オミクロン株が猛威をふるっていた2022年2月初旬、私ももれなく感染してしまいました…
その半年以上前になる2021年7月にワクチン2回接種を済ませていたため、重篤な状態には至りませんでしたが、
ということで宿泊療養を申し込み、陽性反応が出た二日後に移動して8泊してきました。
このブログは飛行機や旅行関係の話ですが、まあホテルステイということで(笑)記事にしたいと思います。
感染経路は不明!まさかの陽性反応
それは突然でした。
風邪かな?と思っていたら、具合が悪くなり…
ある日、入浴後に厚着もしてそれなりに暖房が効いてる部屋で髪を乾かしていると、寒いな〜と感じて仕方ありませんでした。
その時は湯船につかってiPhoneをいじるなどしていて長湯した後だったので、おかしいなと思いました。それくらい長湯してたら、よほど寒いところにいない限り、結構ポカポカが続くことが多いからです。
それより前から若干喉の痛みを感じていたので、これは風邪をひいたな、と思い、奇しくも2日前にダイソーで買ったばかりの加湿器を枕元にセットして寝たところ…
のループで寝られず!
これは…?と思い、朝になってから同じ家にいる親に電話をし、体温計を私の部屋の前に置いて欲しいと頼みました。
この時は、万一のこともあるので、家の中での接触を避けよう(ただの風邪でも感染があるし)、というわけでそうしたのですが、まだ新型コロナだとは思っていませんでした。
ただ、そうかもしれない、と恐れながら暮らすのは嫌なので、検査を受けたいと考えていました。
熱を測ると、37.4度。37.5度から検査対象だと思っていたので、そのままベッドで休んでいたのですが、よく読んだら平熱より1度高くても対象みたいだったので、この時点で対象でした(平熱36度前後で35度台後半も多い)。
すると午後には身体中が痛く、辛くなってきたので熱を測ると38.7度。
そして買ったばかりのスマートウォッチが常時血中酸素を計測してくれてるので見てみると
なんかいつもは全ての棒が100%〜98%の範囲にあるのに、全体に低くなっている…?
スマートウォッチの血中酸素の値はあくまで参考程度と考えていましたが、完全に正確とまでは言えないまでも、明らかに普段より1日全体の値が低くなっているんです。
(ちなみにこの後クリニックや、到着ホテルで貸し出された血中酸素の測定器と比べると、このスマートウォッチの値もかなり信頼できると判明)
とりあえず陰性結果を期待して抗原/PCR検査をすることに!
この時点でもまだ普通の風邪だと思っていました。でも陰性の結果に安心したいと思っていたので、また階下の親に電話をかけて相談してみると、いくつか問い合わせてくれて、少し遠目(といっても徒歩15分ほど)のクリニックが検査キットの受け渡しで対応してくれるということなので、母に頼んでキットを取ってきてもらいました。
右の綿棒は抗原検査で、鼻の奥の方まで突っ込むもの。
左のがPCR検査で、唾液を印のところまで入れるというものでした。
ちなみに抗原検査は即時結果が判明し、PCRは数日要します。
抗原検査で陽性となると、その時点で陽性確定。
抗原検査で陰性になっても、より精度の高いPCR検査の結果待ちということになります。
検査時に書類にも記入する必要があり、携帯番号が必須となっていました。
そして1時間も経たないうちに、クリニックから電話…単刀直入に
と告げられ、「えーっ!陽性ですか」と答えてしまいました。その時に、電話口で宿泊療養の選択肢を案内していただいた記憶があります。
これで陽性なら皆かかるよ!と思ってしまった
私は以前から、新型コロナに関して警戒していた方でした。2020年の2月終わりの段階で、フランスで元パートナーが感染し、1ヶ月にわたって苦しんだ挙句、半年後に後遺症が出たりしていて、もう本当に大変そうでしたから…!40歳過ぎの、普段から食事にも運動にも気を配って健康を保ってきたような男性がガリガリに痩せ細り、このまま死ぬかもしれないと思うほど苦しかったそうです。それでも軽症に分類される新型コロナ。

そのため、この2年弱、かなり警戒して暮らしてきたと思います。
でも、ワクチンも2021年7月に2回打ち、2021年末から流行り始めたオミクロンは以前のものより重症化しにくいらしい…という情報で、少し気が緩んでいたというのもあります。
それでも、
だったんです。散歩の時は人とも殆どすれ違ってないです。向こうから人が来たら、車道を超えて反対側に移ったりしてたし。公園で、半径数メートル以内に人がいたというのもほぼない。
ダイソーも全然混んでなかったんです。さらに無人レジで会計しました。入店時も帰る時も手の消毒使ってます。
プールは確かに一番可能性ある。マスク外しますからね。でも到着時の更衣室には誰もいなかったし、泳いだ後も最初は1人しかいなくてかなり離れたところでした。その後何人か入ってきたけど、皆ロッカー離れてたんですよね。ただ、一瞬、ドライヤーのスペースに入る時に横のシャワーブースから急に出てきた人に「すみません」とは言われました。
調べると、塩素の効いているプールの水を介して感染るということはないそうです。ただ、一度プールエンドで休んでる時に、隣の2人がちょっとだけ話してたかもしれない。
歯医者さんで、隣のブースにも患者さんがいました。治療中は口を開けてるし、先生の質問に答えたりもするわけですが…
潜伏期間はどんなに長くても5日ということで、その5日間で考えてみましたが、そのくらいなんですよね…!
電車にも乗ってませんから、本当にそれだけなんです。これだけでかかっちゃったんです。
オミクロンの感染力、半端ないです。
陽性反応後にホテル療養が確定するまで
陽性者として、そのまま登録されていた
検査時に携帯の番号を記入していたのですが、クリニックからただちに陽性者として登録されたようで
厚生労働省からもSMSが送られてきて、そこのリンクからHER-SYSというシステムに登録するようになっていました。
そして保健所からバンバン電話がかかってきて、具合が悪くなった状況や、周囲に陽性者がいたかなどを質問されます。
そして体温や既にクリニックから貸し出されていた血中酸素測定器の値なども報告。
この連絡は自宅療養である限り1日3回はあると思います。(ホテル療養になると、そのホテル担当の看護師さんから内線でかかってくるようになる)
クリニックから新薬と、ホテル療養を含む案内を頂く
検査キットの受け渡しをしてくれた高齢の母も喉に違和感があると言っていたので検査をすることになったのと、私が基礎疾患を複数持っているということで新薬の対象としていただき(有難うございます!)、看護師さんが家に来てくださいました。
そこで玄関に順番で出て行き(私はその時はロキソニンを飲んでいたので、少し楽になっていました)、新薬に関する同意書にサインをした後、新薬の容器の開け閉めに関する説明を受け、同時に何枚かの案内ももらいました。
新薬はファイザーから出ているものもありますが、いずれも赤いカプセルですね。
1回4カプセルで5日分でした。
いただいた紙の中に、宿泊療養の案内があり、申し込みの電話番号も書いてありました。
悩んだけど、宿泊療養を翌日決意して申し込む
新薬をいただいた時に、入れ替わりで玄関に母が出て行き、検査をしていただけました。父の場合は自覚症状ないのでとりあえずなし。うちは私が主に3階で過ごしていて、親とあまり一緒に食事することもないのですが、父母は基本同室で過ごしているので、まあ母1人だけの検査でも同じことかなという判断もありました。それで、抗原検査ではとりあえず陰性。
まだPCRは結果までに数日かかるということですが、とりあえず両親は陰性という前提でした。そういうわけで
という話になってきます。
当初は基本3階の自室にいて、トイレの時だけ出ていく、ということをしていました。トイレだけは1階と2階にあって私だけが2階のトイレを使用するというのと、2階にいく時は事前告知して鉢合わせを防ぐ、キッチンに手を触れないようにして食事を部屋の前に運んでもらい、母が下がってからドアを開ける…などをして、できれば自宅療養にしたいと思っていました。
というのも、解熱剤を飲めば楽になるものの、やはりしんどいので、支度をしてどこかもわからないホテルに出かける、寝具が合うかもわからない、というのは億劫だったんです。
しかし母も後期高齢者で、父の面倒を見ながら私の世話をするのも大変だし、浴室などは一つしかないし、ほんとに感染を防げるとも思えず…
やはり自分から感染して親が重篤な状態になったら非常に後悔すると思ったので、翌日電話して申し込むことにしました。
するとやはり後期高齢者の両親と同居かつ1人は透析治療者ということで、数時間で決まったのです。
行き先はアパホテル品川 泉岳寺駅前でした。
次回は、実際のホテル療養8泊の様子などを書いていきたいと思います。



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