前回の記事で、中世のコスチューム着たオペラのチケット売り(と言っても委託外部業者?)からチケットを買った経緯を書きましたが、今回はいよいよそのウィーン国立歌劇場でオペラを見た経験を書きたいと思います。
ちなみに海外発券でコスパ良く「修行」されてる方で欧州発に目を向けるならウィーンは推しです。
デメルでザッハトルテを食べた我々は、街歩きしやすいカジュアルな格好をしてたので、オペラには着替えなきゃね、ということでホテルに戻りました。
ホテルはノボテル ウィーン ハウプトバーン(Expedia/Agoda/Hotels.com)ですが、オペラまで時間がないので1Fのフロアのダイニングでシュニッツェルを注文して慌てて食べました。
このね、カツレツ自体は好き。でもこのラズベリーソースつけて食べるのはよくわからない。フルーツ基調のソースはフレンチにもよくあって美味しいのに、ちょっとこれはよくわからない。基本的にゲルマン系の国はソースのセンスはないと思う。
でもカツレツもポテトも美味しかったですよ。
ノボテル ウィーン ハウプトバーン(Expedia/Agoda/Hotels.com)
オペラの最高峰の一つ!ウィーン国立歌劇場に潜入!
夜のオペラ座。やはりオペラ座というのは昼の部より夜の部が盛り上がりますからね、昼に見た時よりも神々しい姿。
別の角度から。
いよいよ中へ!
すぐ入ったところのホールです。
正面の階段から見上げます。
階段を上がって行きます。
豪華なエントランスです。
エントランスではクロークがあるのでもしコートなど邪魔であれば預けることができます。
私たちは個室席だったので、かけるところがあるから預けない方がいい(並んだりしますからね)ということで預けませんでした。
エントランスから中に入った休憩所で、ここで始まる前や幕間に何か飲み物を買ったり、ちょっとした軽食も買えます。立食のような感じでテーブルはあります。
エントランスホールとは違った趣向。
さすがの装飾ですね。
こちらは休憩所からまた奥に入ったところの部屋。シャンデリアが素敵ですね。
エントランスの方に戻って劇場内に向かう先で。
いや、本当になかなか豪華絢爛なオペラです。
実は私はバレエファンで、以前イングランドに住んでたこともあってロンドンのロイヤルオペラは10回以上は行っていて、パリのガルニエ宮も何度も行っています(ただ最近、なぜかパリ・オペラ座バレエはクラシックをバスティーユでやる傾向があって、モダンをガルニエでやるので、やはりクラシックを見たい私はガルニエに行く機会が減りました)。
パリのガルニエ宮はもう隙がないくらい壮麗なバロック調の内装、圧巻ですが、ウィーンのこちらも少し落ち着いていているものの、やはりため息が出るほど美しい内装ですね。
正直ロンドンは歴史も違いますがかなり見劣りします。世界三大オペラ、ミラノはまだ行ったことないですが、やはりパリとウィーンは今まで行ったどのオペラと比べても別格です。
いよいよ劇場内へ!同じ個室でも価格は1/5!激安の席へ
私はバレエを見る時はすごく席にこだわっていて、オーケストラストールという1階の席を取るようにしています。
でも、オペラは全く知らず、正直「バレエは見えなきゃ意味がないけど、オペラは聴こえてたら見えにくくてもいいか」というオペラファンには怒られそうな考えで(笑)40€台という格安の席を買いました。
中に入ると、結構広くて廊下のような部分があり、そこにコートなどをかけるところもあります。
席から撮った劇場内の様子。パリガルニエにも個室席はありますが、少ないです。こちらは2〜4階部分は全て個室なんですね。私たちは2階というか3階というか、オーケストラストールを1階と数えるなら3階部分の横の方です。
オーケストラがよく見えますね。
まだ前列席の方が来てなかったので、バンバン写真撮ります。私たちの席は私が2列目、相方が3列目と椅子が1個ずつ配列されてる感じだったのですが、前列の席はおそらく200€超えますが我々は40€台です。それもそのはず、2列目からだと見にくいです。
この後、開演前には満席状態です。
いよいよ始まりました!激安席はどう?
上演中はもちろん写真は撮れません…
途中から、立って見てました(笑)
私たちの後ろには席はないので、向こう側の個室席も皆後ろの席の人たちは立って見てましたね(笑)
最初は上半身を伸ばすようにして見てたのですが、相方が後ろから私を立たせてきたので、立ったらよく見えました。疲れたら座ってと。
もちろん歌声はよく響きますので、我々としては非常に満足でした。見たのは「サロメ」という演目で、ドイツ語の歌はよくわからなくても、何となくわかりますから退屈しませんでした。主役の方のソプラノも素晴らしかったけど、男性の歌い手にも感動。
カーテンコール。立って撮影。
ただ、バレエだったらこの席では絶対満足できないかな(笑)
やっぱりパリはバレエ、ウィーンはオペラを観るところ、という感じですね。ウィーンのバレエ団も、日本人が誇る中村祥子さんが昔ソリストで在籍してましたが、世界的に見たらパリ・オペラ座のバレエ団よりは格が下がります。でもオペラではパリはあんまりそのイメージないですが、ウィーンはミラノと並んで本場中の本場ですからね。
オペラは良席はかなり高いのですが、あなたが私たちのように、「ウィーンに来たからには、この世界三大オペラ座でオペラを見たい」って感じでしたら、このように格安席がありますからオススメです!
私たちは客引きから買いましたが、そういうのは不安に思う方も多いと思いますので、事前にオペラ座のサイトから購入するのが安心です。私もそうしたかったんですが、売り切れてました。
海外のオペラ座って敷居が高い!服装とかドレスアップしなきゃいけないの?ほか注意点
いえいえ、そんなことはないです。イブニングドレス着た人は少数で、むしろ安席でロングドレスやタキシードも奇妙かなと思います(笑)と言っても、スニーカーにジーンズのような格好では浮きますので、オフィスカジュアルのような格好であれば良いと思いますね。
もう一つは、劇場内では飲食禁止ですが、もちろん休憩中などにペットボトルの水などを飲むことは大丈夫です。
結構乾燥して咳が出たりすると周囲への迷惑も気になって落ち着かないですから、ペットボトルの水はあった方がいいですね。後、飴とか持ってると咳が出にくいので、念のため1〜2個持ってるといいですよ!
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鑑賞の後は、美しくライトアップされたウィーンの街並みを楽しんで
オペラ座を出てつくづく思ったのは、ウィーンはパリやロンドンと違って「閑静な」都市だなあということです。素敵な建造物が美しくライトアップされてるのは同じなのですが、本当に人口密度が低いので、何だか幻想的なんです。
オペラの余韻もある中で、夜の散歩は格別です。
日本語でなんていうのか調べたら、新王宮でした。
ウィーン市庁舎。私のiPhone6sのカメラでは綺麗に撮りきれず。
ちょっと〜この観光都市がこんなに人がいないって勿体無い!って思うほど閑静です。
オペラの後の夢から覚めることなく、続きみたいな感じです。
こうして大充実の1日が終わりました。
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