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【ANAが2年連続3位】2018年Skytrax社のランキングに見るスターアライアンスと中東、アジア系の質の高さ

もう何日か前ですが、Skytrax社が2018年の格付けを発表しましたね。

以前はANAのサイトなんかで、5スターを獲得!とかよく自慢してるのを見かけましたが、割とスルーしてました(笑)
今回もANAは5つ星を獲得して誇らしげです。

今回は、こういうブログをやってるもんですから、ちゃんと見てみることにしました。そこで実感したのがタイトルの通りです。

あくまで一つの指標に過ぎないので、これが全てでは絶対ないですが、この指標においては、ANAはJALを大きく引き離してますね。

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Skytrax社とは?

ロンドンに拠点を置く、航空会社や空港の評価を行なっているリサーチ会社ということです。

このアワードは1999年に始まったようですね。

自社評価だけではなく口コミサイトも活用。もしかして、だから英語圏乗客には特に丁寧?!

さて、私はこれまでこの格付けは、ミシュランの格付けみたいに、Skytrackの方で独自にやってるのかなと思ってましたが、それと同時に、こういうレビューサイトも運営していて、ここでの評価もポイントに入れているみたいです。

しかし、これを読んでて思いました。「英語だけじゃん」と。

もちろんネイティブじゃない人の微妙な英語での書き込みも沢山ありますが、しかし例えば日本人の多くの人は、英語で書き込みなんてしないですよね。多分多くのフランス人だってしません(笑)

それでですね、私、思っちゃったんですよ。

ANAに集中する前はね、結構外資の航空会社に乗ってたんですが、

なぜか日本人CAが私と隣の客(イギリス人だったり)とで態度が違うな

と時々感じてたことに。

ANAはみんなに丁寧ですけどね、なぜか外資系の日本人CAは、全てじゃないですが、そんな傾向があります。

そしてその国の人かわからないけど、とにかく日本人じゃないCAの方が圧倒的に親切で丁寧。

いや、アメリカ系のアメリカ人乗務員はそんなにですけど、意外とヨーロッパ系とかターキッシュエアラインズとかCAの皆さん、すごくにこやかで親切な感じがする。

でも、外資の日本人CAさん達、隣のイギリス人のおじさんにはOh~!とか、バリバリの笑顔で対応してるのに、私に突然能面のようになったり。

英語モードと日本語モードの違いか?と深く考えないようにしてたんですけど(言語によってキャラも多少スイッチが切り替わることはあります)、正直日本人と英語圏の人の印象は変わってくるような気がする。

2018年、トップ10のうち、実に5社がスターアライアンス。アジアと中東で9社。

以下が2018年の上位10社です。スターアライアンスは赤字。
1. シンガポール航空 (2017年度 2位)
2.カタール航空   (2017年度 1位)ワンワールド
3.ANA  (2017年度 3位)
4.エミレーツ  (2017年度 4位)無所属
5.エヴァー航空 (2017年度 6位)
6.キャセイパシフィック (2017年度 5位)ワンワールド
7.ルフトハンザ  (2017年度 7位)
8.海南航空 (2017年度 9位)無所属
9.ガルーダインドネシア (2017年度 10位)スカイチーム
10.タイ航空 (2017年度 11位)

これを見ると、スターアライアンス強いですよね!ワンワールドが2社、スカイチームが1社という中、5社もスターアライアンス

特に今年はシンガポール航空が2008年以来の王者奪還。

また、アジアと中東系の航空会社で占められる中、唯一のヨーロッパ系であるルフトハンザもスターアライアンス。

ANAは昨年に引き続き、映えある3位を獲得です。

上位10社は急上昇したというのはなくて、昨年とあまり順位が変わらない会社が多いですね。

5つ星を貰ったのはどこのエアライン?JALは今年初めて5つ星を獲得

JALは悲願の5つ星を今年ようやく獲得したみたいですね。昨年16位、今年13位。

とりあえずアライアンスごとに見ていきましょう。(Wikipedia(英語)より)

*スターアライアンス

ANA2013年から6年連続
アンセット オーストラリア
(倒産)
2001-20022年連続
アシアナ2007年から12年連続
エヴァー2016年から3年連続
ルフトハンザ2017年から2年連続
シンガポール2001-2002, 2004, 2006年から13年連続
(最強!)

シンガポールはもちろん、アシアナも結構長いこと5つ星ですね。ANAももう安定と言っていいでしょう。

*ワンワールド

 ブリティッシュエアウェイズ2001年
 キャセイパシフィック2001-2002, 2004, 2006年から13年連続
 JAL2018年やっと
 カタール2006年から13年連続
 マレーシア2001, 2005-2013年まで9年連続

カタールはさすがですが、キャセイも結構すごいですね。

*スカイチーム

 ガルーダ インドネシア2014年から5年連続

1社だけかーい!

*無所属

エミレーツ、エティハド、海南

やはり中東。しかし海南航空は日本人は中国系の仕事でもしてない人はそんなに馴染みなさそうですけど、評価高いですよね。

総合すると、やっぱり獲得した年数を考えてもスターアライアンス優位。ワンワールドはカタールの力がすごいですが、キャセイもなかなかやりますね。

部門賞でもANAがJALを大きく引き離してる!

客室乗務員賞

ANA 3位 JAL 7位 
総合では13位でもJALはここでは上げてきてますね。やはり日系はこうでなきゃ。

ちなみに1位はガルーダ、2位はシンガポール。9位までアジア系で、10位に中東のカタール。欧米系では12位のオーストリア(スタアラですね!)がトップ。

ビジネスクラス賞

ANA 3位  JAL 14位
え?なんでそんなに差がついちゃうの?って思いますね。JALのビジネスに乗ったことないのでよくわからないですが、どうなんでしょう?ちなみに1位はカタール、2位はシンガポール。

エコノミークラス賞

ANA 5位  JAL 10位

これは驚きの結果なんですが、JALは「エコノミークラス席」では1位に輝いてるんです(ただ、この賞は順位は発表されてなくて、各エアラインに贈られた賞の一覧でわかるようになっています)。これはエコノミークラスシートだけのことではなくて、機内食やサービス、エンタテイメント諸々を含んでのようですね。

ちなみに1位から4位までは順に、タイ航空、シンガポール航空、カタール、エミレーツ。ここもスターアライアンス強し!

プレミアムエコノミー賞はJALが優位に

ANA 11位  JAL 8位

シートピッチとかJALの方が若干広いですからね。この部門の1位はニュージーランド航空。カンタス、シンガポール、ルフトハンザ、エールフランスと続きます。

エールフランスのプレエコ、日系よりもいいのか…、ちょっと気になります。

機内清潔で賞  ANAが1位!!

ANA 1位  JAL 5位

やりました!やっぱり日本は清潔さが売りですもんね。2~4位はエヴァー、アシアナ、シンガポール。

空港サービス賞

ANA 2位 JAL 7位

これは地上職員のサービスの質と考えれば良いのかな。1位はエヴァー。タイ航空が3位。

機内エンタテイメント賞ではJALがわずかに上位

ANA 20位  JAL 17位

両者低め。でもね、これはSkytrax社の人も、サイトでレビューした人も、日本人あまりいないからしょうがないかもしれませんね。映画は字幕ついてることが多いけど、TV番組にはついてないような。私はこんな感じで利用してます

こんな感じですね。

機内食賞、各クラスの1位だけ判明

機内食賞もあるようなんですけど、各エアラインに贈られた賞の一覧から1位だけわかるようになってますね。

それによると、

エコノミークラス:タイ航空

プレミアムエコノミー:アエロフロート・ロシア

ビジネス:オーストリア航空

ファースト;エールフランス

でした。もっとせめて5位くらいまで発表してほしいなあ。

やはり、CAの地位とか、そういうのが反映されている?

オイルマネーで潤っている中東系はともかく、アジア系航空会社が強いことに関して、シロート考えです。

よく言われるのが、「アメリカでは誰も別にCAに憧れなんて抱いていない」ですよね。

日本も昭和とかに比べると、女性も職種の幅がかなり広がったので、そこまでではなくなりましたが、やっぱり今でも「素敵な女性が多い」職種な気がします。

それから、日本では何においてもアメリカのことが「欧米」のこととして考えられがちなんですけど、ヨーロッパの客室乗務員はアメリカと雰囲気違います。

正直いうと、ヨーロッパ系も「美男美女」が多いです。ルッキズムを言うつもりないんですけど、アメリカとは立ち位置違うんじゃないかと思ってます。

それにしても、シャルル・ド・ゴール空港でANAのCAさんが乗り込むところ見たことありますが、みなさん乗り込む時に誰ともつかない客の待合室の方を向いて一礼されてました。

そして驚くべきは、先ほども書きましたが日本人以外のCAさんもすごく丁寧な方が多いです!羽田からフランクフルトに乗った時の、ルフトハンザの金髪ゲルマン美女も中身は日本人みたいでした!

近年急降下のアシアナ、偏っているエールフランス

以前のランキングを見てると、アシアナは2009年に3位、2010年には1位を取り、結構なトップクラスを走ってたんですが、今年は24位。

例の機内食問題?!なんて思ったんですが、前年も20位ですね。ここまで下降してるってどうしたんでしょうか。経営陣が変わったのかな?今度暇があれば調べてみます。

あと、エールフランスは25位なんですが、ファーストクラス機内食、ファーストクラスラウンジの食事、ファーストクラスのアメニティ、そしてヨーロッパのファーストクラスでは1位に輝いています。どんだけファーストクラスに注力してんのよ、エールフランス。もっと庶民も大事にして欲しい。

でも、元パートナーは(もちろん社費で)以前フライングブルーのプラチナ(これが最上級)になるほどエールフランスのビジネスに乗ってたのですが、数回ファーストにインボラされたそうですが、「う〜ん、確かにちゃんとしたベッドがあったのと、Lenotreのケーキが食べられたのは良かったけど、自分はビジネスの方がいい」と謎のことを言ってました。

いかがでしたでしょうか。必ずしも一つの会社の指標と自分の感想が一致するとも限りませんが、このブログを読んでいらっしゃる方にはなかなか興味深いランキングだと思います。

私はタイ航空に乗ってみたくなりました。→後に乗りました。

【バンコク/スワンナプーム】夜明かしラウンジ巡り!エバー→ターキッシュ→タイ航空ロイヤルシルクと3ヶ所制覇!徹底レポ
エコノミー利用でもコンコースDのロイヤルシルクラウンジは使えるよ?23時すぎから翌朝8時台までの9時間ほどを完徹で過ごすため、3つのラウンジをホッピングした時のレポです!各ラウンジの随所を写真におさめてきました!

時々、「SFC取ったから、ANAかスターアライアンスに偏っちゃうなあ。」と少し考えたりしてましたが、このランキング見てたら、SFC取って良かったーって気分になってきました(笑)

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飛行機、空港、四方山話
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水野珠子

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「フランス人の面の皮は分厚い〜日本人が学びたい個人主義という自由〜」
マダムSFC改め、水野珠子と名乗ります。本名じゃなくてペンネームです(みずたまと略したい)。
イングランドとパリに住んだことあるアラフォー。まだパリにいた2017年に一時帰国を3回とそれに合わせて石垣2回行ってANAプラチナ到達、そしてSFCゲット。
ステータスのために飛行機に乗る「修行」はしない主義。必要な分だけ乗ります。
40代として辛くない程度にバジェット旅が多いです。
ヨーロッパだけでなく、最近は東南アジアを中期滞在していくノマド経験も共有していきます!
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