さて、今回は何年か前に訪れたフランス南西部のヌーヴェル=アキテーヌにある中世都市、サルラ=ラ=カネダの思い出記事です。
この街は本当に街全体がタイムスリップしたかのような中世〜近世の風景を残していて、とても印象深かったです。そしてフォアグラの街!美味しいフォアグラを食べるならここです。
フランス南西部のサルラへ
ロワール渓谷の後に車で向かったのですが、4時間ほどの旅でした。それでもうすぐサルラ、という時にこんな鉄道橋もありました。
南西部らしく葡萄畑の風景も増えてきて、家の様子もフランスの田舎、って感じで可愛らしく。
そしてサルラの街に入ってきました。
Gabriel Tarde通りを進んでいきます。この辺りはホテルが多いですね。
この時に我々が泊まったのは、この先にあるibis(hotels.com/Agoda/Expedia)でした。当時はただついていくだけで気にしてなかったけど、どうやら同行者がアコーの会員なので、ノボテルかメルキュールかイビスなんですよね、絶対(笑)
この時はまだ旅ログをするって発想がなかったのでホテルなどの写真はないのですが、ibisってどこも同じです。フランスのビジホって感じですね。私は嫌いじゃないですよー。
タイムスリップしたかのような街を歩く!
ホテルにチェックインして荷物を置いた後、早速街に繰り出しました。
こちらはレピュブリック通りですね。
ベイルー広場
ベイルー広場で。
この三角屋根の建物は、エティエンヌ・ド・ラ・ボエシという16世紀の作家の生家だそう。モンテーニュと親交の深かった人だそうで、16歳にして「圧政は被支配側の自発的な隷従によって永続する」という論文を書いたそうな。ていうかこの記事書いてるのは2019年の参院選の翌日で、なんか考えちゃうんですけど。
そんな天才的な彼の生家をしっかり写してきました。
サン・サセルド大聖堂
こちらはサン・サセルド大聖堂。16世紀から17世紀にかけて建てられたロマネスク様式。
リベルテ広場 (市庁舎前)
この辺りはレストランなどで賑わっています。
少し小径に入ったりすると旧市街の情緒たっぷり。
サント・マリーの泉
12世紀に掘られた泉だそうです。12世紀って平安末期!
こういう狭い入り組んだ道など、庶民の旧市街を思う存分堪能できる街でした。
正直、「あれ?写真これだけ?」って思うくらいでした。こういうブログを始めるとは思ってなかったんですよね。
なんというか、ここは「現実味のある中世〜近世」って感じですごく印象深かったんですよね。
今まで、聖堂とかお城とか、そういうところで感じでいた「昔」を、そういう特別なところではなく庶民の生活が感じられるような街として味わえて、今でもその時の感動を思い出すことができます。
フォアグラの街!ここに来たらフォアグラを。
街中、フォアグラのお店が目立つ街でもあり、名産みたいです。
元パートナー曰く、フォアグラはガチョウのものであるべきって言うんですよね。で、この街のフォアグラはガチョウが主流みたいです。
批判もあるフォアグラですけれども、
やっぱりこの上なくクリーミーで美味しいんですの…ガチョウさん、ごめんね。でも元パートナー曰く、ここのフォアグラはあんな風に口をこじ開けられて食べ物をながしこまされるようなことはされてないって言うので、それを信じました…
メインはフレンチの定番の一つ、コンフィ・ド・カナール。
私のデザートはこんな風に生クリームたっぷりのイチゴでした。デザートの文化圏がボルドーにも近くなってる感じですね。ちょっとフランスの大味って感じだけど、私は好き。
翌日も町歩きをしつつ。こういうお店は中部っぽい。リヨンにもこう言うお店ありますね。
やっぱり前菜はフォアグラで。
この日のメインはお肉でした。ちなみにこの付け合わせのポテト、フランスでよく見る形ですが、ポテト料理で一番好きなタイプです。
クリームブリュレは間違いない。
この2軒とも、ごめんなさい、正確なお店の場所や名前はわからないのですが、元パートナーは入り口のメニューを読んで判断してましたが、まあ外の席でみんな食べてますから、歩いてて目に入る美味しそうな料理で判断できると思います。
まあこの街ではよほど苦手じゃない限り、前菜はフォアグラにすべきと思います。ちょっとバランスは気になりますけどね(笑)
サルラ=ラ=カネダへは?
我々は車でやってきたのですが、電車の場合、モンパルナスからTGVでボルドー、ボルドーからペリグー経由で TERでサルラ駅、というのが一般的なようですね。
ちょっと大変な感じですが、ボルドーの方まで来ることがあるなら、ぜひ立ち寄ってもらいたいな、と思う都市です!お城や聖堂のように、「いざ、名所」という感じで鑑賞するのではなく、今も街として機能している場所全体が歴史感があって、本当にまた行きたい所の一つです。
→ホテルをじゃらんで予約する
→私が泊まったのはibis(hotels.com/Agoda/Expedia)
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