先月末、7泊8日の日程で行ってきた沖縄本島ですが、その間中台風が停滞していて、影響を受け続ける羽目に。

そのおかげで、座間味への船も欠航続きで、「これじゃせっかくシュノーケリングマスクやライフジャケット持ってきたのに、個人シュノーケリングできない!」と焦り気味で現地で調べて出した代替策が「やんばる急行バスを使うと、無料のシャトルバスで古宇利島のスポットに連れてってくれるらしいので行こう」というものでした。
慌てて探し出したこの代替策でしたが、すごく良かったので、ご紹介します。
船に乗らないでもバスで行ける古宇利島って?
先日も書きましたが、沖縄本島自体は、海遊びにあまり自由がなく、個人でシュノーケリングを楽しんだりできないようです。

そういうわけで、シュノーケリングなどしたければ、ツアーに申し込むか船で離島に渡るのが普通ですが、今回は台風の影響のため船が欠航してしまいました。
ところが!バスで行けてしまうのが古宇利島なのです。
古宇利島〜今帰仁城跡無料シャトルバス/やんばる急行バスサイトより
上の地図のように、今帰仁(なきじん)城跡からシャトルバスに乗って、古宇利大橋を渡って行けてしまう離島なのです!古宇利島でシュノーケリングスポットとして、トケイ浜というところが有名なのですが、そのビーチがあるハートロックというところまでシャトルバスで連れて行ってもらえます。
そんな素晴らしい無料シャトルバスの利用資格とは?やんばる急行バスの利用客であること!(当日のみ有効)
それはやんばる急行バスを利用して今帰仁城跡まで乗車する、ってことです!急行バスの運転手さんが車内で利用希望者を確認してくれ、確実に連絡してくれます。車ナシにはありがたすぎる制度!やんばる急行バスとシャトルバスの時刻表
私たちは県庁北口から朝8時50分のバスに乗りました。ここから今帰仁城跡までは2,000円でした(2018年9月末時点)。帰りは今帰仁村役場までシャトルバスに乗って急行バスに連絡する形なのですが、なぜか距離が長くなるのに1,800円でした。謎なんですが、何はともあれ、那覇のど真ん中から往復3,800円で行けるということです!船で座間味など慶良間諸島に行くより安い!ただ今帰仁城跡まで約2時間半です。
長旅なので途中で10分ほどの休憩がありました。
休憩所では紅芋ソフトを食べました。美味しかった。
バスもなかなか快適で、ついウトウトしますが、見える光景にも飽きませんよ。
今帰仁城跡に到着!いよいよ無料シャトルバスへ
今帰仁城跡に着くと、やんばる急行バスから連絡を受けたシャトルバスが待っていてくれました。最初お客さんは私と友人、あともう一組で計4人でしたが、途中で外国人2人も乗ってきてました。私たちのようなやんばる急行バス利用客以外には、地元の人も乗れるんだそうです。
バスは普通の路線バスといった感じなのですが、違うのは運転手さんがひっきりなしにおしゃべりしてくれる事です(笑)これが一般的なバスガイドさん以上で、面白い方でした。もう1人女性の運転手さんも同乗していて、帰りは交代してました。
途中、道の駅で止まり、絶景が見られるという事で指示されたとおりのところに行ってみます。
外観はビビッドなピンクのシャトルバス。道の駅ではサーターアンダギーやパンもビーチで食べられるように買っておきました。
なるほどの絶景。向こうにうっすら見えるのが古宇利大橋です。
いよいよ古宇利大橋を渡って古宇利島へ!嵐のJALのCMでも有名になったハートロックを目指す
運転手さんの面白い観光案内を聴きつつ、バスがいよいよ古宇利大橋に差し掛かったので、運転手席の方まで行って写真撮らせてもらいました。
古宇利大橋は色々CMにも使われてるようで、有名らしいですね。
この海の色!気分も高揚してきます。
古宇利ビーチですね。このビーチからして既に魅力的です。
嵐のJAL CMでも使われたハートロックに到着。ここから徒歩5分でトケイ浜へ。
そして到着。無料バスの運転手さんが「それじゃ、4時31分にね!」と降ろしてくれました。置いていきたい荷物があるならバスにそのまま乗せておくこともできるそうです。
ハートロックの看板。実は私は興味がそんなになくて(とにかくシュノーケリングがしたい!)行ってないのですが、帰りがけに友人が1人で行って撮ってきてくれた写真がこちら。
とりあえず、ハートロックはスルーして道なりに5分ほど歩くと
トケイ浜入り口でした。
ちなみに私たちはシュノーケリングマスクやライフジャケット持ってきたのですが、この手前に色々レンタルできるお店があります。帰りはそこでシャワー浴びました。
第1トケイ浜 潜った瞬間から魚と珊瑚だらけでビビる。
トケイ浜(とけい浜)は手前から3つに分かれていて、手前の小さな浜が第1トケイ浜になっています。まずは第1トケイ浜から入ってみることにしました。
台風の影響で波も荒めでしたが、ちらほら子供連れの方が目立ちました。
以下の写真は、GoProもどきの中国製カメラだけど激安の割には仕事してくれる防水カメラで撮影した動画のキャプチャです(動画の編集は大変なので)。
ちょうど干潮前ですが、膝くらいの浅いところから既に砂底ではない感じで、足で踏み入れる感じではないので入れそうなところから入ってしまいます。こんな感じ。右のオコゼっぽい魚、よく同化してます。足で踏み入れるとこういうの踏みそうで怖い。
こんな感じで、珊瑚が半ば干からびてるのかな?でも一部は健在、って感じのが腰より低い位置に広がっています。底は、こんな風に珊瑚が育ってるのかな?って感じで点々とあるので、浅いからって歩かない方が良さそう。踏んじゃうと珊瑚にダメージがあります。
干潮時とはいえ、全然背が立つようなところで結構立派な珊瑚群があって驚き。
ツノダシも泳いでる。
かなり多種の珊瑚。魚もいっぱい。
本当に狭い半径に多種の魚がいます。ビーチから小さなお子さんも気軽に入れるようなところにこれだけいるってすごい。
30mくらい泳いだら少し深くなるところがあったのですが、40cmくらいありそうな魚もウヨウヨ。
ムラサメモンガラもいました。石垣から波照間に行った時などはビビりまくりでしたが、産卵期でないので攻撃的な感じもしないので安心安心。
気になるデザインの魚たち。まずは地味なようで尻尾の青がアクセント。
白身魚?美味しそうな気がします。淡い色合いがいいですね。
こちらの魚も模様が独特で気になりました。
地味なようで模様が複雑で微妙にオシャレ。
第2トケイ浜は更にすごいことになっていた!しかし干潮時は浅すぎて逆に厳しい
第1トケイ浜からあがって、少し休憩してから、荷物を持って第2トケイ浜の方に移動しました。
あちら側の浜が第2です。ちょっと雲がかなり多くなってきてますね。
ド干潮です。もうここらへんから踏み出すのが厳しい感じなのでこわごわ入ってる友人。
ド干潮の時は膝くらいの深さでも海中はこんな感じ。
こちらの珊瑚に隠れて見えるのって蛸?まさかね?
こんな珊瑚がうじゃうじゃあるので、浅いからって立って踏み込まないように気をつけないと!です。
とにかく珊瑚群がすごい!これ、しつこいようですけど干潮なら立てるような(と言っても立たないように!)深さのところの光景なんですよ。
とにかく珊瑚がありすぎて、立てるところがない!浅すぎて逆に厳しいです。しかも波が高いというか荒かったので、ある程度クロールしたりしないと流されちゃうんですが、浅過ぎるとかくことさえ大変なんですよ。
やっと立てるところを見つけて立ち、上から撮ってるところ。青く光ってるのは魚です。
そしてここでカメラを水中につけたらこんな感じ。
とても歩いていいところじゃないです!しつこいですが珊瑚は踏んだらダメなので。
どうにか浅すぎず、ある程度泳げるところに。
こういう珊瑚群が岸からすぐのところにあるってビックリ。
本当に沖縄の魚の色合い、可愛いですよね。ケンゾー思い出す。
古宇利島のトケイ浜、とても1ページでは収められないので、次回に続きます。第3トケイ浜はあちら側。
注意点。干潮は浅すぎて逆に難しいかもしれない?
トケイ浜は間違いなく素晴らしいシュノーケリングスポットです。が、上でお伝えしているように、干潮前後はめちゃくちゃ浅くなり、すぐに珊瑚だらけ、足元も刺されたら不味そうなトゲトゲもあって、砂底が続くビーチと違って気軽に立っていい感じではないです。
珊瑚の赤ちゃんを踏んづけたらダメージを与えてしまいますし、またオコゼ?みたいな保護色で紛れて水底に貼り付いてる魚や、ウニに似たトゲトゲしたものを踏んづけると危ないです。
なので、干潮時はオススメしないです。
私たちも、「今度は満潮前後にしたいね」と言ってました。
でもスケジュール的に干潮になってしまう時は、逆にライフジャケットがマストだと思います。
というのはどんなに泳ぎが得意な人でも、浅過ぎる幼児プールみたいなところをずっと泳ぎの態勢で浮き続けるのは大変です。むしろ立てない深さの方が立ち泳ぎの態勢を取ったりして立て直しやすいのですが。
でもライフジャケットをつけていれば、楽に海底に平行に浮いてられるので、どうにかなりました。
あとマリンシューズも絶対必要です。
買わなくても、トケイ浜の入り口近くにお店があってレンタルできます。私は石垣の米原ビーチではライフジャケットは借りましたが、これからもビーチエントリーでシュノーケリングしまくると思ったので、2〜3回で元が取れる値段だし買っちゃいました。
ラッシュガードとかも怪我防止にあった方がいいと思います。
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