昔から、通ぶって「花の都なんて言うがパリなんて本当は汚い」という人がいますが、近年は特に増えた気がします。
何となくパリが素敵、と言うのがダサい、というような風潮がありますね。
でも、それは犬の糞が落ちてるのを見かけるとか、古い車体を使っているメトロとか、つまりクリーンではない部分がある、という意味であって、
景観としてはやっぱりパリは計算し尽くされた街並みの元、これほど美しさの規模が大きい都市もない、と思います。
ここに混乱が生じてる原因は、日本語の「きれい」には英語で言うならbeautifulとcleanの2つの意味が混在していますが、英語だけでなくヨーロッパ言語ではこの2つは全く違う。
cleanではない(と言ってもパリ全体が汚いわけではないんですけどね…)から「きれいじゃない」という発想に繋がってる気がします。
なので言いたいのは、パリは汚い(部分もある)かもしれないが、美しいのは間違いない、ということです!
言ってみれば超絶美人が髪をあんまり洗ってなくて脂ぎってても、美人は美人ってことです(笑)
で、そんなパリの美しさが凝縮されているのはシテ島やサン=ルイ島を中心としたセーヌ川周辺だと思うのですが、クルーズは最高でした!というお話です。
オンラインで公式から購入可!大人14€、子供6€とお手頃
日本語の代理店とかだと食事付きのしかないようで、確かにクルーズしながらの食事も素敵なのですが、とりあえずクルーズだけしたい、という方は
バトームッシュの公式サイト(日本語)から購入できます。
1時間ほどのクルーズで大人14€、子供6€です。(2019年)
乗り場〜チケットを見せて乗船
数年のパリ生活を終え、国に帰るという友人夫婦と一緒に乗船!
この奥で友人がプリントアウトしていたチケットのバーコードを見せて通るという感じでした。
船着き場のところでしばし並んで待ち、どやどやと乗り込みます。
後ろか前の方、ということで後ろの方に座りました。
そして動き出す船
アレクサンドル3世橋 Pont Alexandre III
まずアレクサンドル3世橋が見えてきます。
こちらはロシア皇帝アレクサンドル3世とカルノーフランス大統領の友好が結ばれた記念として、アレクサンドル3世没後の1900年にニコライ2世より寄贈された橋。
このニンフの像を正面から見られるのもクルーズならではですね。
とにかくこれ、続く全ての建物がランドマーク状態です。
こちらはブルボン宮殿
オルセーとルーブル
パリを代表する2大美術館も見えてきました。
とにかくランドマークが続々
とにかくこのセーヌ川の両岸にランドマークと言える建物、建造物がずーっと並んでる状態です。
Institut de France(フランス学士院)
こちらは多分パリ造幣局(Monnaie de Paris)
ポン=ヌフ。アンリ4世像が見えます。ここからシテ島。
橋の下を渡る時は盛り上がります。
ノートルダム大聖堂
ノートルダムが見えてきました。
火事で焼け落ちてしまった部分です。
昼間はこんな感じでした。

そしてサン=ルイ島の方へ。
川岸でパーティ状態
Uターン
サン=ルイ島のシュリー橋を超えたら船がおもむろに向きを変えて戻っていきます。
サン=ミシェル橋。
アルマ橋のズアーブ兵の像。ナポレオン3世のアルジェリア歩兵だそうです。この足元まで水位がくるとセーヌ川が氾濫している、という目安に使われているとか。
船は出発地点より少し通り過ぎ、エッフェル塔の麓まで来ます。エッフェル塔は夜になると毎時スパークリングするので、非常に綺麗ですよ。
今からバトームッシュ(パリ、セーヌ川クルーズ)の記事をアップするのですが、その時に撮ったエッフェル塔がシャンパンフラッシュしてる様子です。 pic.twitter.com/RDiXRq1l5v
— マダムSFC@飛行機に乗るだけの「修行」はしない (@sfc_madame) October 17, 2019
本当に綺麗な1時間でした。
帰り道。
パリはベタに観光しよう
若い人に多いと思うのですが、「ベタな観光地を回るんじゃなくて、もっと現地の人みたいな過ごし方したい」って人多いと思います。
でも、パリの人ってどこまでも歩くような人が多いのですが、その理由はこのパリの街並みを楽しんでいるから、って人が多いですよ。
友人同士で食事した後に、1時間くらいぐるぐる歩きながらその風景を楽しんでいます。
パリは何回行っても、住んでいても、同じ場所でも季節によって全然味わいが違いますし、その美しい街並みや建造物を堪能しないのはステーキを頼んで付け合わせの野菜しか食べないようなものです。
あまり時間を取っていない方もぜひ!ベタに観光してみてくださいね。
コメント