実は、というかプロフィールにも書いていますが、私は羽田空港は地元と言ってもいいくらいのところに生まれ育ち、今またその実家で暮らしています。
そういうわけで私にとっては、羽田でトランジット、ということはないのですが、前に海外発でチケットを買って、トランジットで石垣や宮古に行っても値段があまり変わらないな〜などと見てまして、そういう場合に羽田でかなり長いトランジットになる場合もあることに気づきました。
また、何年か前に、UK時代の友人が在住しているカナダから実家の香港にANAで帰ったことがありまして、その時もトランジットが長いので連れ出して食事したことがありました。
皆さんどう過ごされてるんでしょう。
地元人として、羽田での長時間トランジットが日常茶飯事だったり、羽田近辺泊が多い方に向けて、新たに「羽田空港周辺のご案内」というカテゴリを作ってみることにしました。
今回は、お一人でも楽しめるB級グルメのご案内です。
下町感あふれる京急沿いでB級グルメの王道、ラーメンを楽しもう
羽田空港の飲食店では、私はつるとんたんが好きです。うどん好きなもので。
でも、ラーメン気分のことも多いですよね?もちろん羽田空港にもラーメンの名店が色々出店していますが…、空港の出店って、ちょっとラーメン屋の「地元感」が薄れてると思いませんか?
ラーメン屋って、その地元の場末感だったり、店主の生活感だったり、そんな雰囲気の中で食べるのが私は好きです、個人的に。
そして、羽田空港をちょっと出た京急沿いって、まさにそういうラーメン屋が地道に頑張ってる町なんですよ。蒲田までいくと、名店も多くなりますが、今回はそれより手前の、より地元感あふれる穴守稲荷と大鳥居のお店をご紹介。
「中華そば さとう」煮干しダシの優しい味わいが地元を超えて人気の名店
こちらは食べログでも3.6の評価を超える人気店で、地元民だけじゃなく、わざわざ電車に乗って食べにくる人もいるくらいです(口コミを読んでると)。
羽田空港から京急に乗って、国際線ターミナル駅からだと2駅目(5分くらい)の穴守稲荷駅から徒歩やっぱり5分くらい。1時間くらい外に出ていられる時間があるからパッと出て食べたい、という感じでも間に合うかなと。
最近はラーメンといえば豚骨が人気で、他にも味噌ラーメンとかが多いですが、こちらは煮干しの出汁のスープで、昭和の正しい「中華そば」と行った感じ。私は最初に食べた時、ものすごくノスタルジックな気分になりました。大体中サイズ600円に玉子100円を合わせる感じです。玉子の茹で具合もいい感じに半熟です。
ちなみに私はいつも食べそびれてますが、なぜかカレーも出されてます。結構評判もいいのですが、夜の時間帯だと終わっちゃってることが多いです。あっさりした味わいのラーメンとカレーの組み合わせ、いいですよね。
「イレブンフーズ源流 」これは漢のラーメン!とんこつベースに乗せものたっぷり
こちらもラーメンファンには人気のお店。新馬場の本店の息子さんが、この大鳥居のお店をやってらっしゃるそうです。
こちらは穴守稲荷駅の隣、大鳥居駅から徒歩10分くらい。このへんはトランジット向けのホテルも東横インを筆頭に多いので、お泊まりの方にはちょうどいいかもしれません。
こちらは上のお店とはうって変わって、ガツンとパンチあるとんこつ系ラーメン。とんこつに昆布だしも感じるので、ものすごくクドイって感じでもないです。ちょっと中年女性である私にはこってり感がありましたが、ワカメとキクラゲがラーメンと合ってて嬉しかったです。ざく切り玉ねぎも面白い。
それからこちらのチャーシューがとろけるように柔らかく、美味しかったです。がっつりラーメン食べたい!という方はぜひ。
「汁なし担々麺 ちりちり」高速口脇にあるお店で山椒のきいたオリジナルメニュー
高速道路入り口の横にあるマンションの1階店舗にあります。ここも大鳥居駅からが近いですね。セガ本社側の出口から出て、環八沿いに空港方面に向かって歩くと、5分くらいのところにありますね。
ここって結構何年かサイクルでお店変わっちゃうんだそうですが、一応3年もってるとのこと。
私は昔、都内の別の下町に住んでた時に、中国人がやってるバリバリの中華料理屋で汁なし担々麺に出会い、ハマりました。そういうわけで汁なし担々麺と聞いたら行かずにはいられませんでしたね。
ここに行ったら、まず玉子スープ出されました。ちょっと寒くなりかけの時期だったので温まりました。 そしてしばらくしてこちら。こちらを自分で混ぜますと、
こんな感じ。食べてみると、昔中国人(と言っても確か四川出身ではなかったと思うので、必ずしも本流かどうかは知らない)が出してくれた小麦感感じる麺の食感とは違いましたが、これはこれでなんとも言えないオリジナルな食感の麺で面白い。そして山椒がピリッピリです。
山椒の辛さっていうのは面白いですよね。唐辛子と違って、辛くて辛くて食べづらいってことはない、でも確実にピリピリしてて、これを口にしてから水を飲むと味が変わってレモン水みたいに感じます。
並盛600円にしましたが、中盛りでも良かったな〜。ま
とんかつ激戦区の蒲田でもここが2大双璧!「丸一」と「檍 」は並ぶ時間があるなら是非!
蒲田は餃子でも有名ですが、とんかつも食べログ高評価点がたくさん出てくる激戦区。蒲田は京急で京急蒲田に出るのも速いですし、蒲田と空港を結ぶシャトルバス(途中、大鳥居に止まるのみ)があります。こちらに宿泊される方は多いと思いますので、もしタイミングがあって30分くらいの並び時間も大丈夫そうなら、是非名店をお試しください。
「丸一」なんと食べログでは4点以上の超人気店!
こちらは常に蒲田のとんかつ激戦区のトップをひた走る、名店です。京急蒲田から徒歩5分ほど。
オリンピック蒲田店のそばです。
こんな感じの定食。ご飯おかわり可能。
いやはや。衣のサクッと感。そしてお肉の柔らかさと、ジュワッと肉汁が口に広がる感じ。お肉に甘みがあります!
こちらは違いますが、特上ロース定食だと2600円と蒲田的には高めですが人気で、すぐなくなりますよ!
「とんかつ 檍 (あおき)」お肉の甘みが引き立つお塩で食べるのがオススメ!
こちらも食べログで3.8を超える大人気店。やっぱり40分ほど並びました。
こちらはJR蒲田に大分寄ってます。京急蒲田からも徒歩10分くらいですが、タイミングが合えば空港からは蒲田駅までのシャトルバスに乗った方が楽かもしれません。(→時刻表) こちらもこんな感じの定食。
こちらも衣の香ばしさと共に、脂の甘みを感じるジューシーなお肉の感触が口に広がる絶品トンカツです!
このお店の素晴らしいところは、ソースの他に、お塩が何種類も用意されていること。イタリアの天日塩とかウユニ湖の塩とか、パキスタンの岩塩、なんてあります。ソースも普通に美味しくて、キャベツに合いますね。とんかつの方は一切れずつ試してみましたが、やはり岩塩が美味しかったです。
「とんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺ」隣接するカツカレー屋さんで絶妙なハーモニーを!
そして隣接するのが、こちらのカツカレー屋さん。お店の前には、「とんかつ檍」への列と「いっぺこっぺ」への列と2列に分かれてるので、並ぶ時は前の人に一応訊いた方がいいですよ。私たちの時は、こっちの方が大分早めに入れました。10分くらいだったかな。
とんかつはお隣と同じとんかつということですから、こちらも絶品です。そしてカレーも結構美味しかったですよ。
誰かが「カツカレーって究極の組み合わせ、これ考えた人天才」って言ってましたが、ほんとそう思います。サクサクのカツとカレーを合わせて食べる至福…そのお肉は極上の柔らかさ。
気分によって使い分けたいところです。
いかがでしたか?羽田空港でラウンジや空港のお店を渡り歩くのも良いけれど、その周辺にも下町ならではのグルメに溢れてます!
このあたりはCAさんも多く住んでますから、実は女性ウケの良さそうなお店も結構ありますし、住宅も多いですから、お子さん連れにオススメなスポットもあります。こちらのカテゴリもどんどん書いていきたいと思いますので、羽田でのトランジットの多い方、泊まりの多い方、是非是非フォローなどお願いします!
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