情報をお届けできるように頑張りますのでフォローなどなどお願いします!
でも私なら、今からSFCは目指さず、 デルタアメックス持ってスカイチームに鞍替えします(笑)

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