以前、ハンブルクやブレーメンについてご紹介しました。



そのハンブルク、ブレーメンなどとハンザ同盟を組んでいたのがリューベックという都市。
ハンブルクは北ドイツの主要都市として、ブレーメンは日本人にも馴染み深い「ブレーメンの音楽隊」で有名ですが、その二都市と比べるとリューベックはややマイナーな感じがするかもしれません。
でもね、世界史の教科書にはこう書いてある。
リューベックを盟主とするハンザ同盟は、14世紀には数十の加盟市を数え、地中海沿岸以外の全ヨーロッパで商業活動を行い、また共同の武力をもって、政治上でも大勢力を形成した。
おおお…
世界史では確かこの3つを覚えましたが、リューベックが盟主って記憶してなかった。当時解答ミスしてたかも(笑)
というわけで、ブレーメンに負けず劣らず中世感が味わえるリューベックをご紹介します!
ハンブルクから電車で44分
例によってハンブルク駅近くのカフェで朝ごはんを食べてから電車に乗り込みましたが、コーヒーと駅で売ってる大好きなLAUGEN ROLL(←rollは多分ドイツ語では違うかもな…名前覚えられなくていつもググるのですがプレッツェルに似た記事で長いパン)を持って乗り込む電車。
リューベック中央駅から市街地まで
そしてリューベックに到着。駅舎はやはりドイツの駅らしい赤煉瓦ですね。今の駅舎になったのは1908年ということです。
駅舎の方から見る市街地。ホルステン門と、背後にリューベック大聖堂が見えます。
ブレーメンも音楽隊を模したオブジェだけじゃなく、豚のオブジェなどがありましたが、リューベックも。
で、この写真を撮ってたものの、これは何の動物だろうと調べたら、日本語で言うところの「レイヨウ」でした。
レイヨウ?と知らなかったのですが、さらに調べるとウシ科の動物でウシかヤギにそれぞれ近いとか…
広場の入り口には左右にライオン。
ホルステン門(世界遺産)
この広場にそびえる双尖塔のレンガゴシックの建築がホルステン門。これは15世紀に町の防衛のために建てられたそう。ちなみに誰かの像?(ハリボテかな?)が建ってますが、これはおそらく2013年の一時的なものだと思います。
街の方から見えるホルステン門
近づいて細々としたところを見たり
少し引いて町側のサイドの全体像を見てみたり。
煉瓦造りの建物と石畳の路地が素晴らしい
このリューベックは旧市街自体が世界遺産となっていて、ホルステン門や教会など、どれもこれもシンボルに見える素晴らしさなのですが、こうした小さな路地も古い煉瓦造りの建物が並んでいて、とても風格があります。
道も石畳になっていて、幅が狭いのが中世の名残を感じて素晴らしいです。
買い物にも困らない中心部
こうしてみると、街全体が中世〜近世の雰囲気のまま保存されてるかのようですが、中心部の方はお店が沢山並んでいます。ヨーロッパはこのように1階部分だけお店にしていて、うまく雰囲気が壊れないようになっていることが多いですね。
実は私もH&Mで買い物しました(笑)
この時は6月末で、私は当時住んでいた英国から飛んできたのですが、そこが割と陽気だったんです。
なので初夏仕様で北ドイツ来たら日本の3月とか11月初旬みたいな気候だったという…
たまりかねて上着買いました。
素晴らしい木琴演奏
マルクト広場の方へと歩いていくと、木琴三重奏が聴こえてきました!
近づいてみると1人はまだ小学生くらいの男の子でした!
2013年のことなので今は大きくなっているでしょうけどね…
ドイツを歩いてると、そこかしこで生演奏が聴こえてくるのが贅沢だな〜と思います。
他にもヴァイオリン演奏とかチェロ独奏とかにも遭遇したり。
↑ちょっと近くの修復工事の音が入っちゃってますが、聴いてみてくださいね!男の子の腕前、すごいです。
マルクト広場にある市庁舎
旧市街の中心であるマルクト広場にある市庁舎。
最初にここに市庁舎が作られたのは12世紀。そして1266年に神聖ローマ帝国の自由市になると、新しい市庁舎の建設が行われ、この視聴者の原型になっているということです。
丸い穴のある壁は13世紀に作られたそうです。このゴシック様式の建物の原型ができあがったのは15世紀半ばで、16世紀にはルネサンス様式の装飾も加えられています。
この青銅色の尖塔は13個あるとのこと。
リューベックと貿易をしていた各都市の紋章だそうです。
上の丸い穴は風穴だそうで、バルト海からの強風を通すためだそうです。
バルト海からの風もあって寒いのかな…
裏手に回ったところです。

私、このようなKindle本を出してます!(KindleUnlimited対象)
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