久々にパリから遠く離れたフランスの地域について書きます。

サルラ=ラ=カネダで過ごした後、ボルドーに行く前に寄ったサン=テミリオン(Saint-Émilion)もまた、中世の雰囲気が残る素敵な街並みで、また8世紀に一枚岩をくり抜かれて建てられたという教会は見もの!
小さな街ですが、数時間の滞在では名残惜しいほどの見所たくさんの街でしたので、ご紹介したいと思いました。
ボルドーから車でも電車でも40分弱
我々はサルラ=ラ=カネダからボルドーに車で向かっていて、その途中に寄った、という感じでした。
しかしフランスという異国でレンタカーするのは不安(しかもオートマってあんまり選択肢なさそうだし高いらしい)という方も多いと思います。
時刻表(ただし必ずSNCF公式で都度確認してください)
調べたところ、ボルドーからサンテミリオンに電車で行くなら、2019年11月で調べると時刻表はこうなっています。電車賃は片道5~9.6€。時間帯によっても変わります。en.voyages-sncf.com/en
ボルドー発サンテミリオン着
6:05-6:44 | 7:11-7:48 | 9:07-9:45 | 10:08-10:45 | 12:06-12:46 | 13:11-13:46 | 14:11-14:47 |
16:11-16:47 | 17:11-17:49 | 17:32-18:10 | 18:11-18:49 | 19:11-19:49 | 20:11-20:48 | 22:12-22:46 |
サンテミリオン発ボルドー着
6:17-6:54 | 6:46-7:25 | 7:10-7:49 | 8:06-8:49 | 9:11-9:51 | 11:12-11:51 | 12:10-12:49 |
13:48-14:32 | 15:11-15:49 | 17:09-17:49 | 18:12-18:49 | 19:11-19:49 | 20:09-20:49 |
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サンテミリオン周辺だとibisとか安め。
もしくは、ボルドー発の日本語ガイドツアーだと安心だし楽だと思います。
日本人観光客がまだ優勢?
実はここに行ったのはもう何年か前なので、数年で情勢がガラリと変わってたら何ですが、他のフランス都市は日本人以外のアジア人(中国人、韓国人)観光客の方が多い中、こことブルゴーニュとモンサンミッシェルだけはまだまだ日本人優勢と感じました。
2009年の日本語の記事が(この時は2015年)貼ってあったり。やっぱり日本ではアジアとしてはワインを楽しむ文化がかなり浸透して久しいからでしょうか。
一枚岩でできている!モノリス教会、そして街全体の中世感がすごい
正直、あまり前知識なく来てしまってたのですが、この街は旧ローマ時代の2世紀に既に葡萄畑が作られていて、ワインの生産地となっていったようです。
その後8世紀に、聖人エミリオンが丘陵の石灰岩を掘り抜いて作ったという教会(Eglise Monolithe de Saint-Emilion、日本語だとモノリス教会と表記されてますね)があります。
石灰岩を掘り抜いて、って途方もない…
とりあえず回廊を見て、教会そばのスクエアでランチ
確か坂道を下っていき、そのまま入ってきたのがこの回廊だったと思います。
とりあえず回廊のあたりを見学して、お昼ご飯を先に食べようということになりました。
ここら辺をぐるっと周り
この一枚岩丘陵の続きのようなお店でランチすることに(当時はこういうブログすると思わなくて、お店のメモとかしてないので探そうとしましたが特定できず。とりあえず教会そばのスクエアにあったと思います)。
改めて教会の内部へ!
街のシンボル的な塔。これも一枚岩の一部?と思うと凄すぎ。彫刻していく時に昇ってたのか?想像もつかないです。
そしてまた外回廊の部分、今度はあまり人がいなかったので色んなアングルで撮りました。
そしてこの礼拝堂です。
これも全て一枚岩というのだから驚きです。あの時代に。
街と教会の一体感
ここは、どこからが教会の敷地で、街なのか、という一体感がありました。サルラ=ラ=カネダの中世感にも圧倒されたけど、こちらもなかなかの街並みです。
彫刻が施されているのは教会の建物の一部。
地下のカタコンベ(墓)には街の観光案内所で申し込む必要が
実は私はここにはついていっただけなので、よくわかってなかったのですが、今この記事を書くために色々調べていると、教会の地下にはかなり大きなカタコンベ(地下墓地)と礼拝堂があることがわかりました。そこにいくには街の観光案内所で申し込んでガイドさんと一緒に行かなきゃいけないそうです。写真撮影は不可とのこと。
Chateau du Roi (King’s tower)からの見晴らしが最高
とりあえず教会の方から移動。
あちらに見えるのがchateau du roi 。これはイングランド王ヘンリー3世の命によって建てられたもの。フランスとイングランドは領土争いをしていた時代なのですが、ノルマンディーやアンジューを正式に放棄してフランス王への臣従を誓う代わりに、ボルドーからこのあたり一帯の地域の領有を認められていたそうです。
向かう道の時代感といったら素晴らしいです。
そしてこの見晴らし。
この街発祥!13世紀からの伝統の “正統派?”マカロンはこちら!
日本の女性も大好きなマカロン、あれは実は「パリ風マカロン」で、こちらのサンテミリオン発祥のマカロンの方がずっと歴史が長いのだそうです。
今でも覚えてますが、食感は普通のマカロンとは違いました。柔らかいながらサクッとしてる感じでもあり。素朴な感じのお菓子で、パリ風マカロンみたいな気取った感じはないですが、これはこれで結構美味しかったです。
数時間の立ち寄りでしたが、今でも非常に印象深いサンテミリオン。ワイナリーもありますし、付属のお店もいっぱいあってワイン好きな方には泊まった方がいいくらいの素敵な街だと思います。
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