先月、タイ国王のお母さんの誕生日(タイではその日が母の日となっている)にワット・ラチャナダラムを訪れたら、その前でパレードが準備しているのを発見し、ついていった時のことを書きました。

とはいえ、一応ワット・ラチャナダラムも駆け足で見学したのですが、他の寺院と違って観光客も少ないのに非常に魅力的な場所だったのでご紹介します。
ワットプラケオ、ワットポーからも近いが観光客の少ない穴場
公共交通機関だけではアクセスしにくい場所ですが、ワット・プラケオやワット・ポーからも近いので、トゥクトゥクなどを使って一気に回ってしまうのもいいかもしれません。
私は泊まっていたところから普通のタクシーでいったと思いますが、渋滞のない時間帯で6kmくらいだったので100バーツ(350円前後)もしてないと思います。
入り口の方。
かつて世界に3つ存在したローハプラサト様式、現存する唯一の寺
このお寺の建築様式はローハプラサト(Loha Prasat)といい、意味は鉄の城とか僧院ということらしいのですが、大きな黒い鉄の尖塔を擁する5つの塔を成し、37の金の尖塔を持つ様式だそうです。
この様式はかつてインドとスリランカに存在し、このワット・ラチャナダラムはスリランカの方を模して1846年に建てられたのだそう。インドとスリランカの方は既になく、世界に現存する唯一のローハプラサト様式のお寺が、このワット・ラチャナダラムなのです。
金色に輝いている点ではタイの他の寺院にもみられますが、やはりこの感じはどこか西洋建築にも通じるところがあり、非常に興味深いところです。
敷地内にある露店で、なぜか東京パンケーキ?を食べる
ワット・ラチャナダラムの紹介としては違うのですが(他の場所の露店にもあると思うので)、個人的にここで食べた東京パンケーキ?を紹介します。
こちらから中に入っていったのですが、露店がちらほら。
で、連れてきてくれたタイガールが「あ!東京パンケーキ食べたい?!」と言うではないですか。
と、東京パンケーキとは?
「なぜかわからないけど、ここではこれは東京パンケーキと呼ぶの!」
我々は英語で会話してたので、彼女はTokyo pancakeと言ったのですが、調べてみると”Khanom Tokyo”と呼ばれているらしい。
で、2種類注文してくれたのですが、一つはソーセージが入っていて、フランスのクレープで言うところのサレになりますね。で、もう一つは王道らしくてカスタード入り。
確か一つ20バーツとかだったと思う。普通に美味しいので小腹が空いてる時にいいですね。
とりあえず敷地内を回ってみる。
バンコクに住むタイ人の友人に連れてきてもらうがまま来たのですが、ここはあまり観光地として挙げられてないらしく、三大寺院(ワットプラケオ、ワットアルン、ワットポー)とは異なり、非常に人が少ないので、お寺本来の静寂を感じつつ回れる感じが良かったです。
この辺りの建築はタイらしいですが
ローハプラサトとの対比がいいですね。
そしてこのローハプラサート。ちなみに数年前までは金色ではなかったのですが、改修されたようです。
本堂の中に入ってみる
本堂の中に入れるということで、入ってみました。ちなみにここでは拝観料を払った記憶がないです。寄付を入れる箱はありましたが…ローハプラサートの方に入るなら必要だったのかもしれません。
靴を脱ぐところはあります。ここでは靴を入れる袋が用意されていたので、おいて置かずに中に携帯して入りました。
中はこんな風になっていて、少し迷路のような感じもしました。ちょっと不思議な空間。
ケースに入った仏陀。前に座って拝んでる人たちもいました。
ローハプラサートについての歴史も展示してありました。
外に戻って、建築の細部まで堪能して回る
16時になると読経が響いてきました。観光客があまりいない静けさの中にお経が響き、何か厳粛な雰囲気がします。
この尖塔がやはり特徴的です。
こちらの仏塔はシンプルな感じですね。
この時は、母の日のパレードについていきたいという気持ちがあり、駆け足の見学になってしまったのですが、また今度ゆっくり見て回りたいと思う場所でした。
3大寺院の人波に疲れた時などにリフレッシュするにもいいかもしれません。
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