さて、海外発券の中でも、クアラルンプール発は安いとあって、ANA、JALに限らず修行僧の聖地と化してるクアラルンプール。
でも、それ以外でも日本人の移住の人気ナンバー1となっていたり、何かと話題の地となっています。
マレーシアは多民族国家で、マレー人が一番多いのは当然なのですが、華人も人口の1/4を占めていて、経済的にも影響力が大きいため、マレーシアの文化の多様性の主軸の一つとなっています。
そんなクアラルンプールに3〜4月に3週間ちょい滞在してきたのですが、私は昔、イングランドに留学していて、当時のクラスメートの一人が中華系マレーシア人でした。
そういうわけで、彼女に連れていってもらったり、教えてもらった中華店の数々をご紹介したいと思います!
RESTORAN WIN HENG SENG ローカル感たっぷり!英語があまり通じないかも?!
ここは、パビリオンからもほど近い立地で、私が滞在していたTribecaというホテルレジデンスからも徒歩2〜3分ほどだったので、友達が「ローカルな中華食べたいなら」とピックアップして教えてくれました。
そういうわけで、到着して数日後の朝に行ってみたのです。
正直、勇気いりました、一人で入るのに(笑)
で、入る時に目が合った店のおじさんに、英語で「テーブルについていいですか?」と聞いたら、「アン?」と聞き返され、どうやら英語が通じない。
マレーシアは旧英領なので、みんなレベル差あっても喋るのかと思ってたので、「あ、あれ?」とたじろいでいたら、おじさんが何と近くのテーブルで食事中の若い女性(お客さんですよ)に通訳させるじゃないですか(笑)
で、どこでも好きなところに座っていいんですよ、と言われたので、空いてるところに座って、店内を見回したら、その女性が来て、
「飲みたいものは?食べたいものは?」と訊いてくれまして、どうやらシステムとしては、
- 飲み物はそこらへん歩いている人に頼み、飲み物が来たら、その場(テーブル)で支払う。
- 食べ物は、店内にある麺類の屋台のようなところに行って、頼み、どこの席かを指差しなどで伝えて、席で待つ。ついたらやはり引き換えで支払う。
という感じになってました。
で、その女性に「オススメは?」ときくと、「肉団子とヌードルかしら…」というので、じゃあ、それで、となり、「汁なし?あり?」「えっと、じゃあ、なしかな…」
という事で、注文してもらいました。本当にありがとう、助かりました〜。なんども言いますけど、彼女、お店の人じゃなくてお客さんですからね(笑)
ただ、多分上のシステムわかってれば、自分で注文できると思います!おそらくお店の人も、簡単な英語は通じます。私はわかってなかったので、助けが必要でした(笑)
なかなかの雰囲気ですよね…
こちらは、teaと注文したもので、なんかミルクティーでした。
私は中国茶が来るかな、と思ったんですけど、旧英領だからか、単なるteaはこうなるのかな…ちなみにイングランドではストレート(ミルクティーではない)の紅茶のことをBlack teaと言います。
そして運ばれてきたのがこちら。サイズはsmallを選んだと思います。値段なんですが、確か8〜9リンギットだったと思います。日本円で200円台だなと思いながら食べてた気がするので。
で、感想ですが、まだちょっとローカルモードに慣れてなかったので、お店の衛生状態が気になってしまい、ちゃんと味わえなかった…かもしれません(笑)
ただ、スープは美味しく、肉団子の食感が不思議で、こういう場所に慣れてる人なら美味しいと思います。麺の方は麺の食感が小麦っぽい感じで、多分好きな感じなんですが、何分店の雰囲気に慣れてなくて味わえなかった(汗)
なので、東南アジアの屋台慣れしてる方などにオススメしたい感じでしょうか?
LITTLE WOK ーパビリオンのフードコート
というわけで、ちょっとそこまでローカル感いっぱいのお店に馴染めなかった私が、Tribeca滞在中にほぼ毎日来てたのが、このフードコートです。
パビリオンの地下階にある、巨大なフードコート。お店は沢山あるので、いくつか試しました。
チキンにライスとか、マレー系なお店も試したのですが、中華っぽいお店としては、ここ。
メニューはこんな感じで、写真の雰囲気で選びました。大体セットで12.4リンギットというのが多かったですね(2019年3月)。日本円で330円くらいでしょうか。
これはYong Chon Fried Riceというメニューです。セットにしてこんな感じ。チキンチャーハンみたいな感じですね。スープにサイドディッシュもついて330円くらいなので、やっす!という感じです。フードコートなので飲み物は普通にペットボトルの水飲んでました。
私はこの薄い卵焼きがついたサイドディッシュの味が好きで、このチャーハン自体も美味しくて、2回食べました。ローカルなお店より若干高めですが、日本からすると誤差の範囲ですよね…
キレイなところで食べたい、という女性の方にはオススメ。
Robinson Food Court ー KLCC内にあるフードコート
パビリオンのフードコートはとにかく巨大でしたが、ペトロナスツインタワーの中にあるKLCCのロビンソンフードコートは中華のお店が集中してる感じの、もう少し落ち着いた雰囲気です。
ここでは、友人とそのパートナーと3人で食事しました。なので、気づいたら彼らがこれらの料理を買って来てくれてて、値段とかがわからないのですが(この日は彼らの奢りだったので…)
3品とも美味しかったです!特に手前の牡蠣と卵の料理がめちゃめちゃ美味しかった!
グリーンティーと言って冷たい緑茶ありました。あの甘いやつ?と思ったけど、甘くなかったです。
こちらはデザートとして。「ちょっと試して欲しいだけだから完食しなくてもいいよ!」と言われたけど、ミルクの中に甘い小豆が溶け出している?という感じのデザートで、これはお汁粉にも通じていて、普通に美味しかったです。
Grand Harbour – 美味しい飲茶をいただきました
ある土曜日に、友人とランチに向かったのが、このブキッ・ビンタンにあるお店です。
パビリオンからも近い、ファーレンヘイトというビルの中にあるお店。
ファーレンヘイトの中から行くと分かりづらかった、裏から入ると良かった、的なことを友人はつぶやいてました。
こんな感じの席です。駐車場が見えるように、地上階です。
お店は中華系の人でいっぱい!
こういうメニューが渡され、チェックをつけて店員さんに渡すシステム。大体200〜300円くらいで、心置きなく頼めますね(笑)
でも、前菜からきて、最後にデザート、みたいに来るのではなくて、あるものからどんどん来るみたいで、最初に来たのがエッグタルトだった(笑)
それから野菜炒め。
そして鶏の足の揚げ物(!)と海老餃子。
こちらは椎茸?と鶏肉の蒸し米、ちまきみたいな食感で、よく味が染みてていい感じ!
こちらワンタンスープかな。ワンタンが美味しかった!
ところで、連れて来られる時にDim Sumと友人が言ってて、「?、わからない」と言ってたのですが、点心の広東語読みらしいですね。「これって飲茶(ヤムチャ)って言うんじゃないの?」って聞いたら、「う〜ん、私たちは通常、点心って言うかな…飲茶でもいいんだけど」と言われたのですが、今調べたら、点心はこれらの料理のことで、飲茶というのは、お茶を飲みながらこれらの料理を食べること自体を言うのだそうです。
ちなみに友人の母語は北京語。(ただし英語と北京語が彼女にとって同じ使用レベル)
中華系の彼女も「ここ、安いし結構美味しいからいいでしょ」っていう、オススメのお店ですよ。
KEDAI MAKANAN BAN LEE – ローカルな肉骨茶のお店!
最後にご紹介するのは、肉骨茶(バクテー)のお店。
何やらマレーシアに来たら、旧英領時代の苦力(中国人労働者)の食文化の産物である肉骨茶というものを食べるべきだというではありませんか。
肉骨茶とは、苦力たちがスタミナ補給のため、当時は肉を削ぎ落とした後に、まだ肉が少し付いている骨を薬膳スープで煮込んだというもの。なんだか薬膳というところも気になる。
なので、その興味を友人に話してみたら、持ち帰りができるお店ということで連れて来てもらいました。
ここもなかなかのローカル感漂ってますね(笑)
包丁が中華系の感じですよね!
友人が私に英語で確認しながら広東語で注文してくれました。でも、英語でも問題なく注文できるみたいですよ(友人曰く)。聞かれたのは、「このお麩入れる?」とか、そんな感じだったかと。
で、こういう感じで持ち帰りになります。これ、デリバリーもそうなんですが、すごく強度のありそうなプラスチックの袋にご飯とかスープとか入ってるんですよね(笑)でも、全然漏れることがないので、慣れるとこっちの方が使いやすいような気がしました。
1食目はまだ温かかったので、こんな感じでお麩多めで食べました。
お代わりもこんな感じ。
残りは冷蔵庫に入れといて、翌日は鍋で温めて、
お肉もたっぷりめで。
なるほど〜、という感じです。薬膳といって「無理」と思う方も多いかもしれませんが、そういう感じではなく、苦手な人も少ない風味じゃないかな?普通にあっさりした出汁のきいたスープで、ほんのり薬膳風味という感じ。伝わるかな(笑)
で、確か25リンギットほどだったのですが、3食分くらいあった(笑)
なんだか確かに冷房のきいた部屋にいることが多いKL生活の中で、内臓に優しいというか体に良さそうな気がしましたね。プラシーボ効果かもしれないけど…
前にディーン藤岡氏がテレビですごくこだわってるのを見ましたが、ここのは本格的な感じなので彼も納得するような気がする。
今度、その場で食べてみようかな〜と思ってます。
というわけで、クアラルンプール、中華、華僑料理のレポでした!
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