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フランクフルト空港から早朝向かったハイデルベルク城にいよいよ入城!(2)ロマネスク〜初期ゴシック様式と700年の時を感じる貴重な建築様式を堪能!

さて、フランクフルトに早朝到着したなら、時間の有効活用にピッタリなハイデルベルク城。前回は徒歩で登って入城するところまででした。

フランクフルトに早朝着?時間を有効に使いたいならハイデルベルク城に直行で!(1)
早朝にフランクフルトに着いたなら、ハイデルベルク城に直行で!激安の高速バスがあるし、全く無駄な時間がなく観光満足度も抜群に高いプランです!成立から700年以上と言われている古城と、美しい旧市街の風景に感激すること間違いなしです。朝5時20分の到着からハイデルベルク城に入るところまでのレポです。

↑早朝着いて、時間を無駄にすることなく、超格安の高速バスを使ってハイデルベルク城に到着するまでの行程などを書いています。

今回は、いよいよお城の敷地内に入り、その様々な建築様式を堪能したレポです!

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朝9時前に城館に囲まれた敷地中央の広場に立つ

さて、入場料を支払って中に入ったものの、ケーブルカーがまだ走ってないためか、人っ子一人いませんでした!しかも雪がちょっとチラつく中、かなりの異次元空間!

ハイデルベルク城は長らく廃墟だったのを、19世紀末ごろに修復工事が行われたのですが、他の近世以降のお城みたいに館内が再現されてるわけではありません。

ですから修復されているとはいえ、廃墟感も残されたまま遺跡のような形での見学になります。

まず城内中央の広場に入ってみると、いくつもの城館に囲まれて中世情緒がものすごいです。

オットハインリヒ館。その名の通り、当時のプファルツ選帝侯だったオットー・ハインリヒによって16世紀に建てられました。この建物はドイツにおける初めてのルネサンス建築ということです。

エコノミー棟。事務室と厨房があったところだそうです。

フリードリヒ館。選帝侯フリードリヒ4世によって17世紀に建てられたそうですが、その17世紀末に大火災があり、1764年に再建されたそうです。
  
とにかく、人が全くいなくてたじろぐほどでした。この空間に私だけって(笑)

 

 城門塔からシュトュックガルテン…中近世に迷い込んだような空間

広場の方からシュトュックガルテンの方に出ると、また違った角度からの城の光景が楽しめます。近世以降の美しい城も素晴らしいけれど、こういう中世〜近世の城が廃墟になった姿をそのまま味わえるのはすごく面白かったです。
   

シュトュックガルテン(大砲の庭園)に出ました。
  
城門塔。城の主要な入り口になってます。
  

フリードリヒ5世が妻のために作らせたと言われるエリーザベト門。 

シュトュックガルテンから城下を眺めます。
 

シュトュックガルテンの方から眺めるループレヒト館、王の広間、図書館塔、城門塔など。

とにかく上から眺める旧市街が美しくて見飽きることがありませんでした。

大樽塔へ潜入!4代目、1751年に設置された大樽が格納された倉庫へ!

王の広間に隣接している大樽棟は、宴会のワインの貯蔵庫として16世紀に建てられました。

建物入り口にすぐカーテンが。プファルツ選帝侯の紋章かな?一瞬たじろぎましたが、中からカーテンをめくって出てくる人がいたので、「入っていいんだ」と入りました。

最初にこちらの樽が見えますが、メインの大樽ではないです。

ちなみにこんな感じになってて、朝早いので店員さんとかはいませんでしたが、メニューなどがあったので、ちょっとしたカフェとして営業されてるみたいでしたね。昼近くになればやるのかも。

そして一つ目の大樽の脇の階段を下がっていくと、

4代目の大樽が格納された部屋に出ました。

階段を登って、大樽の上に行ってみました。
  ちなみに私が上から階段で降りてくる際に日本人のツアーの方々が来られて、この人形と壁にかかっている柱?についての説明がされてたのですが、狭くてつかえてしまうし、ツアーじゃないのに説明を聞いてしまうのもきまりが悪いので、立ち止まって確認できなかった…

 

庭園へ抜ける道すがら。火薬塔など

 大樽塔を出て、城内の中心部から抜けることにしました。この写真の坂を登ったところに見えるおみやげ屋さんで、元相方のお父さんへのクリスマスプレゼントに陶器のビールマグを買いました。ブロンドの店員さんが上手な英語で色々説明してくれました。ダメ元で包装してもらえるか聞いたら(ヨーロッパってクリスマスの包装は自分でやったりするんですよね。しかもドイツはエコ大国だから包装とかしてくれなさそうなイメージが)やってもらえました。日本のクレジットカードを使ったら、「アリガト」って言ってもらえたな〜。

とりあえず、城内から建物は大分堪能したので庭園に向かうことにしました。
シェッフェルテラス。この上に建物を造る予定があったとか。

裏側から見るオット・ハインリヒ棟。
  
火薬塔。プファルツ継承戦争の時にフランス兵によって爆破されてしまったそう。

   通りがかりに見つけた井戸。

 

城館庭園(ホルトゥス・パラティヌス)から眺める旧市街。しつこいけど本当に絶景

火薬塔のところをぐるっと上がってくると城館庭園に出ました。

 
とりあえず庭園もぐるっと。

おそらく噴水でもある彫刻があり、そのさきのところで人々が覗いでいるので何かな?と近づいてみました。
 
覗くと中はこんな感じ(入れないようになっているので柵越しに撮影)。水のアートのための洞穴ということだけど…

そしてこの庭園もまた展望台のようになっていて、旧市街とネッカー川が一望できます。  ハイデルベルク城を入れて写してみました。本当に写真では伝えられないくらい、この光景には感激します。   もう一つ。夏だとネッカー川の色ももう少し映えるのかもしれませんね。この日は雪がチラチラしていて、すごく寒かったです。

 

時期はクリスマス直前。城を後にして旧市街のクリスマスマーケットへ!(また今度)

  とりあえず帰りも徒歩でお城脇の道を通って下っていきました。もう既にケーブルカーは動いているのに、徒歩で上がってくる人結構いました。ケーブルカーも趣あって良さそうですが、歩くのが好きな人はオススメですよ。

 城から降りたらクリスマスマーケットで賑わう旧市街を散歩しました!

長くなったので、また後日旧市街の様子と、フランクフルトの街まで出て名物のシュニッツェル(仔牛のカツレツ)とアップルワインを楽しんだレポをアップしますね。

 

2回に分けてハイデルベルク城をレポしましたが、朝から行って、最初の20分ほどはあの城内にお客さんがおそらく私だけ、という非常に貴重な経験をしました。徒歩で上がっていくときも1人で、しんしんとした中、中世の城に入っていくのは本当に異空間に迷い込んだかのようでした。

フランクフルトに早朝ついて、何しようかな〜と迷われてる方には絶対朝からのハイデルベルク城、オススメですよ!

ドイツ
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マダムSFC改め、水野珠子と名乗ります。本名じゃなくてペンネームです(みずたまと略したい)。
イングランドとパリに住んだことあるアラフォー。まだパリにいた2017年に一時帰国を3回とそれに合わせて石垣2回行ってANAプラチナ到達、そしてSFCゲット。
ステータスのために飛行機に乗る「修行」はしない主義。必要な分だけ乗ります。
40代として辛くない程度にバジェット旅が多いです。
ヨーロッパだけでなく、最近は東南アジアを中期滞在していくノマド経験も共有していきます!
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