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【世界遺産ロワールの古城巡り:ショーモン城】カトリーヌ・ド・メディチとノストラダムスの有名な逸話も残る、当時のままの城

フランスのお城といえば、誰もが思い浮かべるのはヴェルサイユ宮殿。確かにヴェルサイユの規模とか壮麗さとか豪華絢爛さは世界一レベル。

でも、パリや周辺の観光は何度かされている方なら、他の地方の観光もしてみたいですよね。
今、パリは毎土曜に黄色いベスト運動が行われてるので、土曜を含めて別地方に行く、というのもいいんじゃないかと思います。

ロワール渓谷にはヴェルサイユよりさらに200年ほど前の歴史が残る古城が点在し、世界遺産となっています。

今回はその古城シリーズの中ではシュノンソーやシャンボール城に比べると若干地味なんですが、カトリーヌ・ド・メディチが所有していて、ノストラダムスが彼女にヴァロワ朝が終わることを予言したという逸話も残るショーモン城からご紹介します。(単純に自分が行った順にご紹介)

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パリから車でロワール渓谷へ

この時は元相方が運転する車で向かいました。パリから車で大体3〜4時間というところ。

フランスの田園風景が広がります。私はいつも藁があんな風に丸型にまとめられてるのが可愛いなと思います。

この時泊まったのはノボテル アンボワーズ。その名の通り、アンボワーズにあってアンボワーズ城も望むことができます。

ダイニングからの眺めが良くて、外で食べることもできるし、朝食もノボテルは美味しいと思う。オススメのホテルです。

agodaで見るHotels.comで見るエクスペディアで見る

ホテルから城へ。こじんまりした人口1100人ほどの旧市街

朝、ホテルを出てショーモン城へ向かいました。ショーモンの街並みが既に旧市街地という感じですね。

 人口は約1100人くらいだそうです。

ショーモン城に到着。

駐車場に車を停めて城内に入りました。このお城の歴史はなんと10世紀まで遡ります。ブロワ伯によって造られました。平安時代ですね。とはいえ、ピエール・ド・アンボワーズの謀反により、ルイ11世がこの城を破壊したため、現状のお城は15世紀に15世紀に再建されたものです。日本は室町時代ですね。

 なだらかな勾配を上がっていきます。 まさに横に流れるロワール川。 お城の建物が見えてきました。

広々とした庭園と、15世紀から残る塔。

庭園も素朴な感じの草花を中心によくデザインされてて素敵です。この庭園はイギリス式。

このお城は、あのカトリーヌ・ド・メディチが所有していたのですが、シュノンソー城と引き換えに亡夫アンリ2世の愛妾だったディアーヌ・ド・ポワティエに渡します。

16世紀の様子がそのまま感じられるお城の建物の中へ

いよいよ建物の中へ。元々、ブロワ伯が10世紀に建てた時は要塞でした。この建物自体は15世紀に再建されたものだそうですが、どことなく要塞を思わせる風貌です。


礼拝堂 ステンドグラスが美しい

城内には礼拝堂がしつらえられていて、窓や階上から覗き見ることができます。


ステンドグラスが絵画の構図を持っていて、とても美しいです。

占星術師、ルッジェーリの部屋

カトリーヌ・ド・メディチは占星術師を多く抱えてました。こちらはその1人の部屋。

ブレてます、ごめんなさい。

カトリーヌ・ド・メディチの寝室

あの毒殺を得意としてたというカトリーヌ・ド・メディチの寝室ですね。彼女はイタリアからフランスに料理人などを多く連れて行き、それによって今に至る洗練されたフランス料理というジャンルができたと言われてますよね。アイスクリームとかも当時から食べてたそうです。

タペストリーも当時のもの。

その他の室内

他にも15〜17世紀のインテリアを見て回ることができます。紋章とか好きなので撮ってきました。

 タイルも素敵。

タペストリーにも注目

15~17世紀のタペストリーにもご注目。

 こちらは衛兵室。

天井裏に隠された武装品の数々!

何やら階段を上がりますと、階下の壮麗なインテリアとは打って変わって、無造作に無造作に武装品が納められた部屋になっていました!

 天井裏の窓から見えるロワール川 絵の構図になりそう。

 この隙間って、ここから矢を放つようになってるやつですね(多分。よくある、ヨーロッパの城にはこういう隙間。日本のお城にもありますよね!)


というわけで、ここを最後に建物から出ました。

建物の裏手に回ってロワール川を望む中庭へ

庭園の方から見た建物も素敵でしたが、裏側はまた少し雰囲気が違いますね。
 鐘所も間近に見られました。

19世紀の厩

中庭を進んで厩の方に行きます。この辺りはブロワ公が19世紀に造っています。

アバンギャルドの庭

フランスはクラシックな建造物、街並みと現代のアバンギャルドという文化が共存する国ですが、このお城にもこうした前衛的なアートがしつらえられています。

木に梯子がかけられてたり、小屋が木の上にあったり。

そしてロワール渓谷の古城巡りは続く

こうしてまず最初にショーモン城を訪れ、2時間弱滞在しました。

横に見えるのはカトリック教会(聖ニコラ教会)

とりあえず次に向かいます。

ブルターニュ地方やイングランドでよく見る建物があった。

フランス関係はしばらくこのシリーズが続きます。

パリからロワールの古城を回るには…

我々のように車で行くと3時間ほどで着きますし、便利ですが、外国でレンタカーを借りて運転するのが不安な方の方が多いですよね。

パリからTGVで行ってもいいですが、車なくロワールの古城巡りを個人でするのはキツイかと…
そこで私はツアーをオススメしたいです!→日帰り&日本語ガイドさんがつくツアー

 

ロワール渓谷(古城巡り)
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水野珠子

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マダムSFC改め、水野珠子と名乗ります。本名じゃなくてペンネームです(みずたまと略したい)。
イングランドとパリに住んだことあるアラフォー。まだパリにいた2017年に一時帰国を3回とそれに合わせて石垣2回行ってANAプラチナ到達、そしてSFCゲット。
ステータスのために飛行機に乗る「修行」はしない主義。必要な分だけ乗ります。
40代として辛くない程度にバジェット旅が多いです。
ヨーロッパだけでなく、最近は東南アジアを中期滞在していくノマド経験も共有していきます!
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